副業は楽しいよ
あれ、コレ完全に当たり副業じゃね?
だって俺のステータス……魔法関連死んでるし…
あっはっは……はあ、俺だって本当は魔法バカスカ撃ちたいよ……元々魔力が少ないから魔法はあまり撃てないかもだけど……異世界で魔法を撃つのは浪漫の塊だろう?
と言うか、異世界なら冒険も浪漫の塊なのか?……冒険者も良いよなあ、まぁ俺は何故かクイーンズブレイドやS級冒険者相手に暴れろって言われてるから人生何が起こるかわからないよねーあはははは……
はぁ、何故か疲れた……たくっコイツ俺の心労をカンストさせるのが目的で送られて来た諜報員とか?
「ああ、そう言えば少し訂正したい点がありますがよろしくて?」
そう言ってくるので何を言い出すのかと思い椅子を引いて座り直すと
「まず【女王】は運をカンストさせると言いましたね?」
確認のためかそう言ってくる相手に同意を示すと
「代わりに【従者】の能力で魔法関連のステータスが死ぬと言いましたよね?」
確かにそう言ってたな……もしかして更なるデメリットが存在するのか?
「正確には【従者】の副業は魔法関連のステータスを死なせる代わりに職業の枠を一つ増やす……本来増えないはずの職業の枠を増やす副業です」
ええ?マジすか?ソレって嘘とかじゃなくてマジですよね?
そう考えて目の前の人物を懐疑心を抱きながら見つめていると
「本当ですよ?気になるなら自分で職業選択を……いや、その前に副業を設定してから行った方がいいですね…少し手を出してください」
え?副業って手から刻み込むスタイル?……ちょっと、と言うかかなり怖いんですけども?だって自分から傷つけてください…ってお願いしに行く様なもんじゃん…俺は自傷行為に快感を感じる阿呆じゃないぞ?
「大丈夫ですよ?副業は先刻とった血を媒介にして貴方の中に眠る【女王】と【従者】の副業の能力を発現させる儀式を行うだけです……ギルドのアレとはかなり違いますよ?流石に倫理的にどうかと考えますが……まぁ、この世界ではソレなりに効率がいいのではないしょうか?」
……アレが効率がいいとか頭のネジが数本飛んでないと実現できない効率だな……
まぁ、この世界は中世ヨーロッパ並みの文化レベルだから仕方ないと言ったらそうなのか?
けどまぁ、せめて殺す気の血抜きと毛髪全抜きはやめてくれないかな?
アレを思い出すといつか全身の毛を毟り取られそうでなんだから毛が生えてる部分に鳥肌がだって全身がゾクゾクと震えるのだ……コレは別におかしくないだろう?
だっていつか下の毛まで毟り取られそうで防衛本能が働くんだよ……
まぁ、流石に有り得ないと思いたい……恐らく…多分?
「まぁ、そんな効率信じられないですけど、なんせこっちは手の平に特徴的なイラストを書くだけで副業を顕現出来るんですよ?やり方が天と地ほど違いすぎませんか?」
そう言いながら手の平に細い感触が縦横無尽に動き回り手のひらを刺激して、僅かに体を捩る
「どうかしましたか?」
そう占い師に言われるので握られてない手で大丈とジェスチャーをする
やばい……コレくすぐった過ぎるwww
「もしかして擽りが苦手でしたか?」
そう質問してくるので……肩で息をしながら額を机につけながら
「え、ええ、昔からどうも擽りだけはどうも苦手で…」
そう言いながら目に浮かんだ涙を拭き取りながら笑うと
「……………」
何処か慈しみが籠った視線が此方を射抜いたので
「どうかしましたか?」
そう疑問を口にしながら首を傾げる、すると
「終わりましたよ……やはり綺麗ですね…」
完成した図式を見ながら此方の手を握りながらうっとりするその姿は何処か楽しげである……こう言うのが好きなのか?
まぁ、別に魔法オタクがいても何ら不思議じゃないけどな……向こうの世界でも信じられない様なものにオタクがついていたり、奇々怪界な振り付けをつけてアイドル応援する時の変な光る棒を振るあれ……何て言うか忘れちったけど……まぁ、コレは置いとこう……何か字面が壊滅的である
「あ、あのそろそろ職業の設定の方に行きたいんですけど?」
そう言うと、一瞬ハッとした様に占い師は体を揺らして
「すいません、少し見惚れすぎてしまいました」
………随分と魔法にご執心だな……
まぁ、俺も魔法は好きだから気持ちは多少?わからんくもないけどな……
魔法って少し箱を開けるだけで無限の種類があるからな……
現代地球では様々な人達が異世界での職業や魔法を考えており、その魔法の種類と総数は最早天文学的な総数となっており、並べたら天の川銀河でも出来るんじゃねーか?
まぁ、知らんけど、ソレに魔法自体がかなり浪漫の塊って認識のされ方してるからなー
だって今だって魔法の深淵に至らんと研究してる人がいるんでしょ?この世界は…
確かに俺の記憶が正しければそんな人物がこの世界線には居たはずだ……まぁどうなってるのかはわからないけどな
なんせこの世界完全『傀儡』と違って色々違うところや同じところがあって、その所があまり理解できてないんだよね?
まあ、結局魔法なんて捉える人の感受性次第ということか…………………
全く自分で言っていて意味がわからないがそこは………まあいいか
「じゃあ行ってくるので少し待っていてくれますか?」
そう質問すると、一瞬何かを逡巡するかの様に迷いながら視線をさまよわせた後に、こちらの視線を真正面から見つめて、一回視線を落としてから
「ええ、良いですよ」
そう言うので暗幕から顔を出して外に出る
「全く、変な制約がなければ彼に全部話せたのに、全く…………………この職業当たりなのかはずれなのか全くもってわかんないね」
「さてと、先刻取得しようか、しまいかでずっと悩んでいた職業を選べるぞ!!」
ここがギルドでなければ奇声を上げて発狂して、踊り狂っていただろう、なんせ職業二つを同時に入手することがどれだけ難しいことかわかっている?
だって本来ならこういう職業は一人一つなのが、片方は二度と変更不可のデメリットを受けつつ、けれどももう片方は自由に入れ替えできるという優れもの
なので、もし職業を変えたくなったとしても何の気兼ねなしに簡単に職業を変更することができるのだ
まあ、変えることなんて早々ないであろう……………けどまあ、もしかしたらとんでもないデメリットが含まれる可能性も否めないので、両方変更不可の能力を選ぶつもりはないし、最初から選ぶ職業は決めている
「職業はお決まりですか?」
元々タイトなスケジュールな上に半日以上も付き合わされている苛立ちからであろうか、こちらにどことなく苛立ちの視線をぶつけながら、こちらに苦情とも取れる催促の言葉が飛んでくる、うーん、俺なんか嫌われるようなことしたっけ?
まあ、ここでまた悩んでいたらクレームが飛んできそうなので、早々に『将神』を取得して、彼女の目の前から立ち去る、けど、何であんなに毛嫌いされているんだろう?
そんな思考を張り巡らせながら暗幕の中に戻っていく
「どうでしたか?」
まるでこちらの戻るタイミングを完全に見計らったように後ろから声をかけられてしまい
「うおおおお!?」
お化けに恐怖するように一瞬で肩を跳ね上がらせながら、錆びついた機械のように首をゆっくりと後ろに回しながら悲鳴を上げそうになるがすんでの所で止まれた
そして、深く息を吸いながら、ゆっくりゆっくりと心拍を戻しながら相手にこう質問する
「何で、そこにいるんだ?」
一瞬急な出来事すぎて反応しきれなかったが、そこにお前がいるのは何かおかしい、なんせ、まるで俺を驚かすためにそこで待ち伏せしているかのような場所で立っており、結果的に俺は嵌められたという形になってしまうのではなかろうか?
けど、それはそれで腹立たしい、のでどうするか?
本人に答えを聞く為に問い詰める他ないよね?(無言の圧)
さてと、そろそろ馬鹿なことを考えるのを止めて、普通の思考体型に戻ろうか……………
うん、常識的に考えて彼女が俺の死角似入るかのように立っていたのは何故か?
そして俺がことを終わらせるのを予知していたかのように無言で立ちつくしており
これは人によっては未来を予知していたかのように見えるが、何も別に驚くことはない………
何故か?それは俺が用事を終わらせることは別に暗幕から見ることは可能だし、暗い暗幕の中ではじっとして、息を潜めておけば彼女程の実力であれば、並大抵の実力者でなければ見抜くことはまず不可能である
そして、結果としては俺は無様に醜態を晒して(世間一般には晒されてないが)しまったが、一人に見られただけなら、こいつから情報漏洩が漏れるのを最大限警戒しながらやっていけば、他の奴らにお化けをビビッて気絶寸前まで追い込まれたとか絶対に死んでも言えない
銀〇の近藤の
「マヨネ〇ズにやられたんだ!!」のセリフくらい世間に公表してはならない、というか近藤のセリフと同じく社会に出たら精神的に死ねる自信がある…………………
まあ、そろそろこのまま続けてたら一生馬鹿は治んねえだろうな……………取り敢えず思考を纏めとくとしようか………………
(………………………………………………………)
無言で情報を吟味しながら、何が今起きているのか、若しくは、何も起きてないかを考えながら相手への警戒心をもろに剥き出しにされており、ここで下手に何かを発言すれば自分の体の胴体と首は永遠に泣き別れになるであろう
つまり、下手に声を出しても死ぬ、下手に動けば親類縁者を含めてスクラップにされそうな予感がビンビンするよ
まあ、何故か?は知らんが相手の剣を見ているだけ随分と衰弱したな………………
「さてと…………………そろそろ……………かな、まあ、君が気になっている『どうして私が君の目の前に現れるのか…………か、おや、驚いてるね…………まあ、驚かないで聞いてほしいけど……………一応私は君の心に侵入している可能性も存在する、そう考えるが、凡百の有象無象共には決して届かない領域にいるのがあたしで、尚且つトップが自分だから、君がギルドで職業を選び終わる時間が大体わかれば、何処から、どういうタイミングで嗾ければ簡単に君を驚かせれるかを考えることは本来とても造作のあることではなかった………………」
『た』を用いるということは、相手はこの能力にかつて自信があったが、今の自分にはそれができるかがわからない
ということになるだろう
けど、それはこちらにとってもこうつごう、なんせ相手のヤバい能力なんて知りたくないし明かしたくもない…………………簡単に言うと
『これ以上頭痛のネタを増やすなバーカ』と心の中で呟いていると
「まあ、でも今はその能力は進化して完全未来予知に進化しましたけどね…………………」
おお、おお、ちょっと待て………………今コイツなんて言った?
もしかしなくとも
『能力が進化した』とでも言ったのだろうか………………けど別に何ら不思議なことでもない、なんせ俺や他の奴らが死ぬ気で自分の能力を把握して、自分の他の能力を上昇させながら、日々の合間に能力の昇華をして今の自分よりも数段強くなるために、毎日ソレを繰り返さなければならない
そして、いつの日にか今まで自分が努力と試行を繰り返してきた能力は進化を迎える、恐らくこいつもその進化をしたのであろう
が、俺の場合はかなりの特殊ケースである
まずおれ自身が異世界から来ており、神(?)から能力…………ノアの原型であるマーリンを受け取った…………他のラノベとかの感じからするとではある
ガイアの申し子は、字のごとくガイアから受け取り
命の源泉は恐らく向こうで死ぬ直前に強く死にたくないと願った結果、この能力が発現したと考えていいだろう、何せ暴食者も、適当にずっとめんどくさいことを頭の中で考え続けていたら最初に暴論者を手に入れて、ソレの思考領域と試行領域を満たしたとか何とかと言って暴食者に進化を果たしたのである
副業の話なのに、主人公が他のに目移りしすぎ




