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追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第10部 転生者
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【ラストロマンスⅡ】

そこは王族が来訪者と正式に会うための謁見所(えっけんじょ)ではなく、落ち着いた雰囲気の談話室(サロン)だった。


部屋自体はそれほど広くない。


そして目的の人物は目の前に座っていた。


サアラにとって、これほどの近距離で王妃を見るのは初めての経験である。


謁見(えっけん)に備えて正装しているサアラに対し、王妃の方は(いた)って普通の服装だ。


ケイトから紹介を受けたサアラは王妃に挨拶する。


「アムロード侯爵家のサアラ・アムロードと申します。本日は王妃陛下への謁見(えっけん)をお許し頂き、誠にありがとうございます。」


謁見(えっけん)というほど大げさなものではないわ。よく来てくれましたね、ミス・アムロード。」


王妃は微笑を浮かべており、少なくとも怒っているようには見えない。


『良かった・・・どうやらお(しか)りを受けるために呼び出された訳ではないようね。』


サアラは自分が知らないうちに王妃の機嫌を(そこ)ねていたのではないかと恐れていた。

そのため、王妃の態度は彼女を少しだけ安心させた。


「ケイト、あなたは下がって良いわ。」


「承知しました。何か御用の際はお呼びください。」


ケイトが退出し、談話室(サロン)にいるのは王妃とサアラの二人だけだ。


このタイミングを待っていたのだろう。

パトリシア王妃はサアラを震撼させる単語を言い放った。


「ラストロマンス」

次回「ラストロマンスⅢ」は、8月17日(日)午前7時10分頃に公開予定です。


どうぞお楽しみに。

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