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職業選択は人生の岐路

ご報告

最近体に疲労が溜まって来てしまい、とうとう書く気力までもが薄れてきました

しばらく回復のために

二日に一度の更新となってしまいますが、これからもご愛読の方よろしくお願いします

職業

そしてギルドの予想以上にフカフカのカーぺッドで死にかけていると

「地龍様お越しください。」

鬼、悪魔、リアルアザトース………お前、俺死にかけてるのに職業選べるわきゃあ……

そこまで思考して……

「わかりました……」

今だにふらつく体を無理矢理起こして受付にしがみつく様に辿り着く

よくよく考えたら、あと4日と半日程度しかないのだ一瞬でも足を止めてたら結局試験を合格できないと言う最悪な状況になっても文句を言えないのだ……

心の奥底から溜息を吐きながら受付の話を右から左に流す、どうせノアが簡略化してくれる

〈簡単に言うと履歴書の整理をして職業を決めろ…と言っています〉

ありがとう、正直に言おう殺す気か?

寸前にあんなことされたら常人は説明なんて話半分にしか聞けねーわ……むしろコレが終わって正気で聴ける奴いる?

あ、居ますか?なんか隣ですまし顔で聞いてる奴いるな……隣の奴もなんか俺と同じで新規登録の手続きしてるな……

マジでアレを喰らって平然としてるなんて……

人から言わせてみればアザトースとの戦闘の方が悪夢では?となるが

ソレはソレ、コレはコレ…怖さのベクトルの方向が多少違う

「では、書類の精査をお願いします」

………何だろうただの書類に此処まで愛着を持つなんて初めて

名称〈不明〉

状態〈魔力不全の刻印〉

出身地〈未詳〉

通称〈地龍〉

身長〈173cm〉

戦闘履歴

ダンジョンタラテクト→アクアサーペント(変異個体)→紅蓮騎士→アザトース→ファブニール(従者を含めて)

潜在能力解放率

3%

適正武器

犯罪歴

特筆する点は無し

前世

天孤あめこ 正義まさよし

年齢16

恋人 無し

せいへ……

「個人情報漏洩どころか!!プライベートゾーンに踏み込むなあ!!」

危うくバレてはいけないものまでもが世間にばら撒かれるところであった………

と言うか……この履歴書こえー、何でそんなこと知ってんだよって呆れたくなる様な情報を持っているのだ……本当にコレヤバくね?

コレ使ったら敵国から情報漏洩させるなんて超簡単だろう、まぁ逆もまた然りであるが……

まぁ、おそらくギルド職員に何らかの契約をさせて漏えいさせない様にしてはいるのだろう、恐らくではあるが…

そして必要のない思考を延々と展開しながら用紙の記入をした

疲れた……死ぬほど疲れたから今回は内容の報告はパスさせて頂こうと思う

「わかりました……では地龍様職業の選択をしてもらいますが構いませんか?」

そう言って用紙を加工しながら手のひらに収まる程の金色のカードに変化する

「今回のクイーンズブレイドの試験の間に限りレートS級冒険者と同等の権限を貴方に与えます」

………期間限定の権力か…

手のひらにある金色のカードを天井に翳してみると中心に王冠が隠れていて一瞬驚きはしたが、偽造対策が全くされていなかったらソレこそ大問題であるのでコレは中々効果的なのではないか?と考えながらギルドカードを眺めていると

「では此方にカードをお通しください」

……スーパーのレジか?

何だろう凄いデジャブ……まぁ、馬鹿なことを考えてないでサクッと職業を……

「では、職業を表示しますね」

そう食い気味に言ってきた受付の人に些か違和感を覚えながら『器』を此方に差し出してくる

ソレは何の変哲もなく使い古された器だった

けれど、どうしてこんなにも視線を外せないんだろう?

………わからないけど取り敢えず小刀を懐から出すのは辞めてもらって良いですか?何か器が出てきた時点で半分予想がついていたけども……

いやさ、まさかね?先刻も血をあれだ………

いぃぃぃいやあぁあぁあ!!

今回は少量で済んだ……けど指を切り落とされるなんて二度とごめんだ……と言うかギルドには所用がない限り極力来ない様にしよう、そうしないといつか体がバラバラにされそうで怖い……

そんなことを考えながら並々に血液が注がれた器を凝視していると血液の色が赤から七色に……七色?何で血液が虹色に変化するの?

そう考えながら愕然としていると七色に変わった血液は其々一つの球体を出現させて

「フォンフォンフォンフォン」

と現代ではまず間違ってもあまり聞かなそうな音を放ちながら回転していく

そして七つの球体は其々電気的で不確かな線で繋がり、そして次の瞬間にソレが弾ける

俺は手品でも見せられてるのか?

コレが手品なら相当の腕前の持ち主がいるな?

そう思ったがまぁ、いっかあ……!

と答えを簡単に思考放棄を始めた、何せ俺は頭が良くないんだ、考えるのはノアの役割だ!

他のひとには完全なとばっちりだから、流石に目の前の人達はなるべく助ける様にしている

そして電気が走り抜けたあと見えたものに驚愕することとなる

この世界では異質の、空間に浮かび上がるタイプの画面である……驚きだてっきり石板に浮かび上がるタイプだと思ってたばっかりに空間に直に浮かび上がるとは…

さて職業を見てみるか

【初級職業】

剣士、拳闘士、剣闘士、槍士、杖士、槌士、召喚士、庭師、弓士、暗殺者、盗賊、薬師、開拓者

【中級職業】

双剣士、聖魔混合剣士、邪気剣士、闇闘士、聖魔混合闘志、修行僧、双闘士、閃光剣士、破壊闘士、狂乱戦士、白槍士、黒槍士、黒杖士、白杖士、黒槌士、白槌士、群中士、黒弓士、隠密者、薬剤師

【上級職業】

剣王、拳王、闘争乃王、破壊王、槍王、杖王、槌王、神獣召喚士、弓王(銃)、忍者、薬王

【最上級職業】

将神(剣・拳・闘争・破壊・槍・杖・槌・弓全ての最上級職)

混成神獣召喚士(神さえも予想だにしない怪物を使役してかつて王国を滅ぼしまわった男が使っていた職業)

隠密忍者(異界の忍びから派生し別の道を辿った、力と隠密に全てを捧げソレ以外を排除した結果隠密しなくても隠密できる忍者になった)ソレって出てきた人全員…

薬神(毒も薬も全てを理解して治療に使えるようになり未知の薬の素材を求めて実験を重ねる研究職の最上位、かつて錬金術を極めし者も辿り着いた境地)

……さあ、誰のことでしょう…取り敢えず死んでもコレは取らない

【異常職業】

咎人(他者と自分の武器を破壊してその能力を纏うことができる、しかしバフの効能は一時間で切れてしまうので要注意、あと相手の武器を壊しすぎて恨まれても自己責任)

白褪人(器用貧乏と言う言葉が一番よく似合う、地図、服、道具、等々を素材さえあれば簡単に作れる様になるがソレ以外に特出する点がない、特に重要なポジションではない奴がなるべき職業)個人的には凄く惹かれる、だって自分平穏欲しいから※フラグ

衰咎(咎人、白褪人の複合上級職、壊した武器の能力をストックできるし、器用さは引き継がれる、代わりに一度でもこの職業に設定してしまうと二度とこの職業は外せなくなってしまう)


うん、少しおかしいね初級が13は別に構わないけど、上級以降が17もあるなんておかしくない?

何でそうなるのかな?よし!

「じゃあ白褪じ………ぶべら!」

コレからの安全祈願も込めて白褪人にしようとしたら音山と白に全力で後頭部を蹴り飛ばされて受付を飛び越えて受付の人の後ろの壁に顔面から突っ込んで二つ程部屋を飛び越えてしまった

「お前ら加減っていうのを知らないのか?」

俺じゃなきゃ間違い無く死んでるわ!

そう心の中で叫んでると

「「「「そんな実用性皆無の職業選ぼうとしたからだよ」」」」

四人から集中砲火を喰らった、くそ他の奴はどうでも良いが……常識人の音山から怒られるのは流石に想定外だ

……ちぇ、仕方ない白褪人の次に興味を引いた…

「じゃあ、衰咎にします」

確かに一生外せないのは怖いが、ソレを有り余るメリットがあるから、コレにしようと考えた……けどなあ将神もかなり後ろ髪引かれるんだよね…

うおおおお、でもこっちこそ器用貧乏ってイメージが付いてしまう!!

いや、こっちの方が高性能ってことはわかっている!けどもソレでも何かそんな印象を抱かずにはいられない

ぐああああああ!

誰もが迷う職業を此処まで悩むのも珍しいかもしれないが

「では、副業を選択してください」

副業?ちょっと待て……此処って最初からサブジョブ選択可なの!?

マジ!?サブジョブってレベルをかなり上げて特殊条件を達成しないといけないんじゃあ…

あれ?俺結構高レベルだし、ソレにかなり特殊な経験してるから可能なのか?

「うーん、まぁ、はい……」

かなり後ろ髪を引かれながら副業選択の場所に…………

「っうおおおおおおおおお!?」

いきなり悲鳴を失礼

何かコレに似た様なタイトル聞いたことある様なない様な?

まぁ、ソレは置いといて誰でも……いきなり目元を隠して手に水晶を持った不審者が前触れなく現れたらびっくりするだろう?

「お前は地面に突き刺さるユーモアが無ければ普通の反応だったんだよ…」

アレ?今日音山が辛辣…あ、もしかして貴方が一番怒っていらっしゃいます?……コレは早急に何とかしないと、けど金は持ってないし…

後で考えるしかないか

「えっと?貴……方?貴…女?は何の用で?」

ぱっと見は完全に女性だが口元と手以外は完全にベールに包まれており声も聞いてないために不確定要素が多い為に一応こう問うておく

「月の導きです」

あーはいはい、リアル詐欺師の登場だ誰か駄々っ子達を呼んでこい(わかる人はわかる引き合いに詐欺師を出してるところがヒントである)

と言うか一瞬かなり疑ったが……別にこの世界では月の、と言うか何かの導きは全くあり得ない話でもない

何せ神様の予言が本気である世界線だ、と言うかあの服飾のおっさんも神からの予言で俺のことを知っていた

つまり月からの導きも!

「あ、月からの導きは嘘です」

ズコー!!そんな効果音が似合うほど思いっきりずっこけた、今日なんだが俺だけオーバーリアクションじゃね?いや、コレは気づいたら駄目だ、もし深く追求したら心に罅が入る案件だ…

「けど、ギルドから呼ばれて貴方に副業の可能性を示す為に現れました」

副業ってタロットや占いみたいな奴で決めるの?

意外だなてっきりまた何処か切られるのかと……

「では今から準備を始めるので少しお待ちを」


ギルドの一角に暗幕が張られ完全に締め出されてしまった

と言うかあの暗幕の素材何よ…

何か先刻から肌がビリビリする感覚があるんだけど

ポケ◯ンなら地面は電気に強いはずなのに……

しかも鑑定は弾かれるし、触れたら副業の奴はやらない!とか言い出しそうだからジッと見つめることにした

ちなみに言っとくが記憶構築は名の通り実際経験したことのみを詳細に再現する為に、経験してないことを正確には把握できないので此処ではあまり意味を為さないのである

そして更に問題を重ねると、この素材前世で見たどんな素材とも違う

光沢も網目も通気性も全てに通ずる物があるが全てと掛け離れてる存在であるが為に何なのか全く把握できない

しかも何で肌がビリビリしているのかも全く検討がつかない……

あれ?別にこっちは簡単じゃないのか?

「ねぇ?邪ソン、どう言うわけかあの布が出てきた途端に肌がビリビリし始めたんだけど?」

困った時は邪ソンである、なんせ、他の三人含め俺らはこの世界に来てからまだ間もないので、知らないことだらけである、勿論ノアに聞いても良いのだが、いつまでもおんぶ抱っこは格好つかないので、自分で考えて、調べてを纏めるを少しずつ実行していこうかと考えている今日この頃である

「あれ?コレは多分………俺達に関連あるもんだねー」

と彼は唾棄する様に忌々しい目つきでその布を見つめている、ソレこそ眼光のみで貫くことと可能ではないかと思うほどの眼力で睨みつけている

ソレもそうである彼は自分が邪神の子孫であることを極度に嫌っており、古龍の子孫である俺になら罪滅ぼしで殺されても一向に構わんと態度で示して見せた通り、誠実で一族の昔の罪に向き合ってる……まぁ、だからこそ俺が懐いたんだけどね

だって俺だって誰彼構わずなつく様な奴じゃないし打診や妥協だって勿論存在する、まぁ誰かさんみたいに理想を貫くだけの力がないだけって言われちゃうと少し痛いかなあ

けど、コレでも結構頑張ってすぐには諦めない様にしている、アザトース相手だって逃げの勝負だったけど戦闘からは逃げなかった、まぁ、俺にしては多少やった方ではないかと思っている

けど、そんな俺でも流石にコイツみたいに

『殺されても構わないから許しを乞いに行く』と言う行動はできない

だって死にに行くと自分で覚悟を決めることがどれだけ自分の心を苛むか知っているか?

俺は、少なくとも俺はできない

ある人はそんなのは覚悟ではないと言うかもしれないけど、俺は自身に関係無い罪の許しを乞う為に命をかけられるアイツの覚悟に惚れ込んだ……ちょっと変かもしれないけどな

地龍の選んだ職業はコレから『吉』と出るから『凶』と出るか……

皆さんはどちらに賭けますか?



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