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何処のトップも放浪がお好き

「コレで良かった?」

と邪ソンもといテノールが問うてくるので一回頷きながら少し考え事をしていると

「ん?どうしたの?」

と聞いてくるので

「いやさ、真逆ヴィオがこんなに速く復帰するなんて……もう少し無職ライフ堪能すれば良かったのに……だって聞く限り相当やばそうな職場だしさ…」

と言いながら空を見上げていると

「本心は?」

此方の本音を引き出すのが上手いな?

「俺より速く就職したなテメェ今度あったら顔面ぶち抜いたる」

完全にキレてた……だってこちとら無職の学生(笑)なのにヴィオやら何やらを配下に収めて流石に無職というわけにはいかなくなったのでせめて奴よりも先に就職を敢行しようとしたらいつの間にか就職されて……なんか負けた気分なんだけど…

というか俺とうとう配下にも負け始_______

いや、ソレを考えたら終わりだ、せめて自分の尊厳だけは守り抜かなければならない!

と心の中で馬鹿なことを考えていると

「別にモムモム他の人にモムモム能力負けしてるのはモムモム今更でしょ?」

いや待ておい、お前口にイカ焼き入れながら喋りかけるな、あと俺のことめっちゃ雑魚扱いして無いか?いや、事実だけども……実際【命の源泉】がなかったら今頃三百回死んでもお釣りが来る程度には死にまくってると言うか負けまくってる

いやー、久しぶりに鋼のメンタルに罅が入ったぜ、わっはっはっはっは!

………すいません、ナマこきました正直に言いましょうめっちゃ悔しいです、と言うか泣きたいですよ?でもねせめて上司としての貫禄が此処で泣いたら今まで築き上げた物を全て一掃させる……俺達に敗北の二文字は似合わないと心の奥底から叫んでいるのだ

「現実モムモム逃避してる暇モムモムあったら鍛錬あるのみ」

………的確に俺のメンタル砕きに来るの辞めてくれません?辞めて、もう俺のライフポイントは0よ!(精神的)

「と言うか……そのイカ焼き何処から拝借してきたんだ?」

金なんて持ってねえぞ俺ら?つまりコイツ……そう考えていると

「あ、いや、嘘だろ!そいつ俺の財布擦りやがった!」

……………コイツなら良いか…邪ソンには悪いが泣き寝入りしてもらおう

「え?もしかしてお咎めなし?酷くない?ソレは酷くない?」

そう邪ソンが問い詰めてくるが

「安心しろアイツの実力はどっかの化け物チャイナ服とアザトースとの戦闘に横槍入れる程度には、そして、アザトースの怒りの一撃を耐え凌ぐ程度には強い……つまり言いたいことはわかるな?諦めろ」

言外に『頼むからコイツを怒らせるのだけはマジで勘弁してくれ……』と目力で訴えといた

そして

「え?何でじゃあお前がクイーンズブレイドに入ろうとしてんの?」

当然の帰結なんだよなぁ……だって俺コイツらの中じゃ音山とどっこいどっこいで弱い上に回復魔法職なんてつけてないし、と言うか魔法を扱えないし、と言うか制御困難な暴れ馬の魔術君としかランデブー出来ないんですが?馬鹿にしたいならどうぞ?今ならアザトースとの地獄の鬼ごっこ券を無料で差し上げますよ?

「仕方ねーだろ、コイツらに『やるか?』って聞いたら『そう言う立場はもう飽き飽き、頼んだ!』って満場一致で可決されちまったんだよ……まぁ俺がやりたかったってのも確かにあるがな」

一瞬何かを考え込むかのような仕草をしてから

「お前も苦労してんだな………」

苦労人特有のオーラを出しながら此方の肩に手を回してくるので、手をポンポンと叩きながら優しく払い除け、今正に噴火寸前の怒りの種を口に出す

「さて……かれこれ一時間彷徨ってるが…お前道に迷ったな?」

最初は近道を探しているかと思ったが右行って右行って右行って右行って……一生前に進まんわ!お前せめて自分が歩いたルートは案内役として覚えておけよ!?お前の頭は散歩歩くたびにリセットされる鳥頭か?それでもアルバトロスか?いや、どっちも鳥類だからこう言うべきか……

「鳥頭………」

そうボソッと呟くと居心地悪そうに肩身を狭くしてどんよりオーラを漂わせるので

「仕方ねえ、俺が連れて行ってやるよ」

そう言い出すと

「え?王城の場所わかるの?」

とありきたりな質問が来たので

「どうせコレから女王やらクイーンズブレイドの方々に面会するんだろ?魔力探知かけて(俺がやるわけでは無いが)それっぽい場所を探せば一発では?」

ちなみに余談ではあるが魔力探知というのはただ魔力を放出するよりも高等技術であり魔力を意識の持たせたアメーバのように方々に散らせて周囲の物体把握、位置把握を兼ね合いにしており一般人がコレを行うと超弩級の情報量のオンパレードで頭がかち割れて気絶する人が続出必至の危険な技であるらしいが今回用いるのは闇を影に張り巡らせて仮探知を行うのと【ノア】に情報処理を丸投げして行うので此方の負担はほぼ無いと言って良い、唯一精神的苦痛を除いては

〈主は私に全てを任して悠々自適に王城に向かうんですね?〉

うっ!?だって仕方ないでしょう!?俺は闇魔法使えるけど操作はそんなに出来ないし気絶するような情報を流されたら一瞬で気絶する自信が120%あるよ!?

それにコレに関しては失敗が許されない事案でもある

もし失敗してお偉方にバレてみろ?冒険に出る前に戦士と一緒に首を斬られそうになった某勇者と同じ道を辿る羽目になりそうで怖いんだよ!?

だからスパコン顔負けのお前の頭脳で何処から何処までが感知して良いのか、悪いのか、みたいのを判定してほしんだよ!?

そう叫ぶと

〈……………………わかりました〉

クッソ長い間があったが了承してくれた

『……そんなに言うなら徒歩で探しながら行けよ馬鹿』

と言うニュアンスが含まれてるかもしれないという嫌な予感がしたがソレは敢えて言わない……だって言ったら負けの気配濃厚だもん


しかし、城下町を歩いて改めて思ったが此処は中世のヨーロッパ並みの文明である

元々『傀儡』の設定感からその気配は感じていたが読むのと見るのとでは天と地ほどの差があるので…こう胸の奥底から湧き上がってる何かが自分の中を満たしていくのがわかる

しかし、疑問がないのかと問われると…こう答えざるを得ない

『お前達……最初からこの地に居たのにコレだけしか世界発展してないの?』

そう何を隠そう此処『キャッスル・ガーデン』はこの惑星に一番最初からいた王国で尚且つ他の惑星からの移民を受け入れる際には様々な技術提供や物資提供を受けた筈だ、が

……………

しばらく無言で考え事をしながら王城に足を動かしていると

〈主……もし良ければ私の仮説を申し上げても?〉

ノアがこの無言地獄に耐えかねたのか発言をするので思ってもなかった渡り船を断るわけもなく許可すると

〈…まずこの世界は多数の惑星の集合体というのは理解していますね?〉

そう問うてきたので一回頷いてから一瞬思案する様な間を感じ取りながら敢えて何も言わないで待っていると

〈そして此処からは根拠と憶測が飛び交いますが……ご了承ください…では根拠から行きます、確かにこの世界は様々な物資提供や技術提供を様々な惑星から受けソレを自分たちの生活に取り入れようとしたことが見受けられます、例えばそこの街灯……この時代のソレであればガスランプ等々が魔力に代替しているのはまだ納得できますが……ソレにしては機構が複雑すぎます、敢えていうならばルービックキューブに多種多様なギミックを入れすぎて動かせなくなった様な……〉

……今ので大体理解した此処は……この国は技術負けをしたんだ

確かにこの国の技術者達は優秀なのだろう……しかし同時に複雑な機構を再現してソレを十二全に扱うには至らなく、無用の長物としてガス灯か魔力灯になってしまったのだ……街灯に魔力使うって贅沢な話だよ、だって俺なんて魔法云々の前に魔力封殺されてんだよ?テメェらぶっ殺すぞ?って思っても仕方なくない?と言うかこの国の住人達を見て思った

「全員ゴリマッチョに魔法才能高すぎん?」

そう誰に宛てた訳でもない独り言を

「まぁ、この国と言うかこの世界では戦争なんて日常茶飯事だからね常日頃から魔法の才能を鍛えるのは当然だけど…ゴリマッチョは鉱山で働いてる人たちかね〜?」

そう言うので周りの人達をチラッと観察してると確かに手のひらの皮がとんでもなく厚い本当に鉱山で働いてる人たちが多いんだな、と感慨に耽っていると

「どけ、退いてクレェ!怪我人が通る!」

と叫んでくる半裸の不審者が居たので思わず攻撃してしまった

「何やってんの?」

と攻撃を出た瞬間に消し去ってくれた白には感謝しかないが……ソレでももう少し言い方ってのがあっても…まぁ不審者じゃない相手に(俺の世界では半裸で発狂して走ってたら法律的に不審者ではあるが)攻撃を加えそうになったのは事実なので

「ありがとう」

と軽く会釈をしながら謝意を述べる

「んで?どうして走ってたの?」

と腰を抜かして地面に尻餅を付いている(変態)に問いかけると

「こ、鉱山で作業していたらいきなり天井が崩落して……」

……なるほど見た目ガキの奴に詳しいことを話すのは憚られる内容?阿呆こちとら高一の転生者だぞ死人一歩手前の画像なん______

オウジーザス思ったよりグロいです生こきました

……まぁ、視線をあからさまに泳がせながら

「ま、まぁ取り敢えず……治療行く途中に邪魔した謝罪の意味を込めて治療しようか?」

と指でグロデスクを指し示すと一瞬驚愕が辺りに広がる……あ?……あ、この世界回復魔法は超高等技術だったわ……ソレを無償で提供するなんて…少し迂闊だったか?いや、逆だな

「俺の場合完全に荒治療で本人の了承がないとできないけど……まぁ、今は良いか…」

そう言って怪我人に手を伸ばしながら敢えて恐怖を植え付ける様なエフェクトをつけながら暴食者で傷を喰らって行く、そしてペッと唾棄する様に怪我人を放り出し

「はい、治療終了〜」

と言って早々にその場を立ち去る、これ以上の悪目立ちは本当に勘弁だから……




あ、人型の地龍が超高等技術である回復魔法を使ったって噂が王国中に流れてる?

え〜なんのことだろうね?僕がやったのは死人一直線の人をモグモグして栄養補給をしただけだよ?

え?この土地に人型の地龍はオメエしかいねえって?

あでぃおす!


さてこんな馬鹿みたいな冗談はさておきマジで情報の流れ早すぎん?だってこの感じ先刻人助けをした瞬間に全員に通達された?いや、リンク……同調した?

けど一体誰がそんなことをしているんだ?

この国の住人はゼロが九個並ぶ程度には多い、そしてソレら全員と意識を繋げて情報を各地に飛ばすホスト役が居るのならば…………ヤバいな……そうなるとこの国の人達全員に追われる?俺は出来れば……いや、絶対手を血に染めたくない…現代の感覚のままでは決してダメということは重々承知している、がソレでも人間としての最低限の尊厳を守りたいと思うのは間違ってるのだろうか?

「………主義主張が違えばぶつかるのは当然だし争いになるのも当然、話し合いで解決できるほどこの世界の住人は優しくないからね。」

まーた、心読んで来たよこの邪ソンは

「まぁ、今回の情報統制は多分女王が介入してきたんだろうね〜」

……………へ?

一瞬何を言われたのか理解できずに体を変に硬直させる

「あ、勿論そっちの言いたいこともわかるよ……『なんで女王が城下町をブラブラしてんのか』……コレがねえウチの女王新しい物とか本とか大好きでめぼしい情報を手に入れた瞬間にすぐに玉座から失踪するんだよ……時には王国を巻き込んだ捕物帳とかも起きるし…」

お前らソレは王国として良いのか?一国の主が『散歩行ってくるね〜♪』みたいなノリで玉座から失踪するって洒落にならんぞ!?

というかマジでなんで女王が玉座と言うか仕事を放棄して街に繰り出すの?好奇心旺盛?ほお、ソレは随分と殊勝なこった、仕事を終わらせたのか?ん?仕事をやれぇ!!ってなるのがオチだぞおい!?

心の中で盛大につっこんでいると

「まぁ、あの人の放浪癖は今に始まったことでないけど、時々別の王国に足を突っ込んで国際問題にされるのは本当に勘弁…」

積年の恨みとも取れる苦労人の悲痛な叫びは聞くに耐えなかった

「あ〜、うん、なんかごめん」

何故かはわからないが邪剤をしなければならないと言う思考がいきなり頭に飛び出してきたので特に考えることもなくソレに従う

が、すぐに違和感に気づく

何故俺は今謝った?

自分の意思ではなく傀儡と化された思考に今日を覚えて全体に圧倒的質量の攻撃の雨を降らせようとすると

「すまない、多少の遊びのつもりがそこまで警戒されて、尚且つ本気で殲滅にかかるとは予想し得なかった、もし気分を害した様ならば此処に謝意を示そう、必要ならば地に額をつけることも厭わん」

すんでの所で攻撃を止め物陰から出てきた白と同じ程度の身長の少女……だがその身から発せられるのは圧倒的質量のアザトースの『力』とは異なるソレこそ悠久の時を経て辿り着いた意思の『力』とでも言うのか……少なくとも少女が出して良い気配ではなかったが

「もしかして……女王?」

事前情報がなければ既に三回は殺していたかもしれない、何でか?だって傀儡にしたと言うことは此方を害す、つまり何かしらの工作をさせようとしていた可能性すら拭えない、つまり此処で下手に下手に出て相手に付けいる隙間を与えよう物ならそれこそ死ぬまで搾取される側の人間だ、まぁ、殺しはしないで生かしてはおくつもりではあったが……

「いや遊びなら許します、まだ生まれたてで、この世界の常識というのを少々測りかねましてね……少し過剰に警戒をしすぎていた様です」

相手の真意を探るために敢えて少し下手に出る、すると

「そうか、では付いてくると良い……少し騒ぎになりかけたからな、裏道を使って王城に戻るとしよう」

はっはっは、誰がブから始まってバーで終わって主人公が悪魔の力を使って成長していく王道ファンタジーの某魔法使いのトップと似ているって?




すいません完成したらなんか似てました

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