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例えば仮の魔王様  作者: 零月零日
第三章
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プロローグ

視点は主人公とは異なります。

「父様、誰ですかこの目つきの悪い男は!」

「うむ……、お前の世話役にだな。雇った」

「巫山戯ないでください! 私に護衛など必要ありません!」

「…………」


 俺は頭を抱えたくなっていた。

 一体、何がどうしてこうなったのだろう。


 俺の目の前では、親子ゲンカが繰り広げられている。

 一人は、俺が尊敬の念すら感じる一人の偉大な男。

 威厳に満ちた顔つきで、黒髪がシンボル。最近発覚したのは、娘に強く出られない事か。

 もう一人は、その男が溺愛している娘。

 プラチナブロンドをツインテールにした、十四歳くらいの美少女だ。今はその顔を怒りで真っ赤に染めている。 


 本当、なんでだ。

 天才と呼ばれ、人類最強の名を手に入れた俺が。



 『勇者』の俺が。



「嫌です! それに何も、こんな無愛想な人じゃなくても良いじゃないですか」

「む? さては……エリス、お前……」

「な、何ですか父様」


 なんだって。


「こやつが怖いのか?」

「そ、そんな訳ないじゃないですか!? な、何をおっしゃってるんですかお父様!! 怖い訳がないでしょう! 私は――」



 『魔王の娘』の執事に雇われているんだろう。



 人生は面白い。

 『勇者』として、一匹の化け物として、『魔王』を倒すはずだったと言うのに。

 どこをどう間違ったら、倒すべき相手の最愛の娘の世話役に抜擢されるんだか。



 

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