承⑥
⑥今度はいつ ハチクマの息子のところに 顔出しするの いや チト 行きそびれてしまったからな ドウするか 土産物はナニにするか また 家の中ばかりだから なんか 外へ連れ出した方がいいか 迷っている お外へ 何処へ行くつもり 動物園が 直ぐ目の前にあるから そちらでも と思ったが 何度も行っているみたいだし ナニか喰いモンの店と言っても 奢るほど あるわけではない 本田一族なのに 本田一族だからこそさ 本田本家はオレのものであって オレのモノではない つまり 管理されているわけね まぁ そうだ せいぜいが 松田屋のハンバーガーくらいかな おべべ 着るもんは 子供服の専門店 西厚真 で調達できるかもだが 直ぐ大きくなるから あんましな 個人の趣味もワカランし 靴くらいかな 直ぐにサイズが大きくなったとしても とりあえず 有れば 喜んでくれるかな どうかな といった案配だ アタシのお兄さんに頼んでみても いいけど どう 女史に 兄貴がいるなんて 初耳だ 今 坂東からコチラに来ているの 難波へ行くついでに 立ち寄ったらしいわ ソレなら その辺り チョチョイのチョイと 奢らせてみせるわ 兄貴も ナニカと物入りだろうに 返って迷惑だろう いや 儲けているし ボーナスも入ったらしいから 大丈夫 女史は 受けあったが 現実問題 そーゆーわけにもいかない 結局 少し遠出で栄町に家族ごと連れ出し クルマ というわけには行かないので 電車で移動 靴屋二三軒も見廻り 適当に母親も一緒だったから なんとか ムスメ三人分 取り揃える事が出来た 出来る事なら 靴下や服も 見繕ってあげたいところだが そこは 両親が 感謝しつつも丁重に辞退されたので 帰り際 松田屋のハンバーガーで 心ばかり 奢らせて貰った おニューの靴でテンションが上がりまくったからか 松田屋でも ムスメ達は はしゃいでいた まぁまぁ 良かったかな 玄徳と女史は 目線を合わせて 安堵した




