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追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第1部 悪役令嬢の追放
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【検分Ⅱ】

南門の内側に集められたのは王家直属の騎士団だ。


警備兵詰め所を出たアランの目の前は小さな広場になっており、そこには既に20騎以上の騎士が集まっていた。


アランは馬上の騎士団長に近付いて声をかける。


「早かったね。」


「ええ、とにかく大急ぎで駆けつけました。ただ何分(なにぶん)にも急なご命令だったので()()数しか連れてこれませんでした。もっと必要でしたか?」


「いや、十分だ。」


「そうですか、それを聞いて安心しました・・・それでこいつは一体何の騒ぎなんですか?」


「まあ色々とあってね・・・それより今日は陛下の命令(ゆえ)集まってもらったが、実を言うと諸君らにしてもらう事は何もない。」


「集まっただけで、本当に何もしなくてよろしいのですか?」


「そうだ。間もなく大門が開き、アムロード侯爵家の儀仗兵(ぎじょうへい)が中に入って来るが、絶対に相手を刺激するな。これ以上の面倒事は御免だからな。」


「分かりました。」


「念のために言っておくが、儀仗兵(ぎじょうへい)を指揮しているのは()()マクミラン(きょう)だよ。」


「!」


「もっともマクミラン(きょう)相手にちょっかいを出して勝てる自信があると言うなら、無理に()めはしないけどね。」


「悪い冗談は()めて下さい。私もまだ死にたくはないので。」


「ハハハ、そうだろうな。それでは頼んだよ。」


アランはそう言い残すと、開門を待たずに王宮へと戻って行った。

次回「開門」は、12月27日(火)午前0時10分頃に公開予定です。


どうぞお楽しみに

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