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【EX】CHAPTER Ⅰ 本編登場人物(登場順)

【EX】※本編の話数には含まれません。

現在ナンバリング作業中で本編は更新していませんが…

ほぼ筆者の為に人物紹介をまとめてみましたw

一番の理由は「ああ…コイツ、こんな奴だったのか」と筆者がそのキャラなり設定なりを思い出す為に作成しています。

ですので、ここに書かれる内容は今後の本編の内容に触れるかもしれない筆者の愛(ネタバレ)が含まれていますので、苦手な方はご注意して下さい(^_^;)



 #1 ムドー


 本編主人公。本名は五十嵐夢道。本人曰くフツメン童貞のフリーター、健康優良二十三歳児。

 髪は染めておらず、背は百八十三センチ。中肉中背で何故か襟足がやや長い。

 女性経験こそないものの奥手というわけでもない。巨乳と女性の腹筋フェチといった程度のアブノーマルに偏らない程度のスケベである。あと犬派。

 どちらかと言えば両親の血統からしてオタク気質だが意外とアウトドア派。ただし、本来の自炊力は非常に低い。クラフト能力に頼らなければ本来、料理の基礎もできないコンビニ男である。

 とある深夜にアイスを買いにコンビニに行こうとした所を異世界へと飛ばされてしまう不幸な男。

 ヘタレの癖に自他共にサイコパスの気があると思われるが、単に本人は純粋に虫が好きだとか悪い奴をやっつける程度の意識で様々な一般ピープルには困難な所業を平然と行う。

 根は善良でお人好し。女子供に甘く、友情や義理を重んじるが…自覚はしていないが一度、敵とみなした者には容赦がない面を持っている。



 #2 ジモン


 ムドーの記念すべきファースト・コンタクトを担うことになった城塞都市ドイルーの東門の門衛隊長。

 四十を超えた中年で、ムサイ顔に胴長短足のどこに出しても恥ずかしくない見本のようなオッサンである。

 出身はガタヤ直轄領のドイルーから真西にある漁師町ホンヴィノス。しかもその網元の息子であったが、騎士になると周囲に反発してドイルーの騎士学校へと家出同然で出奔する。だが、結果はドイルーでの要職にありつけたものの、王国騎兵の中では最底辺に近い門衛であった。だが、多少強情で偏屈な点はあったが二十年務めたその実績から門衛隊長の地位に就いていた。

 だが、ムドーとの邂逅を切っ掛けに彼の退屈ではあったが平穏な人生は崩壊する事となる。

 現在はドイルーから逃亡生活を送っている。

 …だが、運命とは残酷なもの。きっと神々の悪戯心から再度ムドーとの邂逅を果たすことであろう。



 #3 ニミルーユン


 ドイルーの門衛ジモンの部下の一人。くすんだ金髪と茶色い瞳の小柄な女性。幼く見えるが二十歳の独身女性であり、常に首から下げている警笛がチャームポイント。

 騎士学校を出て門衛に就いてまだ一年ほどなので未だ新人扱いされている。

 教会から戻ったムドーの変化にいち早く気付くなど、それなりに熱心な中立神(愛の神)の信徒であると思われる節がある。

 ジモンが逃走した後はその穴埋めを押し付けられており、何かとストレスが溜まっているらしい。

 後にムドー(当時は尋ね人扱い)と再会しており、その際は自慢の笛で仲間を呼んでいる。

 足の速さが自慢で、防御系のスキルを有しており謝罪の証としてムドーに自身を殴るように言ってドン引きさせている。

 また、意外と絵心があるらしく、要塞の各門に張られたムドーの人相書きは彼女によるものである。



 #4 ブライン


 ドイルーの門衛でジモンの元部下だった男。背は高く百九十を軽く超えている。

 意外と素は軽い口調の男だが能力は高く。色々な雑事に駆り出されている多忙な苦労人。

 東門の門衛副長という地位だがムドーが再度ドイルーを訪れた際には引率役を任されていたり、ギルド上層部の者達どころか王族とすら顔見知りであった点から単なる下っ端兵ではないことが伺える謎の多い人物でもある。

 また、軽い態度とは反比例して見識に優れており、ジモンがムドーから取り上げた小銭を一目見ただけでとんでもない価値があるものだと見抜いた。


 

 #5 ベントゥーヤ


 意気消沈していたムドーへ声を掛け、結果的にダンジョンへと誘導した張本人。

 自称、ガタヤ一の色男が歌い文句の吟遊詩人だが、その正体は人間族ファーレスではない。

 女遊びが三度の飯より大好きだが、手持ちの無い者にはとことん冷たく自由奔放。

 基本はドイルーに滞在してたり、その近辺をブラブラしている様なので本編にも度々登場することだろう。



 #6 ピンキー/ルカ


 人間族へと変身できる能力を持ったオークの変異体(ミュータント)の少女。

 ガタヤ直轄領にあるダンジョン<チュートリアル・ダンジョン>を本拠地(ホーム)にしている。

 一応は本編外伝共にヒロイン固定枠。初登場時のレベルは5、推定で十六か十七歳と思われる。

 元は地上で生まれたオーク族だったが、何らかの理由で森に置き去りにされてしまった。幼い頃は変身能力をコントロールできずに同種族に馴染めず森を彷徨って力尽きてしまったが、心優しい開拓民に拾われて人間族として生活を送る。この時、世話になった同年代の少年にピンクの特徴的な髪からピンキーという名を与えられた。これ以降、彼女は親しい身内(ダンジョンの仲間など)にはこの名で自身を呼ばせるようになる。

 本来の彼女の名が恐らくルカであり、地上で活動している時はこの名を名乗っている。

 ただし、ムドーだけにはどちらの名で呼ぶ(地上の人前ではルカ)ことを唯一許しており、ムドーが彼女にとっては多少なりとも特別な存在であることを揶揄している。

 また、戦闘面では彼女が変異体である面も大きいが同族のオークと比べても抜きんでた潜在能力を持っており、無手による格闘戦を得意とする。装備している手斧は主に打撃が効かない相手か投擲用と思われる。



 #7 アルフリード


 未だ孤独であった頃のピンキーによって創られたダンジョン前に置かれた案山子。

 先天性の不器用さがあるオークには難しい作業であったのか、紆余曲折を経て迷宮前の死体役になった。ムドーには案山子先輩などとも呼ばれていた。

 ピンキーの欠け外の無い親友でもあったが、迷宮を訪れたムドーによって発見される。その後、鎧とアイテムを強奪され、結果的に破壊された。

 手足を松明や焚火の材料にされたり、頭はスライムの中身を吸い出すストローを作る為にヘルメットごと燃やされた。

 後に、ピンキーと和解したムドーによってアルフリード2号がクラフトされた。



 #8 プニ太郎


 チュートリアル・ダンジョンの至る所に湧くスライムボール(レベル1)。故人。

 ムドーとの死闘の末、彼に捕らえられ無力化される。

 そのプニプニとした触感が数少ないムドーにとっての癒しとなっていたが、異世界初日に地上へと出た際の魔素不足によってショック死した模様。

 因みに、ムドーが余りの空腹感と喉の渇きから最初に手を付けた魔物食第一号となる。

 


 #9 イートウ


 チュートリアル・ダンジョンの第二階層に居を構えるオーク達の代表人物。

 年齢は四十代半ばかそれ以降。レベル6のオークの戦士である。

 妻マンサとの間にアユルとジョドーの息子二人を設けている。

 当初はムドーに対して頑な態度もあったが、共に過ごす内に軟化していった。

 やや堅物だが責任感が強く、仲間への情にも篤い好人物である。

 また、マンサと別の妻との間に娘がいるらしいが、現在は別居中らしい。



 #10 アユル


 イートウとマンサの息子であり、次代の長と期待される若者。

 レベル5のオークの戦士であり、イートウから譲られた魔獣の骨から削り出した槍を扱う。

 無骨な猛者のような見た目とは裏腹に意外な趣味を持っていたり、父親に似て新しいものに疎かったりと愛嬌のある人物でもある。無口な戦士像は実はポーズで、趣味は家庭菜園とビーズ編みだったりする。

 実は他のダンジョンに思い人がいるようで、今後の事で色々と悩みがあるようだ。

 ただ、イートウに比べれば柔軟な思考を持っており、いの一番にムドーの能力を役立てようとイートウに立案していたりもする。



 #11 マンサ


 チュートリアル・ダンジョンの第二階層のオークの村に住まうオークの女でイートウの妻。

 物怖じしない性格かつ大らかな女性で当初からムドーには友好的な態度を見せる。

 ムドーの能力が露見するにつれ“息子のアユルが女なら嫁がさせるのに”という意味深な発言をする。

 戦闘不能者(レベル・ゼロ)である為、主な仕事は女衆の家事の監修である。

 村でイートウやアユル、同じく戦士であるオークの男達の帰りを待っている。



 #12 セロリ


 チュートリアル・ダンジョンの第二階層のオークの村に住まうオーク三人娘の一人。

 余所者であるムドーに速攻で近づくほど人懐っこい性格のオークの少女。推定で十六か十七歳。

 ムドーをムー〇〇といった感じのイマイチ安定感の無い渾名で呼ぶ。

 ちなみに、ピンキーの事をピンピンと呼ぶが、そう呼ばれる当人は余り気に入っていない。

 裏表の無い性格で、他のダンジョンで世話になっている兄が二人いる。



 #13 ローリエ


 チュートリアル・ダンジョンの第二階層のオークの村に住まうオーク三人娘の一人。

 おっとりとした性格で色気を感じさせるムチっとしたボディの持ち主でムドーの関心を引いている。

 ただし、それはかなりアレな本性を隠して擬態しているに過ぎない。

 本性は地雷系ヤンキーであり、マンサやセロリといった他の村のオークの女達と同様に戦闘不能者(レベル・ゼロ)であるのにも限らず凄まじい膂力を誇る危険人物。

 彼女はオークの両親から突然変異的に生まれたオークの亜種、オークウォーリアである。

 自身の好みだったムドーをセロリとパセリの三人で村外れの穴倉に連れ込み手籠めにするつもりだった。

 また、彼女は独身のオークの女では最も年上であると思われる。

 性格に難があるが、根は悪い人物ではない。一応。



 #14 パセリ


 チュートリアル・ダンジョンの第二階層のオークの村に住まうオーク三人娘の一人。

 オークの中でも頭一つ飛び出るほどの巨躯の持ち主であり、女のオークでありながらピンキーのように戦士の資質を持っている稀有な存在である。

 レベルは6だが、恐らくその戦闘能力はオークの面子だけに限定すれば本気を出したピンキーに次ぐと考えられる。

 やや無表情気味の幼い容姿とはアンバランスに筋肉質な肢体を無防備に晒している。

 また、無口を超えてほぼ喋るシーンは無い。

 三人娘では最年少で成人したばかりの十五歳であると明言されている。

 ムドーの作るレバ刺しを非常に気に入っており、ムドーに対しては不器用なほど純粋な好意を向けている。

 

 

 #15 デカドゥ


 チュートリアル・ダンジョンの迷宮主に仕える腹心。

 一見、人間族の老僧のような姿だが、歴としたダンジョンのモンスター。

 現在はナンバースリーの位置にいるが、その威厳は微妙なものであるらしい。

 元々は現在は廃墟と化したダンジョン前の村の住民である人間族であったが、ダンジョンと共に衰退し住民は離散。

 過去にデカドゥがどのような立場にあったのかは不明であるし、何故現在そのダンジョンで魔神の僕の一抹となっているのかも不明。

 しかし、当人は未だ廃村となった事を引き摺っている様子。また、モンスターとなってまだ長い時間を経ていないせいか五感は正常に機能(正しくは人間族として生きていた頃の残滓)しており、ムドーの料理に舌鼓を打ったり、酒を欲しがるような仕草も見せる。

 ただし、酒乱の気がある。



 #16 ジョドー


 イートウとマンサの末の息子であり、アユルの弟である。

 まだ幼く、戦闘能力は無い。

 だが、幼さ故に好奇心の塊であり、まだ比較的安全な第一階層などに行く際に父と兄に随行して村の外に出る程度だった。

 第一階層最奥の部屋を訪れた際、ムドーが使っていたダーツを偶然見つけて失敬していた。



 #17 オークルマール


 チュートリアル・ダンジョンの迷宮主に仕える名実ともにその右腕と言える人物。

 部下であるデカドゥ同様、人間族の老魔術師のような姿をしているが…その正体はほぼダンジョンの魔素のみによって構成された魔精、擬人型(レベリング)モンスターと呼ばれる存在である。

 階層によって自由にレベルや能力やを調節することが可能であるし、ダンジョン自体が完全に機能を停止しない限りは不滅の存在でもある。

 だが、オークルマールそのものの潜在能力自体が非常にピーキーであり、現在のダンジョンの衰退に合わせてレベルをセーブしている状態にも限らず高度な呪紋をホイホイと軽く行使してみせる。

 また、五百年前にはダンジョンに挑んでいた当時の冒険者でもあり、非常に知見に溢れた賢者でもある。

 ただ、それとは反比例するほどのひょうきんな老人であると同時にエロジジイなのが玉に瑕。

 自身の教えを授けたピンキーを孫の如く大切に扱ったりするなど、とても有情な人物でもあり、オーク達からも畏敬の念と共に慕われている。

 ムドーはピンキーに便乗して“先生”と主に彼を呼ぶ。



 #18 ポロ


 チュートリアル・ダンジョンの第二階層のオークの村に住まうベテラン戦士の一人。

 オーク三人娘のセロリの父親であり、非常に娘と似た性格の持ち主。

 とても愛妻家であり、妻のエシャロットに送るアクセサリの製作をムドーに秘蔵の魔石まで持ち出して依頼した。

 出来ればムドーに娘のセロリを娶って欲しいと密かに打診していたりもする。



 #19 タイム


 チュートリアル・ダンジョンの第二階層のオークの村に住まうベテラン戦士の一人。

 オーク三人娘のローリエの父親であり、癖の強い娘の素行(※婚活などの男関連で)に頭を悩ませている苦労人。

 ポロの二人の息子と共に別のダンジョンへ修行に出している息子がいる。

 とても穏やかな性格で優しい人物。

 …何故、このような両親からローリエが生まれてしまったのかは謎である。



 #20 アジー


 チュートリアル・ダンジョンの第二階層のオークの村に住まうベテラン戦士の一人。

 オーク三人娘のセロリの養父であり、イートウの妻マンサの実の兄でもある。

 子供の居なかったアジー夫婦が別のダンジョンへと渡った兄夫婦の忘れ形見であるセロリを引き取った。

 セロリを実の娘同然として育てているが、戦士としての資質を持つ以上、やや幼い精神の彼女に先達の戦士として厳しく当たる場面もある。

 だが、セロリの今後を一番に案じている人物でもあり、ムドーに彼女を気に掛けてやって欲しいとそれとなく発言している。



 #21 テュテュリス


 チュートリアル・ダンジョンの支配者(ダンジョンマスター)にして歴とした神格の一柱である魔神。

 オーシャンブルーの長髪にサーモンベリーの肌を持った美しい女性(にょしょう)

 本来は身の丈三百メートルを超す巨体の持ち主であり、女神デボラの血脈たる魔力そのものの管理者でもある。だが、何らかの事情により迷宮は衰退。現在は第三階層までを維持するのがやっとの状況になっている。

 彼女は神代戦争で激昂した女神デボラが自身で抉り出した心臓から顕現したとされる。

 千年前からチュートリアル・ダンジョン第十階層にある“門”の守護者、正確には“希望”の担い手を見定める為に迷宮へと女神デボラによって縛り付けらている。

 最古参のダンジョンマスターでもある為、迷宮から地上へと赴くことは出来ないが各地に彼女のシンパが点在している模様。

 かつて唯一、彼女の迷宮を制した三代目の<希望>の担い手であるゴウーダを門へと通すも、何故かゴウーダは門を完全に開放することなく閉じている為、今現在も<チュートリアル・ダンジョン>はクリア扱いされていない。また、現在は門のある第十階層は閉じられている。

 ムドーに何やら含む目線を送るものの、ピンキーと共にその第十階層を解放すべく地上へと送り出した。



 #22 ゴウーダ


 かつてチュートリアル・ダンジョンを制した男。三代目の“希望”の担い手でもある。

 その正体はムドーと同じ世界から転移させられた日本人だと思われる。正しい本名は未だ不明だが、一応この世界での名はゴウーダ・タケシスとなっている。

 冒険者として錬成し、チュートリアル・ダンジョンの最難関を単独で突破して魔神テュテュリスとの邂逅を果たす。一度は神々から設けられたこの世界のクリア条件である扉に達し、その扉の先を覗いたものの、そこで何を見たのかまでは語られていないが…何故か扉を解放せずにクリアすることを放棄している。

 その後、老齢に達するまでテュテュリス達と共に過ごし、同代の<絶望>の担い手である暗黒騎士スクーデリアと地上の戦場にて同士討ちになり、結果的には当時の人亜戦争を終結させた。

 名実共に英雄として語り継がれるが、謎の多い人物。



 #23 インゲン


 帝国のチェダー自由貿易領の田舎町マンビーン出身のゴブリン族の遍歴商人。

 故郷に嫁三人と子供八人を残して各要塞への出稼ぎと義理でダンジョンの魔族相手の行商をしている好人物。

 亜人はダンジョンに二日以上居座ると地下の魔素に染まる為、本来ダンジョンに出入りすることはは禁止されている。

 ムドーの所業で更に省エネ稼働中だったチュートリアル・ダンジョンを訪れるもアポストーンというダンジョンでの安全を担うアイテムが機能せず、仕方なく潜った先の第二階層でバウンドウルフの群れに襲われている所を駆け付けたムドー達に助けられる。

 人情に篤い性格で気風の良い男。ムドーと出会って日は浅いが互いに信頼をよせている。

 人亜戦争の余波と清教国からの変わらぬ差別に辟易しているが、全ての人間族を嫌っているわけではない。むしり、帝国では亜人と扱われる種族との交流は盛んである。

 ただし、恐らく帝国の亜人と同じく清教国に与する者を酷く嫌っている。また、ドイルーでは奴隷として扱われている幼いゴブリン達を身を挺して庇うなどの並々ならぬ男気を見せている。

 将来はガタヤのブラックアイ領で家族を連れて店を持つ夢がある。

 本編では準レギュラー格の人物。



 #24 マクシミリアン


 ガタヤ直轄領の城塞都市ドイルーでは名の通った通称“遊び人のマックス”と呼ばれる青年。

 その正体はガタヤ王国の第二王子であるマクシミリアン・ティル・カノープスその人である。

 王城での生活より市井を好み、恰好も常にだらしないが頭だけは切れるとの評価を受けていた。

 皇太子である兄のマキシマス・ティル・カノープスが本来王座を継ぐはずだったが、その戴冠式の前日に当人が継承を放棄した上に逃走。紆余曲折あり、完全に王位を継ぐことが不可能となった為に彼に白羽の矢が立ってしまった運の無い男。

 現在はドイルーの中央ギルドで半軟禁生活を送っており、立て続けに起こるトラブルに悶絶する日々を送っていた。が、ムドーとの邂逅を切っ掛けに思わぬ変化が訪れる事になる。

 地上の人間族の中でほぼ唯一、ムドーを含める迷宮関連の人物の正体を知っている人物でもある。



 

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