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1.はじめに

1.はじめに


私は、自分が嫌いだった。


いいところなんて、一つもない。

生きる価値もないと、父に捨てられた。

私がうまれたせいで、母は死んだ。


弱い私は、何度も人を傷つけた。


ずるい私は、何度も逃げた。



ねえ、神様。今からでも、変われますか。違う私に、生まれ変わることは、出来ますか。



変わりたい。違う自分になりたい。

何度も何度も、自分を変えようと、努力した。でも結局はなにも変わらず、最終的には元の自分へと戻ってしまうのだ。


こんな自分なんて、いらない。


とうとう、私でさえ、私を必要としなくなってしまった。これで、私が生きる理由は、本当に、なくなった。


もしも、魂があるのなら。

どうか、私の魂を受け継いで生まれ変わった人は、幸せになってください。私の忌々しい記憶も、私自身も、ここで終わりを遂げます。

私が生きていたらあるはずだった幸せ、きっとそれはほんの少しでしょうが、受け取ってください。


さよなら。


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