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追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第8部 狙われたエドル
222/273

【再び公国へⅣ】

兵士たちと共にリヴェラーノ伯爵が退場し、謁見所にはクリストファーとビショップが残された。


「大した名演技でしたな、殿下。」


「どうだ、迫真の演技だったろう? 今頃奴は自分が本当に死刑なると思っているぞ。」


「・・・・・・」


『どこが迫真の演技?』というビショップの冷ややかな目線など、クリストファーは全く気にかけていない。

(あきら)めるように()()息をついたビショップは話題を変える。


「それにしてもまさかリヴェラーノ伯爵がミス・アムロードの殺害を提案してくるとは驚きました。殿下がリヴェラーノ伯爵をその場で切り捨ててしまわれるのではないかと、ヒヤヒヤしましたよ。」


「切り捨てても良かったが、後が面倒だからな。第一そんな事をしたら、せっかくの計画が台無しになる。」


「賢明なご判断です。」


「さてと、これで準備は整った。 いよいよこれからが本番だが、準備は出来ているか?」


「はい、王国宛の公式書簡は既に作成済みです。」


ビショップはそう言うと、一通の書状をクリストファーに差し出す。


書状の内容を最終確認したクリストファーは即決した。


「これで良い。」


「承知しました。それでは早速王国に届けます。」


こうしてリヴェラーノ伯爵の陰謀はデール公国という、サアラたちにとって全く予想外のルートから知らされる事になった。

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