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追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第8部 狙われたエドル
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【一夜の再会Ⅰ】

エドルが去ったダイニングルームには、サアラとクリストファーの二人だけが残された。


サアラは何かを話そうとしたが、彼女をじっと見つめるクリストファーの目は()()を許さない。


やがてクリストファーがゆっくりと口を開く。


「再会したら色々話す事があったはずなのだが、お前の顔を見たらどうでも良くなった・・・お帰り、サアラ。また会えて嬉しい。」


「殿下・・・」


クリストファーの暖かい心情が伝わってきて、彼女もまた胸を熱くする。


「ところでサアラ、明日の予定はどうなっている?」


その質問を予想していた彼女は、顔を曇らせながら返答する。


「申し訳ございません、明日には父と一緒に王国に戻るつもりです。」


サアラの答えを聞いたクリストファーは、あからさまに不満そうな顔をする。


「事件は解決したのだ。しばらくこちらに留まっても良いではないか。」


「そうしたいのは()()()()ですが、事件の後始末もございます。それに限定的ですが父の許しも得られましたので、この件が落ち着きましたら()()()気軽に公国を訪れる事が出来ると思います。」


「分かった。その代わり今夜は()()()()付き合ってもらうぞ。」


「明日の予定は大丈夫なのですか?」


「お前のためにスケジュールを開けておいたからな。問題ない。」


「それならば喜んでお付き合いさせて頂きます。」


この時サアラは歓迎会が深夜まで続く事を覚悟した。

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