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恐怖のギルド

さて、久しぶりに粗筋と行こうか

振り返りと言ってもアザトースとドンぱちやって仲間が増えて、クイーンズブレイド試験に来て、皆能力モロバレするの怖がりすぎじゃない?の結論に至っただけだけど

と言うか、マジでビビり過ぎだと俺は思う

なんせ俺なんて攻撃に使えるのは大地と拳と短刀くらいしかないから、防御術は暴食者と命の源泉……暴食者は自分が『認識』してないといけないらしいから死角から攻撃されたら対処できない、まぁ対処出来ないなんて殆どあり得ないとは思うけど……なんでかって?

ノアがいる限り俺すら把握してないような能力を把握しているなら、人が何処にいるかくらい簡単に判別つくと思うんだよね…まぁ、この間みたいに結界で抵抗…レジストされちゃうと何も出来なくなるのが難点ではあるけども、ソレを差し引いてもノアは確実に破格の能力である、でもそう感じるのは俺だけかもしれないけどね?

そうでないことを切に祈るだけであるが………

ソレらを差し引いても能力や戦闘技術を俺は簡単に、そう結構簡単に戦闘技術を晒しまくっている

そんなんで良いのか?と一瞬思ってしまうことは無いのか?と言われると時々悩むが、こう考えている

『どうせクイーンズブレイドやS級冒険者ぶっ飛ばしたら能力解析されるし、そもそも闘技場で全開にしていたせいでもう能力はモロバレだろう』

もしかしたらインパクトがデカ過ぎて逆に口に戸を立ててる人も勿論いないことは無いだろうが、ソレでももう大分晒されてると見て相違ないだろう

だから元々バレてるなら今更ビクビクせずに堂々と能力を使っていれば、逆にまだ能力があるのか?と怪しませることができる……はずだ、確証はないが

けど、逆にクインなどは自身の戦闘技術を完全に秘匿したい派らしい

一週間グッタリ寝て、ずっとコレまでの光景を振り返って分かったことがある

奴は『何回動いた?』と言う言葉に過剰に反応した、しかも数秒に一回の周期で動いていた奴の行動は一瞬フリーズして場を乱されればすぐには能力は中々に発動しづらいそうで……

けれど、あんなに動けるなんて高速移動や、分身とはワケが違う………

クソ、何で俺が他人の能力で頭を悩ませないといけないのか意味がわからない……そう愚痴りながら能力の把握のためにあの時の光景を甦らせ再び場所と人物の構築を始める

コレが俺自身の特殊能力、記憶完全再現、一度完全に記憶したものは何年経過しようが完全に再現できる、俺の密かな特技である

なんせ妹が天才すぎるので、此方はせめて一度教えてもらったことは完全に記憶しておこうと記憶力を鍛えまくった結果こうなった

まぁ、コレにはメリットしかないからマジで感謝している

なんせ、一度でも見聞きした物は完全に忘れることだなどあり得ない

そして構築した記憶の中でクインの動きを注視するが、本人は時々体の位置がブレる以外『特に変化はない』……おかしい、そう、とてもおかしいのだ

体の位置がブレることは別に問題点ではない

いや、唐突にブレることも一応問題ではあるが、今回の問題点からは多少離れているから特には問題はない

なんせ今回の問題点は

『何故体をブレたことを指摘した瞬間完全に奴はブチギレていた……』自分だけの宝物を奪われそうになった子供の様な顔をしていたが、けど、本当に能力の指摘だけでブチギレでやがる!と考えてからため息を一つ吐きながら……椅子の周りを観察してみる、結局その日判明したことは

・クインは何故か時々体がブレる

・そして椅子や周りの何かも時々クインの体がブレるのに連動して動いていることがある

・クインがブチギレたのは結局は『何回動いた?』と言う言葉を投げ方のが特にいけなかったらしい………けどもまぁ、なぜならその前であればクインは確実に落ち着き払って一緒に会話してくれる相手であったのに、ソレほど能力を秘匿しなければいけないのか?

……うーん、答えが此処まで出かかってるけど喉の声帯に引っかかって出てこない……

まぁ、深く考えても答えは出なさそうだからしばらく放置しとくか…

〈……………………………〉

何だろう無言なのにノアに凄い馬鹿にされた気分



そして、邪ソンから情報を聞き出したあと少し考え込む

「なるほど、殆どの能力は一致しているけど隠している能力もあるのか………他の奴ならアイツらを攻略するのに十二日フルに使えるんだろうけど俺の場合は5日、しかもコレで終わりじゃなくてクイーンズブレイドから適当に選出された人物と殴り合いをしなきゃいけないって言うことか………」

困ったな…今の俺で勝てるか?幾らアザトースに対抗できたと言ってもアレはアイツがお遊びでやって、俺が逃げに徹していたからこそ成り立っていた奇妙な膠着状態と言っても過言ではない

しかも今回相手は女王の命令で俺のことを本気で殺しにかかってくる筈だ……そうすれば報酬も弾むらしい……全く若人を苛めて楽しいか?あ、女王は踠き苦しむさまを見て本当に楽しみそうだわ……流石にソレはないか?

……無いと信じたい

けどコレで一つはっきりした、この方法を確立した奴は相当性根が腐ってるのと頭が良い!

理由?そりゃあ簡単だ

だってそもそも実力確認するだけなら強者一人と戦わせて総合評価で判定すれば簡単に判定できるハズ

けど、ソレをしないと言うことはコレが強さだけの確認と言う意味ではなく『忍耐力』の検査でもあるだろう

何でか?簡単だ幾ら実力があろうがS級ともなろう人物十人と十二日の猶予があるとしてもずっと戦い続けるのは相当イラつく、一人一人なら疲労の蓄積はいざ知らず十人ともなると精神的に疲労は測りしれない、そしてそこからその人物がどう動くのか……ソレが今回の試験の肝となる部分になると俺は考えている……あくまでもだ

けど、コレはそこまで的外れなことは言ってないだろうソレに面接でも敢えて時間を長く取ってその人物がどう動くかを確認したりする手法が確かにあった筈だ

………できればそんなのは絶対に嫌だけどね?

そして此処からどうするかを考えていると

「まぁ、取り敢えず職業を選択したらどうだ?何にするにしても確実にお前の戦力UPは測れると思うぞ?」

確かに、職業は異世界で冒険者になる人にとって定石中の定石である、まぁ最初に考えた鑑定チートみたいなことはこの世界では出来なさそうだわな

実は此処に来て王女と会った時にこう聞いてみたのだ


「王女、此処らへんの人たちは鑑定とかを持っているのですか?」

ずっと気になっていた、勿論後ろの奴らに聞いても絶対わからないであろう質問を王女に投げかけると

「ええ、割とスタンダードな能力よ、と言うか私が学校の必修技能に設定したからこの国のほぼ100%の人が持ってるんじゃ無いかしら?」

………オウジーザス、貴女まさかこの国全員に平等な教育を施してるんですか?

どんだけ善王なんだよ……


そう驚愕したのを覚えているが、ソレでも全員が鑑定持ちと知った時は度肝を抜かれた、正直鑑定はかなりのレアスキルでレベルを上げれば化ける存在と俺は思っていたが、だが鑑定は他者と自分の実力差によって出来るか出来ないかが決まってしまうらしい、鑑定の習熟度は鑑定の合否には関わってこないらしい


しかし地龍はまだ知らないアザトースの施された刻印の影響を!


此処で独白してしまうが実はアザトースが施した刻印にはただの嫌がらせ以外にも実は他者からの魔力を断絶する効果がある

つまり魔力や魔素を媒介とする鑑定は100%断絶されてしまい……

そう地龍は実力があろうがなかろうが確実に鑑定を断絶してしまい相手から格上だと勘違いされてしまう運命にあるのだ

ソレを知るのは大分先の話になるのである


「まぁ、鑑定の話は置いといて…」

「いや、何処から出てきた?」

確かに、鑑定の話に関しては完全に俺の心の中で話してた内容だから邪ソンが知らなくても一応は仕方ないのかもしれない

「んじゃ、ギルドに戻ろうぜ!」

と満面の笑みで言うと、邪ソンはため息を吐きながら

「全く調子のいい奴め……まぁ俺もお前の職種が何になるのか気になっているからな…行こうか」

そう言って笑いながら立ち上がる、多分だけど期待には応えられなさそうだなーと考えながらギルドの中に戻る



はい、すいません

正座しながら音山達の前で謝罪していた、何と言うか邪ソンと話し込んでいた時間は軽く一時間を超えていたらしく、俺はどうやら『ちょっと待ってて?』と言う一言すらかけ忘れてたらしい

そして結果として待たされた、そしてブチギレた

あーあ、と言う効果音が聞こえそうなほど怒りで満ち満ちたこの空間は過去類を見ないほどいづらい空間となっていた



そして数十分悪口、文句等々を言われて疲れた所でようやく解放された

「じゃあ、要件済ましてきなよ」

流石に対応は冷たいが、氷の百倍冷たいぜ!

……さて、流石に此処でふざけてると全力全開で殺される未来が見えてくるので流石にやめようと考えてギルドの受付の人に

「職業を決めさせてください」

と言う、て言うか此処でなんて言うのが正解なの?

だって

『ギルドに入れてください』って言ったら俺はクイーンズブレイドに入りたいのにギルドの冒険者になるのか?って言われそうだし

『クイーンズブレイドになるためにギルドで職業を決めさせてください』って言ったら

「ソレなら自分で職業選択しろよ」ってキレられそうだし

本当にこう言う時はなんて言うのが正解なんだ?

………全くわからないな

そして受付の人はいきなり来てうんうん唸っている此方を見て、変な人と判断したのか

「では、此方を見てください」

と何かの用紙を見せてくるので、ソレをじっと見つめて内容を読んでみる

「本来であればギルドで職業選択をする際は『薬草採取』や『最低ランクモンスター討伐』を受けて頂く流れなのですが今回貴方は異例のクイーンズブレイド試験に挑むと言うことなので実力は保証されているためにコレらの試験は通過したとみなします、そして冒険者が職業を選択する為には自身の血と髪を混ぜ合わせて特殊な原液を用いて嘘をつけない"本物"の履歴書を書いてもらいギルドカードを制作してもらいます、そこから自身で隠匿してもらいたい情報を選択して冒険者カードを制作することでようやく、職業を選択してもらえます……此処まではわかりましたか?」

………わかったけど嫌な予感がしてきた

「一応聞くけど血と髪はどれくらいやるの?」

恐怖心と興味が半々にせめぎ合って根負けして聞いてみると

「髪の毛はあるだけ、血は身体の五分の一程度貰います」

………つまり丸坊主になって貧血になれってか?

職業選択の為とは言え随………あれ?

「コレを言うと大抵の人が逃げようとするので"確保"させていただきます♪」

ノオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

別室からは悲痛な叫び声が地平線の向こうまで届いたそうな


「……………」バタ…

「おーい?聞こえてる?死んでるなら返事しろお?」

…………フラフラ

何とか手だけ動かして生きてることを証明する…

「と言うかソレは矛盾してるのでは?」

そう音山が言うと

「ギャグだよ、ギャグ…」

と鈴山が半眼で音山を半眼で睨むとポリポリと頬をかく

「で、大丈夫?」

………………………

地龍は返事をしないまるで屍のようだ

「アレは酷いからな……」

そこで邪ソンの援護が入った…と言うかコイツは……

「なんか実感籠ってるな」

そう、物凄い悲壮めいた何かを感じさせる声であった

「いやさ、俺も同じ道を歩いたからな………」

おいお前らコレが『黄昏る』って奴だよ……俺も黄昏たいよ、と言うか俺の場合【命の源泉】があったから全部復活したけど……

「俺の時は髪の毛を全部一気に引っこ抜かれて、腕を千切られて血液を流れ出る様をまざまざ見せつけられたよ」

新手のSMプレイかと思ったよ、怖すぎるプレイだけどな、ステータスやらスキルやら回復薬がある世界だから何とか成り立ってる方法だけど、現実世界だと正義のわっぱ一直線の方法だよ?

と言うかアレは怖すぎるだろ?やってる本人達の表情が一ミリも変化しなとか手慣れ過ぎだろ……あの鉄仮面(本当に仮面は付けてるが)は多分相当なことがないと剥がれ落ちないな……

そう考えながら腕をさする

幾ら回復の術があると言っても今回のアレは流石にヤバすぎる

やり方がエグい幾ら冒険者ギルドでもやっていいことと悪いことがあるって理解できなかったのか?って言いたい

けどさ、コレ俺だから何とかなったけど、他の人たちは終わったあとは頭丸坊主の貧血でフラフラって言う壊滅的な状態なのでは?

やり方が手慣れてる、怖い………

そんなんだから濃ゆいメンツしか集まらないのでは?

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