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ゴブリンはルビに進化したってのがつかないとオリジナリティが出ないと思っているのかな?

さて…と今度アイツらにはキツイ一撃をお見舞いしてやるとして……

今こうやって走り回って撹乱する程度しか出来ないが

さてはて……コイツらの頭は何処にいるんやら?

先刻から死ぬほど走り回って頭らしき存在を探しているが…

コイツらの異常さは俺が一番わかっている

異常な統率力…まるで一体が軍全体と連動しているかのような

一体の巨大な生命体を相手にしているかの様な錯覚に陥ってしまう

…全く戦い辛いことがこの上ない

けど…ソレなら一番刺されたくない場所を刺された場合には過剰な反応を見せるはず…

少しずつ端を崩していけば…必ず弱点部分を差し貫けるはずである

そう思って一体一体を着実に倒していくが異変は突然訪れる

大軍の相手をしながら弱点を探しながら走り回っていると

いきなり耳元に…この世界に来てからは聴き慣れていない硝煙の匂いと発砲音が鼻と耳を掠める

僅かな違和感が脳内を駆け巡るのと体が膝を曲げてゴブリンを盾にして辺りを観察するのは同時であった

そして…ソレが今回の戦いで一番の幸運であった

そうして一瞬の逡巡の後にゴブリン達の体が蜂の巣にされている

一瞬の驚きが体を走り抜けると反射的に体が動いていた

本能的に此処にいれば確実に相手の餌食になるとわかっているのだ

そうして一瞬にして敵陣を抜けようとした瞬間に

「…もう…遅いぞ?」

そうして声をかけられたとわかった瞬間には全身を炎に包まれていた

何故!?と考えるより前にアイツら…一番重要な長を逃してんじゃねーかと考えていた

けど…此処で問題なのがもう一人の長が此処にいることである

…どう言うことだ?コイツらにアイツらを出し抜く技量も実力も存在しないはずなんだよね

けど…実際問題コイツらは此処にいる…

当てられたか?

当てられる…個人的に使用している言葉であり

場の空気に当てられる、力に当てられる、流れに当てられる……

今回の場合だと強すぎ…いや、ソレすらも思い浮かばないほど隔絶しすぎている実力者…つまり最強という言葉が似合っている存在がこの地に舞い降りて

全員触発された結果…全員の強さが極限まで引き上げられた

此処は最早今までの勘定で測っていれば簡単に死ぬ地獄絵図へと連れていかれる…

全く…コイツらは何をしようとしているんだ?

いや…俺は何をしている?

こんな視覚外からの攻撃…ただそれだけの魔法をレンジも低いのに目の前で受けた?

はっはっは…………

少しぬるま湯に浸かり過ぎたか?

「終わってんのはお前らだよ…クソが」

そう言って全身についた炎を利用して『エンチャント:フレイムロード』を発動して炎の材料にする

そして一瞬炎に慄いたエルフの族長の首筋に足蹴りを入れて最初の牽制をしながら相手が掴んでいる杖の両手の上と下に両手を配置して一気に回転を起こし更に足払いをしておく

突然杖を奪われたエルフの族長は一瞬キョトンと戦場ではあるまじき顔をしたが一瞬で状況の悪さを悟ったのか一瞬で杖を奪い返そうと魔法陣を自力展開してくるが…

「遅い…お前の脳みそにゃあスポンジでも詰まってんのか?」

そう言って片手を全て魔法陣に触れさせて【暴食者】で喰らい尽くす

そして銃弾を打ってくるゴブリンに対して杖を振り回して銃弾を防ぎながらオークの頭領に近づいていく

オークは驚いた様な光を目に宿すがソレも束の間一瞬で棍棒を振り上げてくる

動揺も少なく即座に俺を排除してこようとしてくるあたりソレ相応に強いのだろうが

俺を前に…誰も彼も攻撃速度が遅いったらありゃしない

相手が棍棒を振り下ろして来ると分かってから杖に一瞬力を込めて相手の顔面に投げ飛ばす

オークは驚いて杖を払いのけるが

此処では杖を掴んで破壊するのが正解であった

相手の足元にスライディングしながら杖を掴み地面を蹴り上げてオークの頭上に体を躍らせる

そのデカい図体の影響で首が回らないのか此方を視認することもできないオークは一瞬慌てる様な素振りを見せてくる

そうして一瞬の隙を作り出したのちに

杖を地面に縫い付ける…不快な感触を伴い

やはり…急所(オークの急所ってどこ?)を外しているが…ソレでも気分の良い物であるとは言い難い

そう考えながら足を回転させながら一気にゴブリンの方に突っ込んでいく

今現在武器を失い負傷しているエルフの族長にはあまり危険性は存在しない

強いて危険性が存在するならば魔法…だが俺には魔法の知識は存在しないから逃げ一手である

そうしてゴブリンに向かって突撃をかますが

レンジが広い上に一撃の威力も十分

VRの経験がなかったら完全に一発目から顔面にぶち込まれていた

けど…今回の相手は銃器の扱いに慣れていない

一度に複数の弾丸を放ってきて撃ち終わると弾丸を詰め替える

その隙に此方は走って距離を詰めるが相手も走るので多少縮まる程度

しかし…この程度なら此方が相手のほうにたどり着く方が先である

全く…無駄なことを

まぁ…でも…この世界に銃器なんてあったか?

確かに俺の知識が多少ズレているとはいえ…此処までのオーパーツが存在するのか?

ソレに……この世界のエルフといえば戦場には出てこないで内部での内輪揉めが有名な種族のはずだ

いくら何でも違いが大きすぎる

…この違和感は何だ?

そうして相手との距離が縮まらない追いかけっこに少々行き詰まりを感じながら走っていたせいか少し考えに集中していたが

目の前のゴブリンカシラがゴブリン達の内部に入り込みそうだったので大地魔法で入ろうとしていたゴブリンの一団と分断する

そしてソレに続き他の二面も壁を作り出す

これでようやく追い詰めた

壁で追い詰めるのは個人的にはあまり好きではないが相手からしてみれば孤軍奮闘で戦わなきゃならないので嫌な手ではあると思う

…まぁこれで弾丸の一撃を喰らえば笑い種だよね

そう考えながら強く一歩を踏み出すとゴブリンが弾丸が込められていない銃を向けて来るが俺はブラフであると断定一気に距離を詰め寄ろうとしたが

「ドン!!」

空気を切り裂く様な音と共に一瞬で顔面に銃弾が到来しそうになったが反射で避けたお陰で何とか銃弾は回避できたが…

どう言うことだ?確かに弾は無くなっていた筈だぞ?何処から補充した?

そう考えていたが奴の武器の形状が変化していくのを見て悟った

恐らく…特殊武器…魔力で弾丸を形成して能力に応じて武器の形が変化していくタイプの

先程までの執拗な弾丸の補充は俺に『実弾が必要である』という認識をもたらす為にやっていたことであり

最早実弾がいらないことがバレたから魔力で攻撃を開始していくと言うことが

全く…俺の相手ってこんなんばっかで嫌になるわ

そう思いながら一気に突撃をかますが相手の銃が大砲並みに大きくなっているのを見ながら大地を変形させていく

下から槍を出現させながら回避をするがソレだけでは蜂の巣にされてしまうので

空に飛んだあとは一気に攻勢に出る様に指示を出しておいたが銃の経口から魔力が一気に排出されて辺りの大地が一気に抉られる

魔力で薙ぎ払いも出来るのか…応用性が高いな

そう思いながら銃を破壊する為に拳に『拳の道』を発動させて爆発を発動するが相手の銃は中で火薬を常時爆発させているからか火耐性がついているのか僅かに此方を睨んでから一気に銃を此方に振り上げてくる

思わず攻撃を喰らいそうになるが体を一気に伏せて回避をしながら一気に足払いを行うが

ジャンプをしながら攻撃を回避してくる

コイツ…体術も出来るのか半分くらい呆れながらゴブリンを見つめるが当のゴブリンは顔を歪ませながら此方を見つめてくる限りである

全く…俺の攻撃は通用しないって?

馬鹿め

そう言う俺の考えが相手に伝わったのか僅かに体を硬直させるゴブリンの顔面を拳で捉える

ソレくらいの速度なら少々速度を出せば当てられる

そう考えながら拳を振り抜こうとした瞬間に拳が逸らされたことに気がつく

まるで水が流れるかの様に当然の如く流されてしまったので最初は当たったと勘違いしてしまった程である

…コイツマジかよ

そう思いながらゴブリンの顔を見つめるが…その顔を凝視することは出来ずに顔面を魔力で撃ち抜かれてしまう

眼鏡が地面に落下してしまうが構わない

しばらくは魔素で強化をして視界を確保しておけば大丈夫

そうしてゴブリンに拳を繰り出すが当然の如く銃の背で受け止められてカウンターと言わんばかりの鋭い蹴りを受けてしまう

一撃の威力がゴブリンのソレではなく一瞬体が馬鹿みたいに硬直してしまうが仕方ない最早相手の攻撃の威力は異次元の物へと昇華していた

何だ?これは…一人の出せる威力にしてはありえ

〈……恐らく銃に込められる魔力が増えるほどに膂力が増える性能でも性能でも持っているのでしょう…その証拠に本来なら千切れている筈の腕が今もなお増長と膨張を繰り返しています…今回はあれに耐えている主を素直に褒めようと思います〉

…出来ればいつでも褒めてくれると本当にありがたいんだけど

そう思っているが…けど今は変なことを考えている時間は本当にないので相手に向かって拳を油断なく見つめる

今までは元来の体の頑丈さと再生能力とタフネスで耐えているがコレから更に魔力によって攻撃力が増えていけば生身の体では難しいかもしれない

…全く…俺の知ってるゴブリンはもっと弱い筈なんだけどな?

そう思いながらホトホト呆れながらフェイントを織り交ぜたフックを出すが

ゴブリンはその図体に見合わない俊敏さでソレを弾きながら腕をアイスピックの様に尖らせながら攻撃をしてくる

心臓を直接抉ろうとしてくるが其処は鱗で一番硬く防御しているのでさしものゴブリンも貫けずに一瞬驚いて硬直しているので腕を掴んで関節をあらぬ方向に曲げようとしたが強靭すぎる筋肉の前に僅かに内側に曲げれる程度で骨をいかせられなかった

そうして一瞬衝撃で固まっているところにゴブリンが腕を曲げて此方に裏拳を放ってくるのでしゃがんで避けようとしたところに死角となる場所から拳を放ってくるので体を硬めながら防御をすると後ろにある壁に勢いを伴いながら突っ込んでいく

本来なら僅かにでも声を漏らすところであるのだろうが

あまりの衝撃に目を向きながら地面に倒れ伏しそうになる

しかし…此処で気絶したら敗北であると悟りながら地面に着地しながら

(ノア…アイツの攻撃力の上限は何処までかわかるか?)

そう質問するとノアは僅かに間を持たせながら

『……恐らく魔力がなくなればソレ以上の強化はできなくなるでしょう…ソレに元来ゴブリンの魔力は少ないですから奴の魔力も一応は少ないと見て間違いないでしょう』

全く…コレからやろうとしていることは希望的観測も甚だしいが…まぁ、やらないよりやって後悔の方が良い

そう思いながら一気に相手の方に向かって攻撃を放っていく

先程までとは違い防御や回避を一切専念しないで苛烈に攻撃をしていく

相手はいきなり攻勢に出てきた俺の姿に多少驚きを隠せずにいたがソレでも一切攻撃を緩めずに突撃をかましていく

相手の放つ弾丸か髪の毛を幾つも散らしていき

更に血を撒き散らしていくがソレは一切気にしない

髪も血も音山に治して貰えば大丈夫である

…まぁ、アイツの治療への執念は少し怖いが

アレで本来攻撃的な術者なんだから世の中適正ってわからないよね

全く……死合をしているのに変なことを考える力はあるんだなと自分で自嘲気味に笑いながら足蹴りを繰り出しながら相手の手元を狙っていく

相手はソレに気づくと此方の攻撃速度についていく為に更に魔力を銃に込めていく

本来なら視認できない魔力の色も俺にはしっかりと捉えることができる

これはアザトースの所で学んだのだが

摩訶不思議なことに奴の魔力は僅かに見えたのだ

本来なら誰もが持っているであろう魔力の視認は俺の世界では決してできない技能であったので此方に来て異世界の体だからできる…と言うことにはならなかった

恐らくだが魔力や魔素などの基礎的なことは此方にくることである程度本能でできるのだろうが魔力の視認などは恐らく応用である為に一人で努力しても転生者によっては本当にできない人もいるのだろう

けど…その点俺はある意味で幸運であった

アザトースというのは自分の魔力を秘匿しようとしてはいなかった

何故なら魔力を隠すのは弱者の仕方であるというポリシーでも持っているのか常時垂れ流しにしている為に

嫌でも奴の魔力が体に染み付き目が奴の魔力の形を見せてくれることで何度も危機を回避した

本来なら自力で会得したかった能力ではあったが…人間は厳しい状況下に置かれることで何倍もの実力を発揮できるから…と自分を何度も落ち着かせている

けど…やはりアイツのおかげで能力を会得出来たのは納得できねえええええ!

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