登場人物(※第一部<朝>の超ネタバレあり)
今日の夜までに~、とか言っといて、朝に投稿(汗)
登場人物の簡単な紹介と、第一部<朝>のあらすじ(超ネタバレ!!)を書かせていただきました。お暇な時にチラリとでも。
ちなみにもう一部投稿する予定です(今日は本編をお休みします。汗)
第一部<朝>
副タイトル「アヤメ」……よき便り、嬉しい便り
■登場人物(簡易版)
☆篠原 宰 (しのはら・つかさ)――主人公
東京から四国の梅桃町にやってきた訳あり少年。
不吉なことが起こるたびに【ニオイ】を感じる超人的な鼻を持つ。
☆科捩 あやめ (しなねじ・あやめ)――ヒロイン
神秘的な美貌の少女。宰の目の前で殺されたはずが、再び立ち上がる。
自分の血を操って【赤】という猛炎を放った。日本最強の血の妖術師。
☆刀条 源次郎 (とうじょう・げんじろう)――宰の後見人
見た目は60歳前後の老人。萌えノベルをこなよく愛する変態じじい。
実は、500年の時を生きた鬼人。全てを失った凄惨な過去がある。
☆氷室 京香 (ひむろ・けいか)――刀条家の家政婦
20代前半に見える儚げな美貌の人。ものすごい天然。
宰に山吹色の和服を何着も作った人(山吹の花言葉は「待ちかねる」)。
☆沖田 凜 (おきた・りん)――ヒロイン2
道に迷っていた宰を助けた正統派美少女。
明るくてしっかりした性格だが、たまに悪戯っぽい言動をすることも。
☆古賀 倭 (こが・やまと)――ダイシンユウ
宰に最初に話しかけてきた不良少年。大食いでロクでもない性格。
宰に「ヴィッキー」というあだ名をつけた。古都子の忍を恐れている。
☆田中 古都子 (たなか・ことこ)――ヒロイン3
天真爛漫な美少女。見ていると、なんだかとっても心が和む女の子。
素行の悪い倭によく話しかけるが、ウザがられる。たまに泣かされる。
☆斉藤 捺平 (さいとう・なつひら)――ニューハーフティーチャー
乙女な筋肉大おと――女性。常にハイテンション。別名「斉藤ナツ」。
化け物に襲われた宰の前に現れた際は、滅私奉公の寡黙な人物だった。
☆猿鬼 (えんき)――???
化け物に襲われた宰の前に現れた謎の男。真っ白な髪の持ち主。
青黒い中国服のようなものを身に纏う。人間離れした身体能力を持つ。
☆円城寺 (えんじょうじ)――宰の亡き恩人
一年前に亡くなった、宰のかけがえのない人。源次郎の古い親友だった。
☆桜瀧学園の同級生(時々思い出してほしい。笑)
・山田 (やまだ)……テンションが高い。背が低い丸刈りの男子生徒。
・津嶋 (つしま)……クラス委員。爽やかそうな男子生徒。
・梶山 (かじやま)……津嶋に紹介してもらった男子生徒。
・前島 (まえしま)……津嶋に忘れられた男子生徒。影が薄い。
・日野 灯 (ひの・あかり)……快活な女子生徒。古都子の友達。
・合田 博美 (あいだ・ひろみ)……古都子と日野の友達。
・宇田川 紗織 (うたがわ・さおり)……古都子と日野の友達。
・木下 穂乃香 (きのした・ほのか)……古都子と日野の友達。
・松浦 七星 (まつうら・ななえ)……古都子と日野の友達。
・2年E組の愉快な男ども……山田に紹介してもらった(?)人々。
(第二章「日は昇り、日は落ちて」3/11)
☆忍……ファンクラブの次元を越えた人々。絶対に姿を見せない。
①永島真咲の忍
三大勢力の一つ。噂によると女ばかりらしいが、男もいる模様。
彼女のカリスマに心酔しているようで、すっかり支配されている。
(宰はご本人を知らないが、一応生徒会長らしいことはわかっている)
②沖田凜の忍
三大勢力の一つ。嘘みたいに穏やかな忍たちが集まっている模様。
良識がある。普段は凜をサポートする程度に活動している。
③田中古都子の忍
三大勢力の一つで、最大の規模を誇る。最大の嫉妬魂を持つ人々。
古都子は忍の存在を知らないので、組織はとんでもない無法地帯。
古都子の無邪気さにツボる。そんな古都子を守ろうと日々「暴走中」。
ブラックリストナンバーワンの男・古賀倭には、凄まじい敵意アリ。
ちなみに宰も、倭のせいで古都子の忍に目をつけられてしまった。
(第三章「潜むモノ」4/8)
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ここから先、ものすごいネタバレになります。ご注意ください。
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■第一部<朝>のあらすじ
東京から四国の梅桃町にやってきた訳あり少年・篠原宰は、新しい生活を始めるため、後見人である刀条源次郎の元に身を寄せた。今までにない珍体験に翻弄されつつも、最初にできた友達・沖田凜や、ダイシンユウ・古賀倭、同級生の田中古都子たちに囲まれながら、穏やかな日常をスタートさせた。
だが宰には、不吉なことが起こるたびに「ニオイ」という異臭を嗅ぎ取る奇妙な能力「鼻」があった。そのため、ある夜、梅桃町でそのニオイを感じ取った宰は非常に驚愕し、とっさに石神山神社に逃げてしまう。そこで【堕ちモノ】という化け物に襲撃され、宰を庇った神秘的な美貌の少女・科捩あやめが、胸を貫かれて殺されてしまった。
強い衝撃を受ける宰だったが、そんな宰の前で、なんと殺されたはずのあやめが立ち上がった。彼女は指先の血を駆使して【血の妖術】の【赤】を使い、圧倒的な炎でもって化け物を焼き尽くしたのだった。
一連の出来事で「桜瀧村の闇」に足を踏みこむことになった宰は、村の秘密を源次郎から教えられる。【霊力】のこと、【堕ちモノ】のこと、不老長寿の【鬼人】のこと、最上位の怨霊【鬼】のこと……そして、今、桜瀧村で起きている【異変】のこと。
倭が、謎の白髪の男・猿鬼と同一人物であったことを知り、愕然とする宰に、源次郎は更なる衝撃の事実を口にする。今まで「人間」であることを疑いもしなかった宰が、生と死の境界が見えない【鬼人】であると言うのだ――。
おまえは人間ではない――その言葉に思考がうまく回らなくなった宰は、自分の部屋に引きこもる。しかし、凜からの電話で「自分がショックを受けていた」ことを初めて知った宰は、たとえ人間でなくとも、梅桃町・桜瀧村で一生懸命生きていくことを心に誓う。夜空の果てに、亡き恩人・円城寺の背中を垣間見て。
……上を見上げて生きていこう。そう思った。
けれど、宰は忘れていた。
数時間前、自分が感じ取った「ニオイ」のことを。
――何年も宰を苦しめてきた「アイツ」のニオイを感じ取った。
――その時、宰の近くには凜がいた。
――彼女を、絶対に一人にしてはいけなかったのだ。
電話の向こうで破壊音が轟き、凜が「ナニモノカ」に攫われてしまった。
ブログのほうにイラストつきの登場人物を作っております(あと、ちょっくら詳しい紹介も書いています)。なろうのマイページから行けるようになっているので、もしよければそちらも。
※海産物うんたらかんたら、という書庫に入っています。