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地上最強のオッサン、モチを喉に詰めて死ぬ!  作者: 81MONSTER
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第2話《ドンキー&ゴンゾウ》



 あれから、10年の月日が経った。



 ふたりは子宝に恵まれ、獣人族の王へとなっていた。



「タナちゃん、お腹すいたんに!」



 次男坊のゴンゾウが、タナトスを見上げている。彼は犬の獣人で、今年で7歳になる。



 その隣りでは、ゴンゾウによく似た男の子がいた。長男のドンキーである。ふたりは双子で、良く似ている。もっとも、サイズも中身もまったくの別人であった。



 ゴンゾウは小柄で小さかった。それに勝ち気で、ヤンチャな性格をしている。



 対してドンキーは大柄で温厚。とても優しい性格をしている。




「タナちゃん、僕もお腹すいたんに」



 ふたりとも、食欲が旺盛である。朝早くから目を醒ましては、タナトスに朝食をねだりにくる。ティラミスは朝が苦手のため、こんな早朝に起こそうものなら大目玉を喰ってしまう。




「ほな、狩りに行こか?」



 タナトスの言葉に、ふたりは笑顔を返している。



 子煩悩なタナトスは、多くの子供たちに好かれていた。なので何かをお願いする時は、ティラミスではなくタナトスの元へとやってくる。



「とりあえず、バナナや!」



 戸棚からバナナを取り出すと、ふたりに差し出した。



 栄養価が高いバナナは、朝食にとても適している。



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