空に届け
題名あやふやですいません、今は忙しいので今度一気に変更します
今まで何処か白や音山に対して消極的だなと感じた俺の感覚は決して間違っていたわけではないらしいが、俺からしてみれば
「そんなに二人とも気にしてないと思うけどなあ……………」
と心の中で考えたことがポツリと零れてしまった、が、別に本心からの言葉なので零れてもかまやしない
「……………確かに、少々気にしすぎたかもだな……………アイツらが誰かを恨むなんて想像もつかないしな」
そういいながら一瞬昔を懐かしむ様に何処か遠い目をする彼は年相応の少年に見えた
そして、お前の回想が終わったなら俺の回想に行って良いよな?と思い口を開いた瞬間
「じゃ「そう言えば……………少し気になったんだが、グングニルの……そうソフィアと戦って決着を付けた後に手を複雑に動かしてたじゃねーか?あれってどういうこと?」
完全にペースをぶんどられた…………というか、今わざと被せてきた?と思うほどにジャストタイミングで邪魔が入ったが、質問されたことには答えなければ、と思い言葉を発する
「あれは……………少し複雑なんだけど『地龍』って種族は総じて大地関連の魔法とかと繋がりが深いんだけど俺ってアザトースに悪戯されたじゃん?そのせいで大地の魔法は普通に使えるんだけど……………これまで通り簡単な操作だけなら簡単に操作できるんだけど、液状化等々大地を複雑に形状変化させるためには手を複雑に動かさないといけないから多少の不便さがあるんだよね……………」
そういいながら少し疲れたので邪ソンに提案して近場の喫茶店で休憩することにした
「コーヒー二つにココア一つ、でイチゴジャンボベリーミックスラフレシア盛りを一つください」
奇々怪々なパフェがあったので脳からの糖分不足警報もなっていたので邪ソンの財布を痛めつけることの一切を気にしないで注文してみた
そうすると流石に今回は高いのを頼みすぎだと怒られるのかと思ったが割とマジで真剣な話を鈴山としていたにで
これ幸いにと注文から寸秒も経過せずにきたココアを啜りながら二人の会話を気長に待つことにした
そして日が完全に落ち月が地上を包み込む頃になって
二人はようやく俺のことを思い出したらしく、少し苦笑しながら此方を向いてきたので思いっきりビンタしといた
二人とも不服という顔をしていたが、三時間待たされた俺を見てみろ
俺の体の三分の一程度の大きさのパフェを暇すぎて完食したぞ?
何せ果物がラフレシアの花びらの様に並べられていて食いづらかったがツチノコと一緒にモグモグ無言で食っていたよ
周りからは奇異の目で見られて少し辛かったけど
そして今回一番問題になったのが……恐らく邪ソンが俺の情報を探ってきている事実である、コレは鈴山と二人で帰っている時に判明した
「そういや……なんで俺のセリフ毎回奪ったのよ?」
そう邪ソンと別れてから文句を言うと
「主語が抜けてる……まぁ、今回に関しては説明がなかったからそう思うのは別に良いけど……多分だけどアイツお前の情報を引き出そうとしているよ」
………ちょい待ち、お前今なんつった?
「だーかーらー、アイツ…いや裏にいる奴は女王だな…女王がお前の素性を全力で調べにかかってきているって話」
…………へ?何で?俺の素性なんて晩年ドラゴンゲームを漁るフルダイバーでしたけど?
「お前が前世どんな奴でどんな場数潜ってきたのかは知らないけど………俺から見てもお前らの強さは異常だ、何せ単独でアザトースと戦えるやつを初戦で下して、更に初戦とは違う強さを持つロボットを一人で下した……飛び入りで来た転生者にしても強すぎるんだよ……そう言う奴は大抵何処かの息がかかってるんじゃねーかと疑われるのが定石だ、下手に陣営の中枢に組み込んだら自分たちの基盤が根底から崩れかねないからな……
けどな……お前は別の理由で疑われてるんだろうな……もしかしたらお前が国を崩しに来たスパイだと思われてるんじゃねーの?」
……オウジーザス、俺国崩しなんてゲームでしかやったことがないよ?
ドラゴンになって国を崩壊に導け
って言う無理ゲーがあったのよ、クソゲーじゃなくて無理ゲー、此処大切ね
まずさ、考えてごらん?ドラゴンで国に行って
『革命起こそうぜ?』
なんて真正面から言ってみろ?人間からしてみると
『ど、ドラゴンが国を乗っ取りに来たー!!』
ってなるだろう?国の外で人と接触して会話しても
『国の門ではドラゴンに接触したものは確実に詰所に連れて行かれて精度100%の嘘発見器でしばかれる』
っていう困難が待ち受けているんだよね
他の人が言っていたけど……他のドラゴンを見つけて繁殖させて沢山のNPCに接触させて国の機能を一時的に麻痺させて、その中に狂信的な信者達を放り込んで内部で爆破テロを敢行させて国崩しを行った
って言う
けど、検証勢が行った結果、ドラゴンを見つけて繁殖させるのに一年
信者共を育てるのに二年
内部でテロを画策するのに三ヶ月
そして攻め込んで傾国を終わらせるのに半日
とてもではないが常人が叶えるには少々長すぎる旅路である
そう思って界隈で伝説となりつつあったそのゲームを売却しておいた
「一つ言っておこう、俺は別に国滅ぼしをするために異世界に来たわけじゃない」
そう決め台詞っぽく言ってみたが
「知ってるはボケが、お前が国を滅ぼすとか考えられんわ……………まあ俺はそれも楽しそうって、ジョーダンだって、それにお前なら誰も殺さずに征服できるんじゃないかって思ったから言っただけだよ」
そう言われて思うことは
「現実以上に無理ゲー要求すんな」
「 」と同じように俺は恋愛とリアル人生ゲームと人の心を操るのがあるでしょう、しかしながら苦手だ
正直真正面から突っ切って戦うテンションファイターだから、通常時はそこらにMobに負ける可能性も否めない
そう思いながら鈴山達と話す前とは別の種類の溜息を吐く
そして此処でふと思った
俺は異世界で仲間と共に全力で生きられるならいつ死んでも構わない……もし………流石にこれは望みすぎか
けど、俺が自殺の後押しをしてしまった奴はアイツはもしかしたら戦いで死にたかったのかもしれない
そうでもなければ最後の清々しいまでの優しい笑顔は決して出てこない筈であるから
俺は人生の最後に果たしてあのような笑顔を出せるのだろうか
人生に満足して逝けるのだろうか?
星々や月に問いかけるが優しい光を降り注ぐだけで答えは返してくれなかった
「凄く落ち込んでいたみたいだし慰めてあげようかと思ってたけど…………元気になったなら私の出番はなさそうね」
黒い影が夜の闇を駆け抜け、彼の前に現るは……………まだ先の話である
「ん?」
首筋に僅かに違和感を感じる、敵を感じる違和感ではなく他の何かを警告するような
「どうした?」
いや、気のせいだろ俺より戦闘に特化しているこいつが此処にいて敵の気配を感じないなんてあり得るはずがないのだから
そう自分に言い聞かせて僅かな恐怖心を抱えながら彼の隣に並ぶ
「いんや、何でも……………けど明日も試合かあ…………ねえ、明日代打になってくれない?」
そう試合放棄を視界に百二十パーセント入れていると
「は?死んでも嫌だわ」
割と真面目な音声で拒否られた、解せん
「……………………………………………………………………………………………………………………」
地龍が試合をしたギルドのある地域の領地ギリギリの場所に一軒の古びた洋館が建っていた
傍から見ればそれは完全な「お化け屋敷」であり、地龍辺りが見れば一も二もなく入り込む、好奇心を刺激されずにはいられない佇まいをしている
そしてここからが重要である
その土地からは一切の音が排除されている
風が鳴り止まない音も、生活音も、そして今尚光っている雷の轟音も
それは当然である、この場所は宇宙空間に差し掛かるほど高さを追求した超高度にある建造物であるがゆえに何者も此処に至ることはない
そして、お化け屋敷と化しているこの屋敷のただ一人の住人は無音の中、何をするでもなく一人ソファーに腰かけていた
まるで約束の時を待つかのように少し楽しげに口を吊り上げながら
ところ変わり此処は王都の繁華街
そこのキャバクラに『彼』はいた
「キャーサイフォジオ様あああ!!」
そんな黄色い声援を受けながら彼は満更でもないかのように高級なシャンパンを次から次へと開けていく
それこそ倉庫を丸々空けきるつもりなのでは?と何も知らない人物が彼を観察してみればその様な推論に至るであろう
が、彼は倉庫を空けることはあれど「金」を切らすことはない
彼にとって「金」こそが力であり正義の源であるから、彼はその力に魅せられて今の地位を手に入れたのだから
そして彼は手のひらから何でもないかのように「金」を排出しながら楽しげに女性の肢体に無遠慮に手を伸ばす
彼の夜はまだまだ始まったばかりである
「あれ?何か随分元気になったじゃん、しばらくは立ち直れないって思ってたのに…………どんな絡繰りを使ったの?」
そんなことを言われても単純に鈴山達と会話しただけなんだよね……………そう考えながら少し悩んでから告げることにした
「鈴山達と他愛ない話をしただけだ…………けど今回はコレに大きく救われたよ」
そう言いながら目を細めて久し振りに満面の笑みを浮かべる、以前はブイアールゲームに浸って脳を麻痺らせて疑似的に学校で出していたが、今回は自然に出てきてくれた、思ったより表情筋が死滅してなくて安堵したが、新しく生まれた体であるから当然死んでいては困るという言葉を脳が発信している
そりゃあそーだ、というツッコミを脳内で完結させながら何処かものつまらなそうにしている妹に手元のトランプを見せながら
「やるか?」
と問いかける、全員が共通して知っているトランプの種目が余りにも少なすぎて困ってしまったが、結局安牌のババ抜きに落ち着いた
ふふ、俺にババ抜き勝てる奴など存在しない!!
そう思いながら、また一抜けで五連勝を飾る
「いいよ、ボコボコにしてあげる」
そういいながら持っていた洗濯物を床に置きながら腕まくりをしてトランプに参加してきた
ちなみに妹の三連勝が終わった辺りで
「お前ら強すぎてつまらん」
と言う苦情が出てきたのでお開きとして今回は幕を閉じた
個体名:未詳
種族:地龍
個体名:未詳
種族:地龍
Lv.168
Status Point
HP:100
VIT:100
ST :200
AGI:200
MND:145
MEN:0(刻印の影響で魔法関連はとことん使えなくなった)
MP :0(上に同じく)
HIT:230
INT:170
DEX:170
STR :170
LUK:195
魔法
【ガイアの申し子】
(重力・鉱石・地脈探知・全方位感知・)
大地操作
【暴食者】
捕食・吸収
【闇魔法】
闇操作・闇感知
【ノア】
万能情報・万能感知・鑑定・気配察知・情報偽装(神)
skill point,0
『スキル』
『阿修羅観音・悟』
『オーバードリフト・改』
『infightingー抜重』
『鬼籍』
『月面観測』
『無明の舞』
『エンチャント:フレイムロード』
『冥戦上のアリア』
『グランドダイブ』
『ヘルメスブーツ』
『オーバーフレイム』
『ステップダンス』
『六艘飛び』
『カウンターカタパルト』
『メテオスマッシュ』
『ドリルスピアー』
『月面思想』
『褐色女帝』
『臨界突破』
『円回転』
『炎顕現』
『大龍は影を抱かず』
『影落とし』
『影闇潜水』
『暴刃乱獄』
『罪深きを斬るは罪を纏いし者』
『蜿々閃武』
『銀兎疾駆』
『英雄の夢見』
『拳の道』
『荒波』
一応確認の為に見てみたがステータスポイントに変動が全くないのは流石に傷つくな、それにレベルが一向に上がらない、もしかしたら強い敵と戦い過ぎたのか?
そう考えたが所詮はわからないことである、早々に考えを捨て、そして新たに取得した奴に関連するであろう『技術』を読み解くことにした
『拳の道』
自身の繰り出す拳に様々な効果【破裂】【爆発】【衝撃】のいずれかを込めることができる
【衝撃】は自身の拳の威力が低ければ低いほどノックバック性能が高まる
『荒波』
自身の命を掛け金として自らの限界を大幅に超える超常的な能力を発揮することができる
奴は1人でこの能力を発動させても決して自殺することは叶わなかった
けど、こんな自分勝手な解釈をしてはいけないとわかってはいる、けど夢想せずにはいられない、確かにこんなのは理想主義者のする馬鹿な想像せずにはいられなかった
もしかしたらアイツが俺のこれからの未来のためにこの力を置き土産にしてくれた
そんな理想を……………
そこまで考えて思考を終わらせる、自分で何を考えても結局は理想的な考えで現実味を帯びてこない
だから俺は常に何処か俯瞰した場所から何かを探すように求めているのだろう
手に入るかどうかは差し置いて
つ………疲れた




