表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キミは太陽  作者: karinko
5/9

2話★発見★光side

それからオレは頻繁に菜ノ花に話しかけるようになった。


菜ノ花もオレに慣れてきてくれたんか、徐々に普通に話してくれるようになった、そんなある日。


オレは学校が終わるといつものように部活に向かった。


正直学校には部活でサッカーするためにきてる♪


今日は二手に分かれて試合形式の練習。


オレはこの練習がめっちゃ好き!


他の練習も好きやけど、この練習は少し緊張感を持てる。


オレはこの練習のとき、いつも本物の試合をイメージする。


相手役のチームメイトを他の高校の選手に置き換える。


あいつはどんなふうに動くかな??


どうやったらうまくシュートを決められるかな??


考えるだけでめっちゃ楽しい!


ボールがオレにまわってきた。


じっとゴールを見据える。


目の前には相手役のチームメイト。


直感的に突破口を思いつく。


思いついたらそく行動!


たいていそれは成功する。


今回も例外ではなくボールはうまくゴールに吸い込まれた。


「光!おまえちょっとは手加減しろや!!」


「ほんまおまえおったら練習ならへんわー」


チームメイトがオレのまわりに集まって口々に文句をいったりこずいたりする。


だけどみんな楽しそうな笑顔。


オレはこの時間が一番好きや。


やっぱ部活は楽しいなぁ!!


そう思いながら、何気なくグラウンドの端の方を見た。


そこにはいつものようにマネージャーである恵美が座っている。


…あれ??隣にもう一人おる??


女の子のようだ。


その子もじっとこちらを見ている。


ふとその女の子と目があった。


あれってもしかして…


「菜ノ花や!!」


菜ノ花が見にきてくれてる!


オレはうれしくて菜ノ花の方へかけよった。


「どうしたん!?なんでおんのー??」


オレが尋ねると、驚いている菜ノ花の代わりに恵美が答えた。


「ウチが誘ってん!菜ノ花にマネージャーせーへんか?って」


「マネージャー!」


菜ノ花がマネージャーなってくれたら、放課後も休みの日も毎日会える!


なんでかわからへんけど、それがめっちゃうれしいことに思えた。


とりあえず、オレは菜ノ花ともっと仲良くなりたかったからそう思ったんやと思う。


思わず菜ノ花の手を強く握る。


「やろ!オレ、菜ノ花にマネージャーやって欲しい!」


「…えっ」


菜ノ花は驚いたように目を見張った。


しばらくの沈黙のあと、菜ノ花がうれしそうに笑ってうなずいた。


「…はい!」


菜ノ花につられてオレも笑う。


「やった!んじゃ、さらによろしくやな!」


「ウチもめっちゃうれしいわ!菜ノ花やったら真面目にしてくれると思うしウチも楽に…「恵美!!」


突然恵美の声を遮るようにゆーとが後ろから恵美を呼んだ。


「げっ!悠人!」


恵美はゆーとを見て顔をしかめる。


あー。また恵美仕事さぼってたんやなぁ。


オレはぼんやりと考えながらゆーとと恵美のやりとりを見ていた。


やがていつものように恵美がゆーとに連行される。


「…ええと、いいんですか??」


菜ノ花が不安そうにオレに尋ねてきた。


ああ、そうか。


菜ノ花はこれに慣れてへんねんなー


「…まー、恵美がゆーとにつれていかれんのはいつものことやから」


「そうなんですか!?」


キーンコーンカーンコーン…


菜ノ花の驚いた声とほぼ同時に下校時刻のチャイムが鳴る。


「あー、もう帰る時間やな。んじゃぁかえろか!」


「えっ!!恵美ちゃんはいいんですか!?それに練習は…」


「ゆーとがきたってことは練習もう終わったってことやし!恵美は…ゆーとがおるから大丈夫やろ!」


オレはおろおろとしている菜ノ花を見て少し笑いながら立ち上がった。


「じゃぁ着替えてくるから待っててな!」


そういって菜ノ花に手を振る。


「は、はい…」


菜ノ花がうなずくのを確認して、オレは部室へ急いだ。


「あっ、光!助けて!」


部室には他の部員達がたむろする端で恵美がなぜかホウキを持って床をはいていた。


隣でゆーとが腕組みをしながらそれを見張っている。


「…何してんのー??」


一応聞いた方がええかな、と思って尋ねてみるとゆーとが恵美から目を離さずに答えた。


「こいつがいつもさぼるから部室が砂だらけになっとんねん!だから今日という今日は掃除させよ思ってな」


「だからって今日じゃなくてもええやろー…もう下校時刻やゆーねん…」


「アホか!そんなんいうておまえずっとやらへんやろ!心配せんでもオレがぎりぎりまでみといたるから安心してやれ!」


「うう…こいつ、解放してくれる気ない…」


「恵美ーどんまいやなー!」


「まー頑張れ!」


まわりにいる部員達がからからと笑いながら恵美をからかう。


「楽しそーやな!」


オレが笑って言うと恵美に睨まれた。


「全然楽しくないわ!」


??


めっちゃたのしそーやけど…


まぁええわ!


早く着替えな、菜ノ花が待ってくれてるし!!


オレがいそいそと着替え始めると恵美に怒鳴られた。


「おい!おまえ仮にも女子がおる前で堂々と着替えんな!!」


「えー、だって荷物ここにあるし、いちいち更衣室までいくのめんどくさいやん!」


「だからってなぁ!」


恵美が後ろで文句を言っているのを聞きながらオレは素早く着替えをすまし、部室をでた。


急いでグラウンドの方へ戻る。


菜ノ花…ちゃんと待っててくれてるかな…??


さっき菜ノ花といた場所に戻ると菜ノ花の姿はなかった。


…あれ??


もしかしてもう帰ってもーた……??


一瞬不安になったが、すぐに水道のそばに菜ノ花を見つけて安心する。


「なの…!!」


声をかけようとして驚いた。


あれ…??


菜ノ花なんか違う…


眼鏡、とってる??


菜ノ花はオレに気付いたみたいだ。


「西崎くん…??」


小さな声でオレの名前を呼ぶ。


はっきりと目が見えていないようで菜ノ花は眼鏡をかけようとした。


思わずその手をつかむ。


もっと…


菜ノ花の顔をちゃんとみたい…


「えっ…??なんですか…??」


戸惑う菜ノ花の顔をじっと見る。


長いまつ毛に囲まれた、大きな目。


ずっと縁の大きな眼鏡をかけていたから全然気がつかなかった。


それに、白くて透き通ったきれいな肌。


小さくて可愛らしい口。


菜ノ花って…めっちゃ可愛いやん…


なんで今まできづかへんかったんやろう??


ああ、そうか。


いつも真面目そうな眼鏡かけてたから地味やなぁっていう印象が強すぎたんやな。


「うん!」


オレは大きくうなずいた。


多分菜ノ花がめっちゃ可愛いってことを初めに知ったのはオレや!


なんとなくそれがめっちゃうれしくて、自然と頬が緩んだ。


「菜ノ花は眼鏡とってる方が可愛いなぁ!!」


みんなにも見せてあげたいな。


んで、自慢したいな。


オレが最初に気付いてんでー!って。


「ってことで眼鏡没収や!明日からコンタクトな!」


オレは菜ノ花の手から眼鏡をとりあげた。


菜ノ花はしばらく驚いたような表情をしていたが、すぐに大きくうなずいた。


「…はい!!」


そして、とろけるように可愛らしく笑った。


なんだか左胸が締め付けられるように痛くなった。


でも嫌じゃない痛み。


…なんやろ??


わからへんけど…


とりあえず、明日が楽しみやなぁ。


みんなどんな風な反応するかなぁ。


いや、みんなちゃんと菜ノ花のこと知らんから眼鏡つけてるときの違いとかわからへんかな?


でも恵美はもちろん、ゆーとも今日ちょっと菜ノ花を見たし、分かってくれるよな。


楽しみやなぁ…


そんなことを考えると楽しくて、オレはまた笑った。

光sideってなんとなく書くの難しいです…

何を考えてるのか全然分からないので…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ