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キミは太陽  作者: karinko
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1話☆出会い☆菜ノ花side

「あっ!昨日の子や!!」


教室に入るなり、昨日の男の子が少し驚いたように言った。


いきなりのことでどうしていいかわからず、とりあえず小さく頭を下げる。


私が席につくと、彼は私の机に手をついてにっこりと笑いながら話かけてきた。


「同じクラスやってんなぁ!全然知らんかった!!てか、転校生!?」


「は、はい…一応…」


「やっぱり!!じゃぁ今日転校してきたばっかやな!大変やと思うけど頑張りや!」


「えっと…」


彼は全く悪気のない無垢な笑顔を私に向けている。


一応転校してきたのは2週間前なのだが…


まぁ、こんなに地味で目立たない女の子なんて、いくら転校生でも覚えていなくて当然か。


バシッ!


私が頭の中で納得していると、突然女の子が彼の背中を叩いた。



「おまえは何失礼なこといっとんねん!この子は2週間前に転校してきた笹川さんやろ!!」


男の子は背中をさすりながら首をかしげた。


「え??そうやっけ??」


女の子はため息をつくと、私に向かって笑いかけた。


「ごめんなぁ。こいつがえらい失礼して。」


金髪にツインテールで、女の私でも思わずどきっとしてしまうようなすごく大人っぽくて美人な女の子。


「い、いえ…そんな…」


私が首を振ると、女の子は笑いながら手を横に振った。


「そんな緊張せんでもええで!あっ!ウチ、三浦恵美!遅くなったけどよろしく!!んで、ついでにこ

のアホは西崎光や!一応覚えといたって!!」


早口で話されたので驚きながらも女の子がしてくれた自己紹介を整理する。


「え、えっと…三浦さん、と西崎くんですね。」


私は女の子と男の子を順番に見て確認した。


「そんな名字にさん付けなんかせんでええって!恵美でええよ!」


女の子…三浦さんは笑ってそう言ってくれた。


「じゃぁ…恵美…ちゃん??」


他の女の子を下の名前で呼んだのはいつぶりだろう??


緊張して、少し声が小さくなる。


「んっ!それでええよ!!」


三浦さん…いや、恵美ちゃんは満足そうにうなずいてくれた。


「えー!じゃぁオレも名前で呼んでやぁ!」


突然西崎くんが割って入ってきた。


いや、女の子を下の名前で呼ぶのも緊張するのに…男の子はちょっと…


「ええと…」


私が苦笑いで首をかしげていると、恵美ちゃんは西崎くんの肩をこづいた。


「笹川さんの自己紹介のとき爆睡してたやつにそんなふうに呼んでもらえる資格があると思ってるんかおまえは!!」


「思う!」


「そうやな、おまえやったら思うな。聞いたウチがアホやった。」


「あっ!そういえばオレ、そんとき夢の中でサッカーのシュート決めてたで!」


「何をどや顔しとんねん!どうでもええわ!」


2人が言い争いを始めたのをみて、私は思わずくすりと笑った。


なんだろう??


これは関西特有なのかな??


なんだかテレビの漫才を見ているみたい。


突然2人の言い争いが止まった。


あれ?


笑ってはいけない雰囲気だったのだろうか??


私は慌ててぺこりと頭をさげた。


「ご、ごめんなさい!笑ってしまって!」


「名前…」


私の謝罪に返事もせず、西崎くんがぼそっとつぶやいた。


「名前!!なんやっけ??」


突然明るい声で尋ねられて、私は戸惑いながら答えた。


「さ、笹川菜ノ花ですけど…」


「んじゃ菜ノ花!!」


いきなり下の名前を呼び捨てで呼ばれた。


西崎くんにとっては普通なのかもしれないが、思わずどきっとしてしまう。


「よろしくな!!」


私はまた、西崎くんの顔に、


あの笑顔を見た。


タイトルは「出会い」にしましたが、光と菜ノ花はプロローグに一応出会ってますね(;一_一)


まぁ、今回は恵美との出会いと光とのあらためての出会いということで(*^_^*)

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