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追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第9部 小さなメイド
248/273

【小さなメイドⅤ】

「私の侍女よ。」


「お嬢様付きの侍女でございますか!?・・・まさかリタの後任にするなどと(おっしゃ)るのではないでしょうね?」


「もちろん今すぐにという訳ではないわ。将来の進路として、侍女はどうだろうかという話よ。」


「そういう意味でしたか・・・ただお嬢様もご存知かと思いますが、侍女の適性は能力はもちろんの事、主人との相性が何より大切になります。そこは大丈夫でしょうか?」


「うーん・・・断言は出来ないけど、多分心配は要らないんじゃないかしら。少なくとも私は彼女の事が気に入っているし、彼女も私の事を嫌っているようには見えないわ。」


「左様ですか・・・」


「自分でもあまり説得力のある説明になっていない自覚はあるけど、相性って元々理屈を超えた世界でしょう?」


「承知しました。ただこの件につきましては決定事項とはせずに、一つの方向性として考えるという事でいかがでしょうか?」


「ええ。 急を要する話ではないし、もちろんそれで構わないわ・・・それにしても今は小さな彼女がどんな(むすめ)に成長するか、これからが楽しみね。」


ロビンの将来を(おも)うサアラの眼差(まなざ)しは、まるで母親のような慈愛に満ちていた。

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