人間って虚しいね
すいません!思ったよりも投稿再開に時間をかけてしまいました!すいません!
結果二人とも微妙な表情になりながら待っていると猫じゃらしから解放された九露が一瞬此方を診ながら姿勢を正しながら
「…なんか見た?」
と今更ながらの訂正をかまして来る
うん…本当に今更だね?君の愚行は俺の脳味噌の海馬にしっかりロックをかけながら奥深くに保存しておいたからね?安心してね?という視線を向けると絶望したかの様な視線を向けて来るのでしっかり笑顔を振りまいておいた
うん…何だろう凄い清々しい!!
多分人間としては終わってんだろうけど
そんな風に考えながら一瞬どうしようかなとケタケタと笑っていると
本人は少し気恥ずかしそうに何かを考える様に少し視線を此方に飛ばしてきて
意を決した様に顔を此方に近づけて来る
「……もしかして貴方…貴女?も…異世界人ですか?」
何故わざわざ『あなた』の部分を言い直したのかは言及しないでおくが…
まぁ、そうだな
「…そうだ」
そう一言言うと彼は何かを納得した様に頷いている
うん…元々何か引っかかる物はあったのだろう
今回の何に引っかかる部分があったのかは謎ではあるが
点が線となってアイツの中で繋がったのだろう
…まぁ俺としては繋がんなくても良かったんだけどな
そんな風に思いながら一瞬視線を外していると
「…何の話してるんですか?」
そう言って白黒露が疑問があると言う風に視線を向けて来る
うん…流石に不信がすぎたか……
そう思って何とか言い訳を考えようとしていると
「……まぁ、二人とも馬鹿だし変なことで盛り上がってるんでしょ?」
も凄く失礼なことを言われたので
「「違うわ!!」」
と二人して叫んでいた
流石にコレは怒るんだな
そう思って何というか自分でも意味がわからずに安堵の溜息を吐いた
「ソレで…コレからどうするんですか?流石に行く宛がない上に宿無し仕事無しのロクデナシだったらしばきますよ?」
コイツ…九露…少し元気になったらスッゴイ辛辣…
まぁ原作もこんな感じの性格だったしね
よくよく思い出したら…ね?
けどさ?こんなにフレンドリーな物言いではなかったけどね?
俺が覚えてるのはガチの厳しい罵倒の数々
そしてたまに出て来るマゾの人がヤバいくらい興奮する
……うわ…久しぶりに思い出しけど過去一気持ち悪いやりとりだったな
思い出すだけで全身が震え上がる
悪い意味で震えたわ
そうして一瞬体を馬鹿みたいに震わせていると
「もしかして…ないんですか!?行く場所!?」
そう言われて一瞬体の震えを抑えながら
「いや…少しトラウマを思い出していたから震えたのであって行く宛というか…全員強制的について来る場所の有無を聞かれれば…『有る』と答えざるを得ない」
そう少し気取って言うと
「あんならさっさと……そう言えやあ!!」
と怒られてしまった
今回は完全に此方が悪いので多少謝るために軽く会釈をすると
九露は少し困った様に溜息を吐いている
どうやら彼は多少口は悪いが案外常識枠の様だ
…俺の周りは少々面濃い奴らが多いからな
そう思って一瞬視線を伏せるがバレたら終わりだと思い直して一瞬で視線を戻しながら何にも考えない様に視線を戻すと
他の全員から疑惑の視線を向けられるが疑惑ならまだ責められることがないのでセーフと感じながら一旦深呼吸をしながら
「まぁ……と言ってもコレから行く場所は正直この世界の知識があれば、態々そこ行くのか!?ってお前正気か!?って思う様な場所なんだが…個人的にはそういう場所だから横から掻っ攫って土地を手に入れる…いや濁さずに言うと奪うことで安全性を確保出来るとは思う……まぁそこ以外安全な場所は全く想像できないけど」
そう言うと全員が嫌そうな顔をする
……まぁ、そりゃあそうだ俺だって行く前から危険な可能性が大きいって言われたら逃げるし
と言うか今までの戦いも何回も逃げたい気持ちを無理矢理押さえ込んで戦っているし
というか急に異世界転生→ダンジョンに入って戦闘→ヴィオとの戦闘→アザトースとの戦闘→S級の奴ら→クイーンズブレイドとの戦闘
うん…俺よく逃げなかったな?前世の知識総動員してもかなりヤバい字面が並んでる上にアザトースって誰よマジで
何処から湧いてきた化け物さん?
出来ることなら二度と顔を合わせたくない人物でもあるが……なんか…アイツとは何回も顔を合わせそうになるのが直感でわかる
こう言う時の勘は当たるから嫌なんだよ
「はああああああああ」
溜息を全力で出しながら卵の君のキャラクターみたいに寝そべる
そうやってだらけようとしていると
「んで?結局何処に向かうの?なんか頭の中で考えるのはいいけどコッチに何かを言う前に疲れて言うのを止めるのは辞めてくれない?せめてノートに書くとか何とかしてくれない?」
そうやって白に長文で怒られる
白と一緒に居る時間は短いが前世からの経験も踏まえると何時も物静かな人がいきなり長文で話すのは怒る前兆である
個人的にはそう思っている
「……うん、ごめん……一応説明しとくとコレから俺が行こうとしているのは一千年戦争地帯ユグドラシル…世界樹が芽吹く世界一壮観な戦争地帯だよ」
そう言うと一瞬音山は考え込んで
「俺の知識だとユグドラシルは世界樹なんだけど…お前の言っているソレはそう言う認識でいいのか?」
そう言って来るので別の世界線にも一応神話はありユグドラシルもあるのかと感じた
「ああ……まぁ、この世界割と混合的な世界だしもしかしたらチビ木が世界樹とか言う可能性も否めないからな…俺の知識だとそこにある樹木が世界樹っていう認識だ」
そう言うと音山納得した様に頷いて静かになる
次に質問してきたのは妹である
「…そこは安全じゃないってお兄言ってるんだよね?けど…どうして其処に行くの?理由が説明できないなら今回私はついて行かないよ?」
もし説明できなければ俺が行くのも全力で止めてきそうな気配を醸し出しながら言って来るので一瞬言葉を頭の中で整理しながらゆっくり、しっかりと言葉を選択していく
「……まず、今回の俺が個々に行こうと思った理由は防御面の理由だ……世界樹…名前の通り死ぬほど大きい樹木だと、流石に世界を覆うサイズとはいかないが国をスッポリと覆ってしまう程には大きい……一千年も内紛を行いながら他国からの攻撃を受けてもユグドラシルが陥落しないのは世界樹の圧倒的な防御力が影響している…まぁ、神々が力を授けるためにユグドラシルにありったけの力を込めたんだからかなり頑丈になっているのは確実だろうね……まぁ、ソレで神様達が地上に降りられなくなってんなら自業自得だよね、俺が知ってるこの世界の神様はできれば対面したくない程醜悪で醜いからな…んで、世界樹が頑丈と言うことは言い換えれば外部からの危険を限りなく少なくすることができる…中で起きてる内紛の力を外部に向けて外交戦略で俺たちに手を出したら国が滅ぶよ〜ってわからせるのが前提条件ではあるけどね?まぁ……こんなに化け物揃いなんだソレは割と簡単に達成できる目標だと個人的には思ってる……けど内紛のの力を全部外側に向けるのは割と難しいんだよね、なんせ『蒼』の証言が正しければユグドラシルの場所には神様モドキが降り立って大分頭数を蹴散らしたって話だからね……まぁ何で降り立ってきたのかは少し謎だが銃やら何やらのオーパーツがアソコにありふれるってことになったら神様でも相当手がつけられなくなりそうだな……あれ?ソレが原因か?まぁ理由はどうでも良い…あー、待って神モドキ達がユグドラシル根本からやってたどうなる?防御力が格段に下がるな……そうなったら神に近い奴の能力を使って新たに防御陣を建設するか?けど……ソレはどれ程の労力が必要なんだ?俺は論外として妹ならある程度簡単に出来てしまうのが問題だな、なら白達にやらせるか?けどコイツらの力少し違うな……あ〜嫌なことに気づいちまった」
そうやって途中から完全に違うことを呟いていると
「ねえ?何言ってんの?全く何を言っているのかわからないんだけど?」
そうやって音山が異議を申し立てて来るので
「……嫌な想像をしていた」
そう言うと鈴山が今まで黙っていた口を開き始める
「……お前が言っているのは『蒼』がユグドラシルで見たと言う謎の存在達が神樹を折ってないかと言うことか?」
コイツはどうしてこんなに察しが良いのかな?怖いよ……この世界の住人もだけど皆頭が良すぎない?
全く……俺は前世は唯の人なんだよ?もう少しスペックを抑えてくれない?そうしないと世界で俺だけ取り残されるんだけど?
そう思うが他の人からしてみれば知ったことかと言われて終わりそうだなと思ってしまう
「そうだな…奴の話だと相当力を持っている様に見えたらしい……ソレも近くにクイーンズブレイドという強者が存在しながらな…まぁ、俺たちから見てみれば弱く感じるかもな…どいつもコイツもクソチートみたいな力を持っていたからな、特にアザトースとかは化け物だったしな」
そう言ってアザトースの記憶を思い起こすだけで溜息が止まらなくなる
「けど……ソイツらはソレなりに強いらしからな最悪の場合は其処に妹に防御陣を展開してもらうことも普通にあり得るぞ?」
そう言うと妹も自分がやるならば安心だと言わんばかりに胸を張りながらムフー!と鼻息を荒くしている
全く……自分の強さを信じられる辺りコイツはチートだなと思う
本当にコイツは大分チートだと思っている
コイツの能力についてはあまり把握してないけれど
恐らく鎌を主体にして攻め立てるタイプではあるのだろうが今現在判明している能力は少ない
腐蝕神と一緒に居ることから腐蝕属性も扱えるとは思っているが実際にこの目で能力を振るっている所は見たことがない
そう……コイツは戦うところが少ない故に能力も明かされてないところも多いのである
しかし……もう一つ言えばアイツは麒麟の力を使うのかもしれない
麒麟といえば……浄化?
まぁ、わからないけども
そうやって頭の中で考え込んでいると
「どうしたの?」
と俺の心を読んだのか今まさに考えている妹ちゃんが聞いて来るので一瞬悩みながら
「……ねえ、言いたくないなら別に良いけどお前の能力を今度教えてくれない?一応能力を知ってないとお前を全力として考えることができないから……まぁ嫌なら別に良いよ」
そう言うと一瞬腐蝕神が警戒する様に視線を飛ばして来るが
肝心の妹は特に気にしてない様に頷いて
「私の能力は……」
全員の前で話そうとするので一瞬ギョッとしたが
別に隠し立てする様なことでもないし良いかと判断した
何なら俺は此処にいる全員の能力を把握しているのだ
ソレを言ったらお前の能力全部吐き出せとか何とか言われるだろう
けど…俺の能力を全部吐き出すと言うことは漏れなく俺の弱点を吐き出すと言うことだ
実力的にコイツらに勝てない俺はもし…もし、万が一にもコイツが離反した場合は対処しなければならない
その時に俺の能力が全部バレて頭から潰して指揮を奪うと言うことになった場合
俺は特に抵抗できずに死ぬだろう
そう言うことだから俺は能力を話せない以上!
そんな風に考えながら
「私の能力は…まぁ基本的には腐蝕だね…物を腐蝕させて攻撃したり不壊属性を纏わせてあるから壊れないって寸法なんだけど、コレ他に麒麟としての属性として【浄化属性】ってのがあんだよ、コレはね世界が悪と定めた物に対して一定以上の攻撃のバフを受け付けられる能力で…まぁ、撒き塩てきな?…あれ?わかる?私が暮らしていた世界で不吉なものとかを払うために使われていた儀式的な奴なんだけど?」
撒き塩……そういえば昔子供が遊んでる時に思いっきり投げつけてきたことがあるな
そん時は目に入りかけてマジで嫌だったな
うん、マジでトラウマモンだったわ




