表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
護衛役は女の子っ!  作者: 春日陽一
はじまりのための“出会い”
17/102

第15話 えっ、認めてくれないのっ!?

「ウワァー」

アンジェは目の前の料理に今日何度目かわからない驚きを口に出した。

アンジェの前には昼の時食べたのとはまた違う料理が綺麗に並べられていた。

それに面接の時、会場だったこの部屋はその時とは比べ物にならないぐらいに一段と綺麗になっており、それにもアンジェは

「ワァー」

と言った。

「アンジェ、うるさい」

それをアージスが後ろからアンジェの頭をチョップして止めた。

「イテッ!だれっ!?

 って、あれっ、アージス?

 先に行ってたんじゃなかったの?」

「あー、こいつらを呼びに行ってたんだ」

「ん?」

そう言われてアンジェは、アージスの後ろを見る。

そこにはアンジェと同じ制服を着た二人の少年が立っていた。

「こいつらはお前と同じ俺の騎士だ。右から髪が黒い方がジルで俺の第二騎士、髪が金色の方が第三騎士のハルだ。

見ての通りの双子だ」

アージスがその少年達の紹介をする。

よく見れば髪の色以外似ていた、そしてもっとよく見れば少しながら肩が震えている。

「えっ、何で肩が震えてるの?」

アンジェはそう思いながら、

「はじめまして、ア・・いや、ラウルです。

 これから、よろしくお願いします。」

アンジェは危うく本名を言いそうになり、

「やばかった」

と思いながらも自己紹介を何とか済ませた。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

しかし、二人からの返事がない。

それはアンジェだけでなく、アージスも?と思い、

「おい、お前達、どうした?」

とたずねた。

すると

「「・・・・・・ィッ・・・」」

二人が同時に何か言った。

そして、次の瞬間、


「「僕たちは君をアージス様の第一騎士になんか認めないっ!!」」

とジルとハルが同時に大声でアンジェに向かって言った。


「えっ!?」

これにはアージスはもちろん、この部屋にいた従者達までもが驚き、みんな声を上げた。


「えっ、認めてくれないのっ!?」

そしてアンジェだけが遅れて驚いた様子で言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
苺なんて、嫌いだー!!←作者のブログです。遊びに来ていただけると、春日は喜びまくります!!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ