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鈍色のパラディン  作者: チノフ
一章~駆け出し冒険者編~
42/67

幕間~ドルイドの少年~

今回は読みにくいかもしれません

スコン!


的に矢が命中する、ドルイド族の子供は6歳から弓の扱いを教わり始める。

今矢を放った10歳の少年は子供の中でも一番弓の扱いに長けていた。






「つぎはめりのばんだぞ!」


さいきんやってきためりは族長と戦ったり、弓をおそわるあいまにあそんでくれるいいやつだ。


バァン!


めりが矢をうって的に当たるとうすい木で出来た的はこなごなになる。

うでを組んでうなるめりを見て皆でおなかをかかえて笑う、めりは力もちだ、ぼくたちが全員のってもすいすい歩く。かあさんたちがご飯ができたってよぶとめりはそのままかあさんたちの所までいく。かあさんたちはめりがきてからよく笑うようになったし、生活がらくになったってよろこんでる。めりはいいやつだ。


とうさんたちが5人がかりで持ち上げれない木をめりはもち上げれる。

あこがれの族長とごかくにたたかうめりはすごい。

せいれいさまが見えるめりはみんなにひっぱりだこだ。

とうさんたちがるすの間、おそってきたくまをすででたおした時、めりはぼくらのえいゆうになった。


そんなめりも、さんかげつがたったからいなくなるっていう、ぼくらは族長に泣いてこうぎしたけどだめだった。

めりにちょくせつ言うとこまったかおをしてすまない、っていう。

めりにはずっといてほしい、でもめりがこまるのもみたくない。

ぼくらにできることは泣くことだけだった、めりはぼくらをぎゅってしてじぶんの使ってたどうぐをみんなにわたして言った、ぼくはぼうけんしゃだ。ぼうけんしないといけない、またせてるひとたちがいるんだ。

ぼくらもぼうけんしゃになったらめりにまたあえる?ってきくとめりはすこしこまったかおをしてうなずいた。

ぼくらのゆめがきまった。






















めりが居なくなってから何年が経っただろう。森の中にいてもめりの武勇は聞こえてくる。

今年、僕は成人を迎える。やっと自分の意思で外の世界に出れるのだ。

めりが森を去ってから僕達は冒険者になる為に必死で努力した。

精霊様に毎日祈りを捧げて、<ドルイド>としての訓練もしたし、めりを讃える為に氏族に伝わる楽器や歌の練習もした。

あの日、めりに手渡された弓は補強しながら今でも使っている。もうボロボロだがめりに会うまで変えるつもりはない。来年、再来年に成人を迎える年下の子供達も僕と同じ道を歩むのだろう。族長や父さん母さんは止めるけど、道を曲げるつもりは無い。





僕達は僕達の<英雄>に会いに行くんだ。







if end ~<ドルイド>の子供達~

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