熱
起きたときに雰囲気は感じ取っていたけど
何も言いたくなくて黙ってた
楽しい時間が過ぎていたから
このまま時が止まればいいなんて
願ったって自然のままで
じわじわ抵抗する力がなくなった
我慢しすぎも考えものだ
行きたいところがあるのに
体が言うことを聞かない
熱に浮かされた思考の中で
あるはずだった姿が遠のく
虚ろな瞳は何を映したの
本当は明るく笑いたいのに
ごめんねさえも言えなくて
重い瞼を閉じるだけ
すぐ元に戻れると強がって
朝、昼、まもなく夕方に
時間との闘いは私が敗者
涙を流しても苦しくて
さようならの時間がやってきた
いつもはこんなことないのに
運が悪かったと諦めるのはいやだから
次の楽しいことを考えてやるんだ