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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

いちずに、想うとき

作者: 秋葉竹


誰も知らないし、

誰も知らなくていいことだけど、

私はまるで、女性が好きな

女性であるかのような

風評を流されているよう。


ウソじゃあ、ないんだけどね。


でもね、

いわゆる女性だから好きなわけでは

けっしてないんだ。

ただ、私がミカサを好きになったのは、

容姿が端麗だったから。

理由があるとしたら、それになるよね。

女性だから、というのが、

理由の、いちばん上にきているわけではない。


とかなんとか理由とか、

どうでもいいじゃない?

ただ、いっしょにいたいって

それくらいの愛情の発露だね。


へへ、って照れ笑いしちゃうけど。


私がミカサを好きなのは、

みんながミカサを嫌ったから、

という理由もある。

みんなが持ってしまったのは、

ジェラシー、と呼べる感情かな?


しかも、ミカサは、それを受け入れる。

だから、さらに、みんなに嫌われる。

だから、さらにミカサが孤立していく。


みんながミカサを嫌ったのは、

ミカサがノーガードだったから。


そんな、彼女だから

私は好きになってしまうから、

ほとほと、人の恋愛感情って、

わけわかんないもんだよね。


ミカサについて言っていいなら、

彼女のそのノーガードの話だけど、

嫌われることが怖くない美女なんて

もはや最強だろ?


なんでもかんでも、やりたい放題じゃないか、

って、私なんかは思ったの。


同じ女性なら、

反発するか、痺れちゃう。


私は、ビリビリ、痺れちゃったほうだね。


そして、彼女みたいになりたいって、

思ったって、ちっともおかしくないだろ。


てか、

私が彼女に、思い、焦がれて、憧れちゃってる、

って。


彼女自身、知ってるみたいに私に接するし。


それに気づいて、ふと思ったのだけれど。


私は、彼女の花になりたいんじゃないのかも。

私、もしかして、いつか。

彼女の花を、摘んでしまいたいのかも。


そのとき、この世界で味わえる

最高の笑顔を、貴女に見せてあげるね、

ね、ミカサ?

それまで、待っててね、

私をそばに、置いておいてね?

ね?




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