表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
XANADU  作者: 神宮寺飛鳥
【エクストラエピソード】
56/123

設定集:用語編

JJ「というわけで、設定資料集、用語編だけど……実はこれは読者向けの物を用意してないのよね」

ミサキ「あ、そうなの? じゃあ新規で作るって事?」

JJ「そう。だって手元にある資料はネタバレ前提で書いてあるから……」

ミサキ「あー。色々な事情があってね……」

JJ「というわけで、元々劇場スペースの番外編であったわけだし、由緒正しく私がざっくり解説して行く事にするわ!」

ミサキ「つまり今の所わかっている事ってことだね!」

JJ「そういう事。めんどくさいからガンガンいくわよ! ついてこられる者だけついて来いッ!」

ミサキ「それ言いたかっただけでしょ?」

JJ「まあちょくちょく追加していくんで、思い出した時にでも見てもらえばいいと思うわ。どうせその程度の内容だしね」




【XANADU】

 世界初のVRMMORPG……という事らしいけど、実際は何もわかってないわ。

 今更わざわざ説明する必要性も感じないわね。はい次。

 ……え? だって本当に説明する事ないじゃない。

 あえて言うなら……そうね。プレイ中、ゲームオーバー……即ち死んだら二度とログイン出来ないって事くらいかしら。


【トリニティ・テックユニオン】

 元は米国の家電メーカー。現在は色々な中小企業と合併して、一大企業になっている。

 最近ゲーム分野にも参入するという話があって、そこでフルダイブシミュレート装置にも触れていたわね。

 ただまあ、それに関してその後の続報は無し。ゲーム分野は今の所凍結しているらしいわ。

 家電の中でも掃除機が有名で、いつまでも吸引力が……ん? 誰か来たかしら?


【VRMMO】

 小説化になろうでこのタグを検索して見た方が話が早いと思うけど。

 要するに、フルダイブ装置を用いた完全五感没入型のゲーム、その中でもMMORPGを指すみたいね。

 ま、そんな御伽噺みたいな代物、実際にあるわけないんだけど。

 ……XANADUはだからこそ、不穏なのよね。


【勇者】

 私達プレイヤーの事ね。

 現実と同じ外見だけど、服装はきっちり変化しているみたい。

 余談だけど、このゲーム世界ではメガネは必要ないわ。恐らく身体に異常があったとしても……腕が一本ないとか。そういう理由があっても、五体満足に動けるでしょうね。

 私も現実ではメガネだけど、ゲーム内ではつけてる時とつけてない時があるから。


【精霊】

 或いは精霊器。勇者に一人一つずつ与えられている特殊能力を司る存在よ。

 私達勇者はこの精霊を通して能力を発動する。能力がなければ私達はただの人間と同じね。


【ブースト】

 といっても、能力がなくても普通の人間……NPCとは違うわ。

 精霊を出している間、私達の身体能力が強化される。これをブーストと呼んでいるわね。

 身体が頑丈になり、力が強くなり、感覚が鋭くなる。

 アンヘルくらいになると、ブーストだけで素手で魔物を倒したり出来るみたいね。意味わからんわ。


【魔力/MP】

 MPと言う事もあるわね。

 要するに、能力やブーストを発動、意地する為に必要なエネルギーのこと。

 よくあるRPGでいう所のMPという概念だと理解してくれて構わないと思うわ。

 基本的に魔力は時間経過で回復するけど、それは微々たるもの。一度使った魔力が一度のログイン中に完全回復することはまずないわ。

 次にログインするときには魔力がカラッポになっていたとしても補充されているわけだから、ログインごとに使いきるものだと考えるほかないわね。


【ログイン/ログアウト】

 そうそう、大事な事があったわね。このログインについて。

 これまでのテスターがどうだったかは知らないけど、私達サードテスターがザナドゥにログインできるのは三時間のみ。

 時間帯は深夜零時から三時までの間と限定されている。

 この間は身体的には眠っている扱いになるのか、不思議と翌朝眠気が凄いって事はないのよね。

 ログインの際、私達は自分の知っている場所ならそこをログインポイントとして指定する事が出来るわ。

 具体的にはイメージできる場所なら、という事みたいだけど、見ず知らずの場所を正確にイメージするのは不可能でしょ?

 もう一つ。ログアウトだけど、通常のゲームと違ってザナドゥでは任意にログアウトすることが出来ないの。

 つまり、死にそうだからログアウトして逃げますってのはできないわけ。

 ログアウトは深夜三時になると自動的に行われ、それ以外に方法はないとされているわ。


【サードテスト】

 で、サードテスターについて。

 ザナドゥはこれまでに二度テストを行っているらしいわ。よくαテストとかβテストとか言うけど、ザナドゥではファースト、セカンド、サードという表現を使っているみたいね。この辺にも何か意味があるのかしら?

 サードテストはサーバーがセカンドまでと異なるのか、それともセカンドの連中は退去しているのか。旧テストのユーザーと鉢合わせする事はなかったわ。

 ……そう、ギドと出会うまではね。


【世界】

 ……えらく大雑把な項目ね。

 要するに、ザナドゥの世界の事ね。この世界に元々名前はなかったはずなんだけど、革命軍の連中はザナドゥと呼んでいたみたいね。

 この世界の名前がザナドゥだっていうのは、まあ別に納得なんだけど……あいつらだけがそう呼ぶ事が引っ掛かってるわ。

 

【NPC】

 NPCというのは、まあその名の通りノンプレイヤーキャラクターの事。

 この世界のNPCは実にNPCらしく、見た目はまるで生きた人間のようだけど基本的には機械仕掛けの血の通わない存在よ。

 与えられたルーチンワークを只管こなすだけで、それ以外の行動に対する反応はかなり薄く、自分でものを考える事が出来ない。

 だけどそういうNPCの中にも自我を持っているかのように振舞う者が現れ始めたわ。それを便宜上、私達は覚醒者と呼んでいるわけね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なつかしいやつです。
などぅアンケート
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ