疲れる
スキルは何を連結しよう
そう思ってウインドウを眺めていたが
「…いつ依頼に行くの?」
そう妹に言われてハッとして思い出す
そういえば依頼の話から発展してたんだ!!
そう思い出して周りの荷物を取り出して自分の真横に置いて荷物の確認を急ぐ
「えっと…まず最初刀…お金持ってない?返すか…いや…『蒼』にもまだ返してないし…」
「いいよ?返さなくていいし…あ、足りなかったらここに書いて渡してあとで纏めて支払っとくから」
……お前?おい?
「…言っとくけどお兄だから特別に許してるの…他の人なら担保に腕の一本でももらってるから」
「担保のやり方が前世のヤクザより凶悪!?」
そう叫ぶと妹は不服なのか
少しムスっとしている
「すまん」
と簡単に謝ってから一瞬立ち上がった
あれ?これってどこに行けば良いんだ?
「とりあえず女王の王国に行こうか?そこで依頼を受けてそこから馬車になっていくんだよ」
どうやらこの子はエスパーの力を十分に覚醒させているらしい
全く…末恐ろしいよ
何で俺はこんなに馬鹿なんだろうね
妹がこれだけ強くなっているのに俺はどこに立ち止まっているんだろうね
……決めた…この世界で俺は世界最強になる
前世では手に入れられなかった物も自分も全て手に入れて強くなるここで止まっていてはいつか訪れたあの悲劇を…
あれ?俺何を考えているんだ?
最近時々こういうことがある…何故か?
わからないけど…俺はそれを絶対に叶えなくてはいけないという思いにまた溢れている
本当に何故か
…まぁ、頑張って走っていればいつかわかる日もくるでしょ
………
「あれ?そういえば王国の方向はどっちよ」
「…あ、」
今回は二人とも出出しからグダグダであった
「王女…遅くなりました…少し一月休眠を、そして道に迷った結果顔をお出しするのが極端に遅くなってしまい申し訳ありません」
そういうと王女は一瞬目を細めながら此方を見つめて
「嘘ではありませんね…それでは構いません、それで今回呼んだのは」
「え?今ので嘘じゃないってわかるんですか?」
この王女時々人間離れした何かがあるとは常々思っていたが本当に化け物であったか
本当に化け物すぎて混乱しているが
まぁ構わない
「…ええ、この世界では仮面をつけてる相手の高度な嘘を簡単に見抜けるようにならないといけないので仮面をつけてない貴方の顔など簡単にわかってしまうのです」
「あっ!?」
そう指摘されて一瞬顔に手を伸ばすが時既に遅し
妹たちが素顔で王国を歩いているのを見て麻痺していたが
この世界で仮面をつけたいな方がおかしいのだ
多分だけど俺の為につけていないのだろう
あの国で全員が素顔で楽しく過ごしたいという俺の心の奥底の願望を見抜いて
結果、あの場所で仮面をつけているのがただ一人になったとしても
…まぁ、これはどうでも良いか
「今度仮面を手に入れてきます」
「…いえ、今回の任務では必要ないし貴方には出来るだけ顔出しをして欲しいのです」
「え?」
王女にそんなことを言われるとこの世界のルールが分からなくて混乱しているよ?
「……まず、この世界の住人は全員仮面をつけていますね?」
「え、ええ」
「…しかし、私はそれは駄目だと思っています、他の人達にも仮面を外すようにそれとなく誘導してみましたが何十年も何百年も守られてきた伝統というのは人の思考を緩慢にする
今まで守られてきたからという馬鹿な理由でしょうもないルールに縛られる人生ではダメだ!
人はより自由でなくてはならない
人種差別?馬鹿じゃないのか!?
彼は本来存在してはならない存在!?
貴様らは彼らを一人の人として見つめられないのか?
何が平等だ?自分たちの保身の上で成り立つ平等など何が平等だ?常に取りこぼされる人種を助けられなくて何が!!」
「義母さん!!」
クインが止めなければ完全に不満が噴出していただろう
うん……何だろう凄い心のあたりのある人体が差別されていたという事実に憤慨する女王の姿をみた気がするが
まぁ…今回は忘れよう
そうしないと話が進まない
「……それで俺にどうしろと?」
「…彼の思惑に乗ってくれませんか?」
「邪ソン?あいつの思惑って…あー、何となく話が見えてきたぞ?」
恐らく…この女王は邪ソンの計画を使うつもりだ
あいつは元々俺をクイーンズブレイドに放り込んで地龍という存在を無理やり引き立てようとしていた
しかし…女王はそれを利用して
地龍と同時に俺も引き立てようとしているのだ
世界のルールを全て無視してズカズカと動き回る異世界人
これを利用すれば仮面をつけてないという部分にも確実にスポットライトがあたるそうなれば
今まで慢心的にルールにしたがっていた人物たちも少しずつルールから逸脱していくだろう
この女王…思ったよりも先進的な思考の持ち主だな
話を聞いてる限り、完全に中世ヨーロッパ並の文化の思考ではない
それくらいの時代ならば奪い奪われしか考えてない時代なのに
彼女の思考は前世の現代の世論の思考に近い
人々の安寧と平等を求めている
…まぁ、そういう割には滅茶苦茶軍備を両方とも持ってるから結局は戦争は人類から切っても切れない宿命なんだろうね…
人は…傷つけ傷つけられ迷い、そしてまた傷つける
全く…馬鹿な生き物だよ
…けど…だからこそ醜くも美しい人生を謝るのかも知れないな
「…まぁ、構いませんが…どうして、そこまでするんですか?」
現代ならば当然という常識であるが
この時代ではそうではない
というか常識ですらなく、どちらかというとやらない方が当然のことを彼女は進んでやっている
自分で全てを救うために何度も何度も転生を行い
この生で人生が終わってしまうのに
最初に会った時から感じていた
威圧に対して生命力が異常に少ない
おそらく過度の転生を繰り返していた魂の摩耗が極限まで進み
最早一度の転生すら叶わない体になっているのだろう
だから今までは少しずつゆっくりと進めていた革命を此処で王手にしようとしているのだ
本来ならば時間がかかる意識の改変を
しかし…これは俺が治せる類のものではない
何せ…俺の【命の源泉】あくまでも自身の体の修復に魂の力を溢れさせるという物であって
人の命を繋ぐわけではない
…何だろうな…ここまで無能だったとはな
「…お前が気に病むことではない…そもそもガタが来ていたのだ…それを無理して繋いでいた、そのツケが回ってきたのだ、それに数十年時代を置けば魂の摩耗も幾分かは回復して行くだろう…」
「………」
わかっている、ここにいる全員が
それは気休め程度だ
次死んでしまえば彼女の人生は本当に終わってしまう
2度とこの世界に再誕することはない
しかし…彼女の信念が2度と揺らがないのも事実
おそらクインはコレを止めてほしくて俺をクイーンズブレイドに入れたのだろう
全く…親子揃って不器用すぎるだろう
そういいたくなる気分だが
まぁ…今は黙って置いてやろう
そう思って前を見つめていると
「…すいませんね…少々話し込みすぎました」
「…いえ」
「…それでは任務を伝えます」
そう言ってようやく今回の本題に入っていく
今回の任務は潜入だそうが
本来クイーンズブレイドという国の最重要戦闘員を他国に放り込むなど完全に外交問題に発展する
しかし…女王はそれを無視して進めると言っているのである
「……大丈夫なんですか?」
「……ええ、今回の問題は我が国も完全に無関係という話ではありません…クイン、アレを」
そういう時クインが一瞬時間を止めて移動する
うん…相変わらず気違いにヤバい能力だね
「…これをみてください」
そう言って見せられたのは何かのカケラである
「???」
「…これは最近大陸で流行している染草です」
なにそれ
「…これを特殊な方法で接種等すると、心拍数の増加、食欲の昂進、現実感が薄れて自我が薄れてゆく、自分の境目が分からなくなる離魂状態、記憶や言語に干渉する異常、協調性の低下、反射神経の鈍化…そして魔力不全に陥ります」
…あれ?これって
かつて…イギリスがインドを跨いで中国に沢山売りつけて銀を自分の手元だけに置いといた三角貿易で扱っていた…あの国滅ぼしの薬物
「…アヘンじゃね?」
そう呟いていた
「…アヘンとは?」
「…少し詳しく説明すると…私が以前いた世界では『麻薬』なる物がありまして…人が接種する事で継続的接種、もしくは療養して薬を抜かなければおかしくなってしまうような、精神に異常をきたす薬をそう申しておりました」
「…詳しく説明してください」
「…は、しかし、多少の知識があるだけなので少し説明があやふやなところは許してください…
昔、数世紀前から世界の中心と名高い国が存在しており
そこに、当時技術革新が巻き起こり勢いに乗っていた王国が近づき
『自分と国交を開いて欲しいと懇願しました』
元々、その王国も国交は開いておりましたが、いかんせん数が少なく港を更に開いて欲しいと言われて
当時の皇帝はそれを拒否
結果、勢いに乗っていた王国は、その国に対して間接的に麻薬を流して内部から腐敗させ圧倒的な軍事力で無理やり条約を結ばせて国交を開かせました…」
「……それは…」
「…今回の話とソレは何が関係する?」
あれ?もしかして会話には通じなかったか?
「……これも同じです…他国に流す事で徐々に他国の内部を腐らせて軍事力で世界を征服しようとしている馬鹿でもいるんじゃないですか?」
「………!?」
「…まぁ、この国はそういう外敵に対して深く対応できてるために侵略は難しそうですが…女王が倒れた暁にはこの国は簡単に崩れますよ…数年も持たずに」
これは告げているのだ…貴女が倒れればこの国は簡単に寿命を迎えてしまう
準備は怠るな、と
「……分かりました…けど…そのようなことをどこが」
「……恐らくですが…直近で軍事力拡大をそれらしい理由で拡大させている王国に絞ってみてはいかがでしょか?」
「どうして?」
「…どの時代も…どの人間も…適当に理由を外付けし力を持ちたいからですよ」
どれだけ…綺麗ごとを呟こうが人間は結局は獣だ
ーーーーーーーーーー
うーん…思ったより有罪なことをしていたんだなとようやく自分で理解をし始めた
なんせどうやら相当重要な出来事を自分でやってしまったようだ
けれど…ここで問題になるのが職業は一度選択しなければ再選択できない
「……しかも…これで問題なのは…これからこのゲームはPvPに移り変わっていくぞ?」
「…は?」
それは完全に寝耳に水だ
あ、VRの為にベットで寝ているから寝耳に水って意味じゃないよ?
それ…どいうことおおお!?
「…このゲーム…ドラゴンが弱すぎるだろ?だから運営に死ぬほどクレームが入ったんだ
『もう少し本気で調整しろ』って、けど今度は運営が本気を出しすぎてドラゴンの力が頭おかしいことになって全員萎えていたら
誰が始めたのかPvPの祭典が巻き起こった
この世界はPKに対して特にペナルティがないから、そういう奴らが跋扈した結果……このゲームは協力型VRMMOではなくなり、対人格闘ゲームに生まれ変わることになったんだ、それにこうなってからゲームの価値が一気に上がってな…
というか、お前今までドラゴンばかり討伐していたのか?」
……何だろう非常に気まずい
「はい…数千体…特異個体も一人で倒していました」
「「………」」
ほら…だからいいたくなかったんだよ!?完全にドン引きされているじゃん!?
「…だって知らなかったら頑張って対応しようとしているから分かりませんよ!!」
そう言って抗議するが流石に無理があったのか相手は完全にドン引きしている
「…まぁ、今回のことは運営にいって何とかしてもらうんだな、完全にプレイヤーがどうにかできる問題じゃない」
「そうだな…それに今回は対龍の職業でどうにかなったけど…それは単に俺たちが相手だったからだ
本職は異常なまでに強い……そうなってくると完全に対人に特化た職業を選ぶ方が賢明だ」
なるほど……けど
「すいません…俺、この職業好きなので変えません…わざわざ色々と教えてくれたのにすいません」
俺はドラゴンが好きでこのゲームをしているのに
対人ならなるからという馬鹿みたいな理由でそれを捨ててしまったら俺の努力は完全にドブに捨てられちまうじゃないか
だから…俺は絶対に譲らない
……対人が何だって?
圧倒的な力でねじ伏せてやるよ!!
ちなみに…この数週間後、このゲームの大会で何連覇もしていた世界王者と対戦する羽目になるとは
この時は、全プレイヤー誰もが予想だにしていなかったことである……
種族名:地龍(上位龍神『ハイ・ドラコニア』)
名称:未詳 Lv.168
Status Point
HP:100
VIT:100
ST :200
AGI:200
MND:145
MEN:0(刻印の影響で魔法関連はとことん使えなくなった)
MP :0(上に同じく)
HIT:230
INT:170
DEX:170
STR :170
LUK:195
魔法
【ガイアの申し子】
(重力・鉱石・地脈探知・全方位感知・)
大地操作
【暴食者】
捕食・吸収
【闇魔法】
闇操作・闇感知
【ノア】
万能情報・万能感知・鑑定・気配察知・情報偽装(神)
【年齢操作】
skill point,0
『スキル』
『阿修羅観音・悟』
自身の中で練り上げた気力を外部に溢れさせて攻撃する手法
『オーバードリフト・改』
自身の速度を上がつつ相手に突撃するスキル
『infightingー抜重』
相手に近距離で攻撃をしつつ自分の体重を落としていく
『鬼籍』
自身が攻撃した部分にもう一度攻撃すると相手が確定で死ぬ
理由としては攻撃した部分から一気に自身の魂の生命エネルギーを流し込むため起こる現象
『月面観測』
自分から半径100メートルいないに擬似的な資格を作り出した観察するスキル
『無明の舞』
自身の領域内に入ってきた物体に対してオートでカウンターを繰り出す
『エンチャント:フレイムロード』
自身の発火性能を著しく下げて炎を纏う
『冥戦上のアリア』
【秘匿情報】今だに扱えない能力ため不明
『グランドダイブ』
大地に潜り込むスキル
『ヘルメスブーツ』
不明
『オーバーフレイム』
不明
『ステップダンス』
自身の速度をあげる踊りをする
メッチャ恥ずかしい
『六艘飛び』
跳躍力を一時的にあげる
『カウンターカタパルト』
一度カウンターを発動させるとオートでカウンターをする
『メテオスマッシュ』
超上空から一撃を放つ
『ドリルスピアー』
【不明】
『月面思想』
【不明】
『褐色女帝』
【不明】
『臨界突破』
【不明
『円回転』
【不明】
『炎顕現』
【不明】
『大龍は影を抱かず』
【不明】
『影落とし』
【不明】
『影闇潜水』
【不明】
『暴刃乱獄』
【不明】
『罪深きを斬るは罪を纏いし者』
【不明】
『蜿々閃武』
【不明】
『銀兎疾駆』
【不明】
『英雄の夢見』
【不明】
『荒波』
自身の生命力を糧に一時的に異常な身体能力を見せる
『拳の道』
特殊なギミックを発動できる
『いや、不明多すぎだろ』
ソレは君の実力ぶそ
『いや、お前のせいだろ』




