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第一話 クラス召喚①
「起立」と大門が号令をかけるとクラスメイトが一斉に席を立った。「気をつけ、さようなら」「さようなら」と大門の帰りの挨拶に続いてみんなが一斉に帰りの挨拶を返す。今日も1日何もなかったなと心の中で思いながら帰り支度していると突然、教室の床が光出し魔法陣の様な模様が浮かびあがってきた。ざわめくクラスメイト。光は弱まるどころかますます強くなっていく。クラスメイトの誰かが教室の扉を開けようとしたみたいだが開かない様だ。クラスメイトのオタク達が「異世界召喚きたー」「俺の時代がついにやって来た。異世界でハーレム王になってやる!」等と叫んでる……それを脇目僕に近ずいて来た大門に話しかける。「大門、この状況どう思う?」「あいつら言ってる用に異世界召喚じゃね。」と大門が言った。「やっぱりそうなのかな?異世界召喚なんて小説の中だけの出来事って思ってたわw。」と僕が言うと大門が「だよねwなんか実際に召喚されるとなんとも言えないなってか召喚待機時間長くねw?」僕が「それな」と言おうとした瞬間光が一段と強くなり視界を覆った。