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追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第8部 狙われたエドル
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【作戦会議Ⅱ】

「相手が動き出すまで()()()()待つなんて、そんな必要は一つもございません。はっきり申し上げて時間の無駄です。」


確信に満ちたマーサの口調(くちょう)()き付けられたエドルは、話の続きを(うなが)す。


「何か良い方法があるのか?」


「旦那様も(ほか)の方々も難しく考え過ぎなのです。よろしいですか、現在ハウスメイドは危険な敵地に(とど)まっています。(まわ)りが敵だらけの環境で()()自分の正体がばれるのではないかと()()()()しながら毎日を過ごしているのです。余程の訓練を積んだ者でない限り、このようなストレスに長時間耐える事は出来ません。(すなわ)ち早期決着を誰よりも求めているのが、他ならぬ刺客(しかく)自身という事になります。」


犯人側の心理を読む事で今後の展開を読み()こうとする名探偵マーサの推理は()え渡る。


「とにかく刺客(しかく)は一刻も早く任務を終わらせて、王都()屋敷()から出て行きたいのです。そうであれば話は簡単です。相手の心の(あせ)りを利用するのです。」


「どうするつもりだ?」


「相手が行動しやすいような(えさ)()きます。刺客(しかく)は旦那様を罠にかけ、自然死に見せかけて殺そうとするような卑怯者ではないですか!『罠には罠を』です。」


マーサは自信満々に()()言い切った。

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