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歴史は得意だけど得意じゃない

まぁ…そろそろお互い終わりにしようか?

そう思ってしまうのは俺だけだろうか?

なんで異世界に来てまで世界史の内容を思い出さないといけないのか全くもってわからない

「わかりました…此処より東にいった王国に戦力増強の動きありと報告をもらいました」

「…東……ソレ、何て名前の王国ですか?」

「…エデン…エデンです」

エデンねえ…人類の楽園が薬物振り撒いてちゃわけねえよ

……薬物で幸福になんてなれねえのにな

「…わかりました…早速いってみます」

そう言って立ち上がる、後少し此処にいると…また変な話をさせられそうで怖くなったので逃げることにした

しかし…此処で問題なのがどうやって行くかだ

本来なら二日三日時間をかけて行くらしいのだが……

俺は金は持っているが正直使いたくないと思っている

というか…返せないなら使わないが俺の基本方針である

しかし…そうなると片道ダッシュが現実的ではあるが

この世界ではスタミナとHP制度が取り入れられている

そして…此処で問題になるのが

この前検証した結果スタミナは三分走ると大体尽きて動けなくなる

毎回微妙に調整しながら走るのは死ぬほど怠い

……あれ?コレ俺詰んでね?

「キュー?」

…コイツはよくもまあ呑気でいられるのなあ…

たまにはコイツみたいに脳みそに何も詰めないで簡単に生きていたいよ

………あれ?もしかして…コイツにアレすれば








「キューーーーーーー!!」

なんだろう…恐らく合理的には正しいことをしたんだろうけど精神的に凄い屈辱的

俺がやったのはツチノコに【年齢操作】を発動したのだ

こうすることで将来ツチノコが大きくなっている未来を引き出すことに成功したが

…なんだろう何時も迷惑しかかけられてないツチノコの上に乗って移動とかマジで屈辱以外の何物ですらないんだけど

しかも…此処に俺より速度が速いときた

いーもんね!俺なんて本気を出せばいつだってコイツ倒せるし!!

…負け惜しみは置いといて、本当にツチノコの移動速度は速い

山すら飲み込みそうな図体をしてる割には新幹線並みの速度を叩き出している

下手したらリニアにも届いているのではないだろうか?

…女王の話ではあともう少しで王国が見えてくるはずなので近くになったらツチノコを一瞬で小さくする

そうでもしないと俺が死ぬ

だってさ?巨大なツチノコの上に乗って王国にやってきた不審者だよ?

そんなのが王国に近づいたら簡単に蜂の巣にされるわ

そうして王国を視認できる範囲に入ったのでツチノコを年齢操作で縮めると

「あ!」

いきなり小さくしすぎた影響でそこそこ高い空中から放り出される始末となった

「下確認しとけば良かったああ!?」

そう叫びながら落下するが全て時既に遅し

完全に手遅れの状態になりながらも何とか地面に着地する

全く…俺こんなんばっかりで泣くよ?

そんな馬鹿なことを考えながら手の近くにある岩らしき物体を掴んで立ち上がると

「ぐ、グオオオオオオオオオオ!」

「は!?」

岩がいきなり叫んできた…と思った岩に扮した頭に巨大な砲台を擁したパキケファロサウルスみたいな奴であった

うん…逃げよう!

完全に一人で倒す相手ではないし周りに敵が潜んでいるかもしれないので密林では戦いたくない

というか…敵陣の只中で戦う馬鹿ではない

え?迷宮では戦ってた?気のせいだ!気のせい!

そんな風に考えながら逃げていると後ろのパキケファロサウルスモドキの頭部にソレらしき魔力が集結して行く

「あ?もしかして撃っちゃいます?できれば向こうの除草に使っていただけるとありがたい…」

そんなの知るかあ!!とでも叫ぶ様に頭部から此方の命を刈り取らんとする凶悪な光がもたらされる

本来なら避けようのない軌道であるが

一旦爪先でブレーキを踏んでイナバウワーの体勢をとることで鼻スレスレで回避して見せた

鼻先が微妙に熱いけど

「馬鹿野郎!頭部に当たったら死んでるわ!」

殺すのが目的なのに死んでるわ!っていうのも中々変な話だよな

しかし…此処で馬鹿なことをしている時間もないしな

そう思い隣でぼーっとしているツチノコの口の中に手を無理矢理突っ込む

コイツの口の中はある意味で四次元ポケットなので無理矢理突っ込んでも特に問題はない

そう思いドンドン突っ込んでいき目的の柄を握って引き抜く

引き抜くのは俺の…もう一つあるが最早使い物にならない短剣をのぞいて…唯一の武器である鞘に嵌っていない漆黒の刀を抜く

相手は一瞬その暗さに驚いたのか体を硬直させてしまうので

その瞬間を確かに見逃さずに攻勢にでる

が…次の瞬間攻撃の隙を待っていた!とでもいうかの様に隣からヘラクレスオオカブトが出てきた

ちなみに俺よりでかい

歩くたびに気を薙ぎ倒すとか終わってんだろ

あと…角に串刺しにされてる人ってこんな気分なんだ

すっごく不快だわ

そうして串刺しになりながらもがいていると

「ガコン」

ん?あれ?凄く嫌な予感がする

こういう時の予感は確実に当たるというジンクスがある!?

「ドゴオオオン!!」

「…ヘラクレスの角が外れて飛ぶとか…お前の尊厳はどこに消えた!!お前は、子供たちの憧れのヘラスクレスだろう!!」

いきなりヘラクレスの角が分離して発射された

そして爆発した

うん…お前は化け物か?

角を飛ばして再生するなんて最早ヘラクレスとは言えない化け物やんけ

異形すぎるだろ

「……コレに…蜂とか出てきたら泣くぞ?」

〈貴方はフラグが好きですね…〉

ノアに呆れられた…というか…マジで蜂の羽音がしない?

あれ?もしかして俺奇跡的にフラグをぶち抜いちゃった?

おかしいね……俺秘密裏にエデンに行きたかっただけなのに

いや…ソレが駄目なの?

……まぁ、今回はどうでも良いけど

さてはて…どうやって戦うか

「蜂は…もう少ししてから来そうだな…カブトと恐竜は…俺一人で倒し切れるか?」

そう思っていると

いきなり両方が協力体勢を引いて此方に向いてきた

あっれえ?もしかしなくても協力体勢を引いちゃいましたか?

…そういうのって弱いやつの特権だよね?

俺も仲間を呼んで協力体勢を引いて良いですか?

あ?駄目?お前は地面を這って勝て?

よーし!!やってやらあー!

とは言ったもののどうやって倒したものか…

今俺にあるのは刀の闇の能力という一つだけのアドバンテージである

コレがなくなったら三回転半して死ぬる

そうして馬鹿なことを考えながら相手を見つめていると

何故か相手方は此方から視線を外して後ろを見つめる

「……おいおいおい?」

嫌なタイミングで嫌な奴らがきやがった

というか…この森敵多すぎやしないか?

後ろを見つめると大群を引き連れた蜂の女王をいた

完全におかしい…俺を囲むのに此処までの戦力を投入するのはおかしい

最初の2体だげでお腹いっぱいなんですけど

というか…強すぎるんですけとあの人達

…………まぁ、此処まで来たら諦めの境地で戦いますか

そう思って前に出ることにした

カブトもどきは自分の力に物を言わせて突進してくるので少し驚かせようと刀を突いて相手の角の中心を貫く

相手の角は俺と同じで制限付きの延々と続く再生と見て間違いないだろう

そして…相手の角は一定の条件下で爆発機能を発生させる

そのモーションは体を一瞬ブルリと震わせて角を体から分離して攻撃してくるという奇想天外の攻撃方法だ

自分の武器を壊して攻撃をしてくるなんて思い切り良すぎだろコイツ……

そう思いながら離れた角を二つ掴んで

一つは此方に攻撃するタイミングを窺っていたパキケファロサウルスもどきに、もう一つは大群を擁して此方に向かっている蜂どもに

そうして飛んでくる角に対して警戒体勢をとっていたパキケファロサウルスはレーザービームを放ってくる

全く…ソレしかやることがないのか?と呆れたくなったが

ソレを引き出したく投げつけたので結果オーライということで

パキケファロサウルスの動かない体の後ろに回って一瞬牽制のためにカブトの方にビームを放っておき次に大群を擁している蜂の軍団にビームを放っておく

…コレ楽しいかも

そう思いながら蜂の大量虐殺を行いながら操作している

パキケファロサウルスが突然動き始める

どうやらビーム行動が終わって動ける様になったらしい

…できれば大群とカブトを殲滅するまで続いて欲しかったけど

今回はビームエフェクトが続いている時は背中に回って攻撃を利用するという方法がわかっただけでも良しとしよう

そうして相手が怒り狂って攻撃してくるタイミングで

再び突き技を放つ

そうすると相手は幾ら硬い頭蓋が頭を覆っていようが振動が響いて驚いたのか体を硬直させて此方と距離をとってくる

まぁ…その行動は客観的に見れば正解なのかもしれないが俺からしてみれば攻撃できなくなるので出来ればご遠慮願いたい戦法ではある

そうして相手の行動を封じた後に

カブトの方を見てみると

カブトが空を飛んでいた……

どうやら牽制されて攻撃が此方に届かないから飛んで近づこうという魂胆であろう

というか…カブト虫や外骨格を持つ昆虫は本当にどうしようもないことがない限り飛ばないって聞いたことがあったけど

この程度が大変なことに分類されるならコイツは幸せだと思う

まぁ…実力的にこの森のカースト上位なのだろう

そうなってくるとコイツに襲いかかってくる生き物は極端に少ないだろう

素材目当ての冒険者や

同列のカースト上位の動物しかいないのだろう

…全くコイツは幸せで良いな

「……けどまあ…こんなウスノロに俺が捉えられるわけもないけど」

そう呟いて後ろに回避する

カブトの跳躍は確かに驚いたが俺からしてみればデカイ岩が上空からノロノロと飛んできいる程度の脅威であった

トランプの一の人が放つ太陽の攻撃みたいにノロノロしていた

相手が一瞬此方に振り返る隙を見つけながら足を切り刻んでいく

体の外部と比べて足などは甲殻が薄く砕き始めるのならば此処から砕いて順々に内部を破壊していくのが一番効率的なのである

そうして相手が一瞬怯んだ隙に更に距離を詰めて内部に突き刺す様に慣性を加えて突き刺す

すると

〈スキル【スピアー】を手に入れました、追加でスキルポイント1ポイントが配布されます〉

……コレで手に入るんかい!!

そう叫びたくなるが…まぁ、大抵のゲームでも割と簡単に手に入る様な初級スキルなので今回は許すとしよう

そうして一瞬スキルの方に視線を飛ばしていると蜂とパキケファロサウルスが突っ込んでくる

パキケファロサウルスは素手で受け流して蜂の軍勢は剣で弾き飛ばす

一体一体複雑な針を飛ばしてくるが

パキケファロサウルスが単純明快な動きをする為に特に警戒する必要が存在しないので

普通に対応していれば確実に関しである

そうして蜂の針を飛ばしながら突っ込んでいき刀で羽を切り裂いていく

蜂の優位性は針と毒と羽である

更に…羽を毟られれば蜂は空からの奇襲という一番重要な攻撃手段を失うので戦闘能力が大幅に低下するのだ

だから…此処で討伐しきる!

しかし…此方の攻撃性能の高さに怯えたのか蜂が空から降りてこなくなったので

「『闇魔法 夕闇』」

ポッカリと空いた闇の黒点

ソレは全てを吸収して破壊し尽くす

そうして蜂を限界まで引き寄せてから一気に攻撃していく

…恐らくだが此処は腐っても異世界

多分だけど…探せばモンスターの素材を使って武器や防具を作れたりするのではないだろうか?

そうなってくるといろんな武器を使って戦いたくなるので素材をできるだけ回収して戦うことにしたのである

しかし…困ったことにカブトとパキケファロサウルスは強すぎるので殆どの素材を破壊してしまうであろうということが予見出来てしまうので悲しいのが今日この頃である





ーーーーーーーーーーーー

思ったよりヤバい見落としが発覚した翌日にインターネットの情報を探していると




世界最高峰のゲームクリエイター集団が作った異端児【ドラゴンブレイクオンライン】が趣向変えてアプデ

協力型MMO VRが対戦型 VRへと変貌

新しく職業を多数追加

今年のナンバーワンゲームはコレか?



思ったより一番上にあったわ

というか…更新が昨日ってなんで皆知ってんだよ

まぁ…俺の場合いつも潜って偶にスマホでリサーチする程度だったからな

…全く別に変えるつもりは毛頭なかったが自分だけ知らなかったのは少々ショックではある

…まあ、今度から気をつけるとして

なんで今変えるんだろうな……

…まぁ、強いて言えばゲーム内での対人戦の発展であろう

…まぁ、俺は昨日まで一切してなかったけど

と言うか……そもそもゲームでPKしたことない人間がコレからコレで遊べるのか?






なーんで此処で歴史が絡んでくるんだろう?

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