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追放ルートを目指します!  作者: 天空ヒカル
第7部 デール公国
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【予期せぬ命令Ⅱ】

それは王国代表であるサアラに対して、デール公国から即時・無条件で帰国せよとの緊急命令だった。


命令文書は必要事項だけが書かれた簡潔なものであり、彼女を帰国させる具体的な理由は一切(しる)されていない。


『王国で何かあったようね・・・』


サアラは現在、王国の力が及ばない異国に滞在している。


それを十分認識しているアランならば、公国側が書簡の中身を検閲(けんえつ)した場合に備えて、わざと詳しい内容を(はぶ)いた可能性が高いと彼女は考えている。


王国での異変を直感した彼女だったが、帰国を実現するためには大きな障害が存在する。


『クリストファー殿下に帰国を報告しなければならないけど・・・』


現在の状況を考えると、クリストファーが帰国をあっさり認めてくれるとは()()()思えなかった。


クリストファーの反応を想像すると気が重くなったが、本国の命令が出た以上、避けるわけにはいかない。


いつものようにサアラの部屋を訪ねてきたクリストファーに対して、彼女は真剣な表情で話しかける。


「摂政殿下、折り入ってお話がございます。」

次回「本当の気持ち」は、12月2日(土)20時頃に公開予定です。

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