表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第8部 狙われたエドル
223/273

【再び公国へⅤ】

「リヴェラーノ伯爵がデール公国内で逮捕されました。」


予想もしないアランの言葉に二人は息を呑んだ。


「何でそうなる?・・・いや、それ以前に何で奴がデール公国にいるんだ?」


「現時点では何も分からないというのが答えになります。」


「他国の貴族を逮捕するからには理由があるはずです。リヴェラーノ伯爵の罪状は何なのですか?」


「公国からの公式書簡によれば、彼の逮捕容疑は国家転覆罪(こっかてんぷくざい)と書かれています。」


国家転覆罪(こっかてんぷくざい)!?」


「一体奴は何をやらかしたんだ!?」


アランの言葉に対して、サアラとエドルは()()同時に反応する。


「それも詳細は不明です。」


ここで一旦言葉を切ったアランは、いよいよ話の本題に入る。


「デール公国から届いた公式書簡はリヴェラーノ伯爵の逮捕を知らせて来ただけではありません。その先があります。」


「『その先』とやらが、我々が今夜呼び出された理由という訳だな。」


「その通りです。」


「公国の連中は何と言って来たんだ?」


「公国はリヴェラーノ伯爵が引き起こした国家転覆罪(こっかてんぷくざい)へのアムロード家の関与について、王国側の説明を求めています。」


『何の事だ???』


もはや相手が何を言っているのか分からなくなった父娘は今度こそ絶句した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ