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エピローグ
【エピローグ】
女の姿で行動するのは好きじゃない。たとえ美少女であっても。男からの目線が気持ち悪いし、体が女じゃ女も抱けない。今回はハズレだった。あの人はなぜ俺をこの格好にしたのか。いっそのこと最初からパンダ姿の方がいいかもしれない。あと数時間で俺はこの世から消える。そして、また、あのつまらない世界へ逆戻りだ。
俺はポケットからタバコを出して火をつけた。
この季節パーカーだけじゃ寒いな。
「さて、最後の夜を楽しみますか」
俺はそう言って、明るい方へと歩き出した。
読んでくださってありがとうございました。
この話は短編用にいずれ書きなおします。
もっと詳しく書かなければならないことがありそうなので。