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追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第9部 小さなメイド
246/273

【小さなメイドⅢ】

お屋敷にいるのはキッチンメイドだけではありません。


お洗濯をするランドリーメイドやお掃除をするハウスメイド、いろいろなメイドが働いています。


私もお手伝いをしたけど、どれも大変なお仕事です。


でもそのおかげで広いお屋敷にはゴミ一つ落ちていないし、ドアのノブや階段の手摺りだってピカピカです。


そして働いている()()()も汚れ一つない清潔な制服を着ています。


でも私が持っている服といえば、()ぎ当ての服しかありません。


そんな私のために、マーサ様がメイド用の制服とは別に、私がお屋敷に通うための小ざっぱりとした服を用意して下さいました。


私があまりみすぼらしい格好でお屋敷に来ると、家の「たいめん」に関わるのだそうです。


私の家の近所では、みんなが私と同じような格好をしていたため、それが当たり前と思っていましたが、このお屋敷ではそういう訳にはいきません。


ここは私が今まで生きてきた世界とは本当に何もかもが違います。


それから最近になって()()()驚く話をお嬢様からお聞きしました。


ランドンという遠いところにあるアムロード家のお屋敷は、ここよりもっと大きいのだと言うのです。


ここより大きなお屋敷って、一体どんなお屋敷なんだろう?

私には想像もつきません。


いつか行ってみたいなあ・・・


もしアムロード家の方々が私たちを助けてくれなかったら、私たちはとっくに路頭に迷っていたでしょう。


旦那様やお嬢様は、希望を無くしかけていた私たち家族に希望を与えて下さいました。


私はまだ小さいから見習いだけど、いつか一人前のメイドさんになってアムロード家のみなさんに恩返しする事、それが私の夢です。

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