銃撃戦は街中でしたらアウト
相手がいきなり指で短刀を挟むという謎すぎる謎行動をかましてきたので体を硬直させて相手の行動を読み取ろうと考えていると
いきなり相手の短刀が伸びてきて此方の体に突き刺さる
一瞬驚いて掴もうとするが相手の体から確かに魔力が流れ出るのを認識してしまうと
相手の手から流れる魔力の意味もしっかりとわかってしまう
「……おいおい?ソレは流石にヤバいんじゃ…」
そう苦情を告げようと思ったが相手は僅かに表情を緩めながら恍惚の表情で弾丸を撃ちまくってくる
そうして弾丸が筒を走るたびに確固たる衝撃と弾丸が走り抜ける痛みで僅かに体が気絶へと向かっていっている
…は、ははは…VRの弱点は動きの齟齬だけじゃなくて『痛み』もあったね…
全く…まさか銃を担当に変形させる機能まであったとは
いや…恐らく完全に別物質まで変形可能なのであろう
俺からしてみれば完全に物理法則を反しているがソレを言ったら俺の大地魔法も大分ソレに反しているので
前世での物理法則とかに囚われていると大分痛い目に遭う
仮定ではなく確定なのは今現在ダメージを負っているからである
…全く久しぶりに嫌な汗をかきまくっている
汗が地面に一つ二つ垂れるというレベルではなく次から次へと垂れ流れていき軽く水溜りを形成していく
視野も徐々に狭まっていく
このままいけば確実に俺は気絶するだろうが…
俺がこのままタダで負けてやると思うか?
そうしてゴブリンに対して無理矢理視線を向けながら未だに衝撃と弾丸の摩擦で熱くなっている銃身を無理矢理掴みにかかる
此処に銃の専門家などがいれば確実に馬鹿なんじゃないの?と言われてしまいそうな光景ではあるけども
俺にはこれしか攻略法が思いつかなかった
そういうわけでゴブリン君?俺がテメェを招待してやるぜ!
「駄賃無料の片道宇宙旅行になあああああ!」
心の中で思っていたことを思わず途中から叫んでしまったので文脈がおかしくなったが叫びながら銃身を圧し折ることに成功した
…まぁ、そもそも相当の長さにしていたから強度も脆くなっていたのであろう
そうなると折るのは簡単であったかもしれない
叫び声を更に上げながらハンマー投げの要領で銃身を掴んで全力で宇宙に向かって投げつけようと放り投げようとしていると
次の瞬間に銃が僅かに発光して変形していく
今までの攻撃の為ではなく…地上に繋ぎ止めるための鎖として
自身の体に鎖を差し込んで地面に縫い付ける
合理的ではあるが常軌を逸している
完全に頭のネジが外れている…けどコレを口にしたら確実に他の奴らに呆れられる自信がある
何せ一番頭のネジが外れている戦い方をするのは俺であると断言できる
何せアザトースの戦いの時は真っ裸で拳で戦っていたからな
しかもそれで生き残る謎
まあ………俺の不思議な生還劇は今に始まったことではない
君………それ完全に爆心地だよね?というところでも普通に生き残ったり
体のあちこちが完全に変に曲がりすぎて一周回ってこれで平気だっけ?と馬鹿なことを考えたり
過去を振り返ればカオスな記憶が幾つも思い出される
これもある意味でトラウマであると言えるかもしれない
けど………流石に今現在の状況では変なことを考える時間はない
じゃあ何で考え事をしている?っていう質問は厳禁だから
した場合はもれなく永眠を提供する特殊なツボを押してやる
一応あるんだ……そういう感じの能力が
そうして馬鹿な考え事から思考を戻しながら拳を構える
本来であれば武器を構えたいが生憎武器は慣れ親しんだヤツ以外は決して使用しないと決めている
だからこうして自分の体を武器にして戦う
相手は自分の体を地面に着地すると自身の体に突き刺している鎖のソレを碌に抜かずに此方に向かって走り抜けてきている
全くこれだから脳筋戦士は嫌いなんだよねー
昔のVRでトラウマ級に強い脳筋の敵がいた影響か思い出したら震えが止まらない
全く今回はいいけど出来れば今後は脳筋と戦う機会がなくなればいいと思うが
ほぼ確信的に必ず脳筋に苦労するとわかる
本来この世界は魔法の世界であるはずなのだが俺からしてみればフィジカルもそれなりにおかしい連中がわんさかいた
そう考えると異世界の脳筋浪漫ビルドは割とマジでありなのか?
でもネタビルドにするとどうしようもなく安定感が消え去ってしまう
つまりどこの世の中にもいるが理想の姿に振り回されて失敗するような人物
俺が前世でやりこんでいた某カードゲームでは少しやりすぎていたせいか引いても引いても魔法カードしかも必要のないタイミングで現れるのである
全く難しい話だよね
あ………何がとはいわないが実はこれの原作漫画は昔「遊戯」を主体にしてやっていたからそうだが打ち切り寸前にまで追い込まれてカードゲーム漫画に転換したところで奇跡的な爆発的なヒットを生み出したそうである
そう考えるとぎりぎりの道を歩いてきているんだなーと思ってしまうが緩んでいる気持ちを頬を叩いて締め直す
相手の単純な攻撃と鎖の変形、相手の魔力の動きを極限まで集中している見極める
魔力のないゴブリンは蹂躙されるゴブリンでしかないのである
そうして相手が疲労して来て体をふらつかせたところにボディブローをカマスが全く効果を成していない
まるで攻撃自体が無効化されている気分である
本来ならこんな胡散臭いゴブリンは最初から戦わずに逃げているのだが今回に限っては逃げられるはずもなく
相手を確実に追い込めながら敵を殲滅していかなければならないならない
そうやって考えると既にゴブリンの領域をぶち抜いている気分がしてしまう
そうやってゴブリンを見つめながら考え事をしていると
腰に刺さっていたアレがいきなり姿形を変えながら拳銃への姿に落ち着いていた
相手は最初の時こそは驚きを見せつつも俺に対して僅かな笑みを見せるのみ
全く………これだから対人戦は嫌いである
俺は多少武術の心得を持っているのだが
ソレをもってしても対人戦よりも自身よりも強大で強靭なドラゴンにぶつけるほうが好きであ
元々小学生の頃からのドラゴンが特に好きでゲームでは兎にも角にもドラゴン装備を集めまくった
最初に買ったのが薬草ではなくドラゴン装備の小学生は世界広しと言えども俺くらいな気がする
そして中学生に上がるころにはフルダイブ型の新型VR機器が発売された
今までとは違う画一的な技術力が用いられたそれは世間で爆発的な人気をはくするまでに至る
そして最初期の頃は庶民にはとても天井価格だったのが徐々に落ちていき中学二年生で初めてVRをやった
そのとき初めて選んだゲームのジャンルは勿論ドラゴンであり
ドラゴンの荒々しい姿、万物を引き裂けそうな鉤爪、雄々しい翼
そして熱すら感じ取れそうな炎
全てが鮮烈に焼き付いて離れくなり
それから二年無心でドラゴンゲームを楽しんでいた
だが………異世界転生をしてしまった現在からしてみると二度と俺はドラゴンゲームができないのだ
流石に娯楽でドラゴンを虐めるとかいう鬼畜のゲームはしない
というか…………その事実思い出したら何か腹立ってきた
なんだろうな…………腹の奥底から怒りやヘドロがフツフツと沸き立ってくる
そうしてゴブリンの銃弾を回想を終わらせながら掴む
相手は「ば、馬鹿な!?この弾丸の速度は俺以外誰にも…………」
みたいな顔をしているので
足を大きく上げ銃弾のストレートをお見舞いしてやった
ゴブリンはまさか銃弾を投げ飛ばしてくる輩が存在することに対応しきれずに一瞬致命的なまでの硬直を確かに見せながらこちらを錆びついた機械のように見つめてくる
全く…………ゴブリンにまじまじと見められても全く嬉しくないので相手が困惑している間に殴って気絶をさせておく
「さて…………これでようやく安心してみんなと話し合いができる………」
本来であれば最初に提案をしたかった事柄であったが俺のお供たちが異常に戦闘狂………え?お前も十分戦闘狂だろ…とかは言わないでね?流石に傷ついてしまう
まあ…………一応おれだって戦わないように努力をしているつもりだが諦めて戦うことのほうが結果的に多いのである
本来ならば交渉で何とか引いてくれれば一番ありがたいのだが
俺が敵対しているのはそんなでは引かないような強者ばかりであって本当に困る
………そういやふと思ったけど今この現在の俺のすてーってどうなってんだ?
種族:地龍
Lv.1800
Status Point
HP:7200
VIT:7500
ST 10000
AGI
瞬間的:9200
継続的:4000
MND:5600
MEN:0(刻印の影響で魔法関連はとことん使えなくなった)
MP :0(上に同じく)
HIT:100
INT:56
DEX:279
STR :23456
LUK:12880
スキル
【ガイアの申し子】
(重力・鉱石・地脈探知・全方位感知・)
大地操作
【暴食者】
捕食・吸収
【闇魔法】
闇操作・闇感知
【ノア】
万能情報・万能感知・鑑定・気配察知・情報偽装(神)
skill point,9729
『技術』
『阿修羅観音・悟』
『オーバードリフト・改』
『infightingー抜重』
『鬼籍』
『月面観測』
『無明の舞』
『エンチャント:フレイムロード』
『無寵の遊び』
『グランドダイブ』
『幻骨』
『オーバーフレイム』
『ステップダンス』
『六艘飛び』
『カウンターカタパルト』
『メテオスマッシュ』
『拳の道』
『荒波』
全く変わってねえ
………なんだろうこの…………地味な敗北感は
俺だってそれなりに場数は踏んできているはずなのに
どうして上がっていないのであろうか
こうやって考えると相当終わってるなと自分でも思っているが
やはり…………俺はレベルが上がりすぎてしまっていたのだ
本来この世界のレベルの上限は百から二百
しっかりと確定してない人物もいるのでしっかりとは明言できないのが厳しいところではあるけども
俺の見立てではあっていると思っている
そうして俺は自分の見たくない現実を一瞬見逃してから長達がいる部屋になだれ込むことにした
本来なら俺抜きで話をしてほしいけど
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これは俺が異世界転生を果たす前の「ドラゴンブレイクオンライン」の話である
昔からの病的なまでのドラゴン好きが災いして
このゲームでは最早逝ける粗大ゴミ、歩く汚泥、人間失格などと最早何故打ち切りになっていないのか全くわからない「リュウ騎士」で歩き回っている
さて此処で一つ問題である
この状況がどういう状況かわかっている人は何人いる?
よし………今から俺がしっかりと説明するから聞いておけ!
まずこのゲームのコンセプトは「世界に蔓延るドラゴンを協力して倒そう!」というコンセプトであった
しかし………このゲーム今でこそ神ゲーと囁かれているが発売当初は酷いもんであった
大人気ゲーム会社ユニオンカンパニーが秘蔵の一作を世に放つと宣言され世間は大熱狂した
発売前から転売ヤーが跋扈し警察が連日のように逮捕者が出たが奴らは蛆虫のように湧いて出ていた
そして更に悪質なのがパッケージから何から何まで自作で作られた「偽物」が流通していたのだ
俺は偶然ソレを見つけてやってみたがそれなりに面白いゲームであった
そうして逮捕者がうなぎ登りで上がり太陽も一年で一番上り切ったきせつでのころに発売が決定して
ストアに雑踏する人が沢山いたらしい
俺はいつ買えるのかわかっていなかったので予約をしておいて本当に良かったと自分で心の奥底から思っていた
そうして発売してから初日俺も含めてプレイヤー全員が悪い意味で震えた
敵が異常に弱すぎるのだ
それこそ某赤い帽子で「マアンマミーヤ」みたいなセリフを吐く人のいるゲームでデフォでいる
あの茶色い小さい奴を小突いてゲームクリアといわれているような最悪な気分になった人が続出で
一時期はそうプレイヤー数が一桁にまで下がったらしい
…減りすぎだろとか言わないでくれ
ゲームってのは常に新しいコンテンツやら何やらが出てて
幾ら前作に面白い作品を多数輩出してきたからって
面白くない作品を評価できるほど世間の批評感覚は狂ってない
個人的にはドラゴン退治はソレなりに楽しかったので黎明期も割と毎日ログインしていたが
ある日からおかしなことが巻き起こり始めた
いつもの様にログインしてゲームをしようと考えていたら
街中の方が僅かに騒がしい雰囲気を感じ取り
どうせ毎日時間の限りドラゴンを狩っているのだから偶には気ままに街に行ってみるのも一興かな…と考えていってみることにした
すいません、投稿おくれてしまいました
最近コレの別サイドの話を書こうかなって考えてます




