表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第8部 狙われたエドル
235/273

【歓迎会Ⅴ】

「今宵は実に楽しい歓迎会となったぞ、アムロード卿。」


条件付きながらエドルの承認を取り付けた摂政は、晴れ晴れとした表情で感想を述べる。


「私こそ摂政殿下のお言葉に甘えて、ざっくばらんに話をしてしまいました。数々のご無礼の段、何卒(なにとぞ)お許し下さい。」


「卿はミス・アムロードが話していた通りの男だったな。回りくどくなく率直で、実に話が分かりやすい。」


「恐れ入ります。」


エドルはここが潮時と判断する。


「摂政殿下、もう(よる)()けて参りました。また殿下も行事の連続でお疲れと拝察(はいさつ)します。そろそろ失礼させて頂いても構わないでしょうか?」


「無論構わない。こちらこそ遅くまで引き留めてしまったな。名残惜(なごりお)しいがまた会おう、アムロード卿。」


「はい、是非とも。」


摂政の許可を得たエドルは、隣で帰り支度を始めようとしたサアラに声をかける。


「サアラ、お前は(しばら)く残って、摂政殿下のお話し相手をして差しあげなさい。」


「お父様!?」


予告なく突然(はっ)された父の指令に、サアラは驚きを隠せなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ