あ、ごめんなさい
祭りだ祭りぃ!
今なら無料で進化できるよー!
拳がゆっくりと迫ってきてスローモーションで見えてるなか此方が抱いた感想は
死んだのにまた死ぬの?
そして腹のあたりに刻印を………受け取ってない?
いや、確かに衝撃波を受け取ったはずなんですけど?
〈……常に暴食者を展開している為に封印刻印の魔力を喰らい無効化しました〉
はい、おかしい
とまぁ、何で格上の魔法を喰らえるのかな?
そんなことを考えていると
「はい、おしまいバイバーイ」
アザトースを勝手にやって勝手に満足して帰って行く
「大丈夫?」
そう心配そうに駆け寄ってくるチャイナ服の人物に
「あー、刻印喰っちゃった……」
申し訳程度に手で謝罪のフリをすると
「「「「「「「え?」」」」」」」
「なーるほど、つまり刻印を喰らわせったのはアイツの早とちりってことで良いの?」
チャイナ服の………めんどくせぇな
「うん、そうだけど…貴女の名前は?」
ずっと疑問に思っていたことを問うと
「リュエル」
そう一言言うといきなり此方に寄ってきて
「ついでに未来の貴方の伴侶だ♪」
うん、殺す気か?
触れちゃいけないところをめっちゃ押し付けてくるので頭がクラクラしていると
「やめたれ、アンタ本当に何者だ?」
そう言うと茫然自失としている紅蓮さんと白露を置いてけぼりにしながら異世界の男性の一人が俺とリュエルさんを引き離す
「私?一応この世界のとある国の皇帝だよ?」
へぇ……ええええ!?と言う言葉を思わずを溢しそうになるが何とか飲み込み続きを発しようとすると次の言葉で行動不能となる
「しかもお前本体じゃないだろう?」
は?今度は完全に漏らしてしまい体を不自然な所で止めてしまう
「ああソレはね此方も色々と用事があって複数のことを同時進行にやらなきゃいけなかったから分身を飛ばしてきたと言うわけだよ……そろそろ本体も着く頃じゃないかな?」
そう言った瞬間空気が変わった
ソレこそアザトースが現れた時以上のプレッシャーと空気の圧迫感を伴いながら綺麗な姿勢で全く同じ姿の人物が現れるので
「そっちが本体?」
思わず問うてしまった
「ええ、けどまあ本当ならこっちで来たかったなあ、そうすればあの糞野郎をこてんぱんに出来たのに…」
その言葉には嘘は見当たらず本当に出来なくて悔しいと言う念が滲み出てるので
「まぁ、ソレに関して言えば仕方ないでしょ?そっちだって色々あった中コッチに来てくれた訳でしょ?」
フォローのつもりで言ったら
「ソレは言い訳……本当なら今日までに片付いてる予定だったのに何で伸びちゃうかなー!!」
ガァー!!と悔しそうに叫ぶ彼女をみながら
「なあ、アンタ俺と会ったことあるか?」
何故かデジャブを感じる
「あ、ソレに関しては秘密……まぁ、いつかわかる日が来るからお楽しみにってことで」
肝心な所はぐらかされた
「で、これからどうしますか?」
…………
「ソウダナタビデモシマスカ」
「「「………」」」
全員からの「あ、コイツ決めてねーな」って視線が痛い
「じゃあ、逆に聞くけどお前らは決めてるの?」
ヤケクソで問うと
「そうだな、私は白露を借りてクイーンズブレイドに返り咲こうと思う.…前までは何してても満たされなかったけど今はとってもやる気に満ち満ちてる!」
あ、貴女決めてるんですか
「そうですね、私は此処の守護者になります……此処は元々我が根城を改良された迷宮なので落ち着くのです」
ノース……お前もか
「私は国の後始末をつけたら貴方に合流したいな」
貴女の後始末は怖いですリュエルさん
「まぁ、俺たちはわからねーな、何せ急に異世界転移をさせられたから情報もへったくれもない、まぁ、お前が旅をするならソレについて行こうかなとは思うが」
マジすか、俺に放り投げられても困るんですが?
「あ、こんなタイミングで悪いが『格名』って何だ?」
マジで、何でこのタイミング?と言う視線が痛い(二度目)
「そうね、簡単に言うと自身の力を移植して強くするってイメージかな?」
リュエルさんが簡単にそして簡潔に話してくれたおかげで一つ思いついたことがある
「じゃあ、俺が皆に『格名』をつけてやろう」
そう言ってみたは良いが全員断るだろうなと思ったら
「あ、よろしく」
全員そんなノリで了承された
「え?そんな簡単に……んじゃあ、まずは紅蓮さん」
「え?私?」
困惑しようが無駄だ貴様には決めてる名前がある
「フェート」
フェニックスを捩って考えた雑だけ…ど?
なんか進化開始したわコイツ
じゃあ次
「ん?白露お前兄弟とかいる?」
可能性はほぼないけど九露がコイツの兄弟の可能性は辛うじてあるからなー、だって最初に見間違えたくらいだし
「ええ、いますよ黒猫の弟が…」
「やっぱり、俺も思いちが……えええええ!?」
居るんかーい!!
いきなり叫んだせいで白露が面白いくらい驚いたまぁ、良いやそう言うことなら
「白黒露、これからそう名乗れ」
と一応意味を込めて決めた名前をつける
ゲーム感覚だなこれ
「ねぇ、私は?」
バカが居た
「貴女はもう強すぎるから名付けても意味ない」
一応断りを入れると子供みたいに唇を尖らせて反抗的な目をしてくるので溜息を吐くと
「まぁ、良いや」
とあっさり下がるので意外に思いながら次に行こうとすると
「ん?何だコイツ?」
足元に蜘蛛がやってくる
「あ、此処に来ちゃ駄目だよ.…」
白黒露がゆっくりと蜘蛛を両手で抱えながら諭すので
「お前の友達?」
気になって質問してみた
「ええ、僕がずっと囚われてた時に一緒にいてくれたんです」
其処には確かに種を超えた友情が芽生えていた
「じゃあ、そいつにも名付けるか……めんどいし『白露』で」
適当にも程があるだろうと異世界人三人に視線で射殺されそうになる
すると異変はすぐに起きた
「え?」
白黒露がいきなり声を上げたと思うと手のひらから溢れんばかりの光が漏れだし辺り一体を包み込んだかと思うと次の瞬間には変な生物がいた
「…………!?」
変な…と言ったのはその現実を認めたくなかったからだ
其処にはノースより強い生物が居た
「………へぇ、蜘蛛がアラクネに至るなんて……君相当太っ腹だねぇ?」
リュエルさんの威殺してきそうな眼光に震えながら
「お前本当に先刻までの蜘蛛?」
と意味の無い問いをすると
「ええ、そうです……一応は貴方にも感謝しているので言うことは聞きますが私は此方を主人として見ているのであまり期待しないでください。」
あ、はい
「んで、後は三人だな」
「おい、見て見ぬ振りするな?お前が産んだ化け物をしっかりと見ろ?」
「何のことやら、私は蜘蛛型の化け物なんて産んでませんよ」
「いや、わかってるじゃねーかよ?」
「しょうがねーだろ?怖いやん、名付けであーもなるなんて生まれたての地龍にわかると思うか?あと、俺も一連の名付けで進化しちまったよ、緊張のし過ぎで気づかなかったけど!!」
「お前生まれたてなの?」
「ああ、そーだよ」
「なら仕方ねーな」
……変なところに話が落ち着いちまった、まぁ、とりま
「お前ら元々の名前を『格名』ってことにして良いか?」
そう問うと
「え?つけてくれるの?」
当たり前のことを聞いてくるので
「いや、俺の仲間になることの条件下でつけてやるよ」
敢えて突き放すように言うと
「おなしゃーす」
軽いわ
そして全員に名付けを終わらせると
「あー、動きたく無い……悪いけど運んでくれない?」
三人に頼むと
白華は
「パス」
だろうね、君名付けに感謝するような性格じゃ無いしね
鈴山は
「….自分で歩け」
辛辣
「わかったよ、俺が運んでやる」
「俺の味方は音山だけだよぉ…」
一瞬苦笑する様な顔を示したが
「で、どっちに行く?」
そう聞いてくるので
「なんか、ポ◯モンの出だしみたいだな」
そう言うと
「そうか?」
と言われるので冗談はここら辺にしておいて
「まぁ、あれだ、人はピンチになると左を選ぶ傾向があるって言うからな此処は敢えて右を選ぼうじゃ無いか」
「あ、そっち行くのねじゃあまたね」
「私達も此処らでお別れねじゃあな」
「では我が主よ、お元気で」
おお、全員と道違うぞコッチ
「「「…………」」」
全員から「コイツ馬鹿なんじゃねーの?」という視線が痛い…(三回目)
「まぁ、取り敢えず河川を見つけてソレの近くを歩いていたら街にはでるだろ。」
おお、なんか頼もしい奴がいたよ
「そういやさ、お前らの能力ってなんなの?」
ふと気になって問いかけてみると
「ああ、確かに戦力把握は重要だよな」
……俺の想定していた斜め上の返答が来た
「……もしかして普通に疑問に思った?」
黙っていると気不味そうに此方に質問してくるので此方も少し気不味くなりながらコクリと頷く
「あー、ソレは……なんかごめん」
と謝らせたことに少し罪悪感を感じてガクッと項垂れていると
「まぁ、取り敢えず説明行って良いか?」
嫌な空気を一瞬でも早く払拭したいと言った風な気配が見えたのでコクコクと頷くと
「じゃあ、一番攻撃的な奴から行くとあの、白い頭髪の全身真っ白けっけの奴がいるだろう?」
そう言って前を歩いて人物を顎で指し示すので
「ああ」
同意を示すと
「アイツの能力は『母子の愛情』……まぁ、聖母マリアとキリスト?の関係を指し示す様な言葉だか何とかって聞いたことがあるんだよなぁ?まぁ、ソレはおいといて、アイツの能力は先刻見た通りに天使を自身に憑依させるタイプの術式で俺たちがいた世界ではかなり強力な術式でなアイツが世間で有名になるほど世界は湧いたもんだよ……まぁ、どう言う訳かどれだけ有名になろうが、権利を与えられようが、弱者救済の為に使い続けていたんだよな、うん、アレは根っからの善人だな…根明?って言うのかな?
まぁ、わからんが優しいやつではある……けどまあ俺には棘があるけどな?
………でも天使の能力者で穢れを祓い切ったのはアイツが人類で初めてだと思うんだよな……今までの天使能力者は全員『穢れの王』を殺す一歩手前で死んでいるからな.…アイツがそうならなくて良かったよ…
で、俺の後ろでピリピリしているのが鈴山暮戸
能力は夜叉……まぁ、鬼の人形?みたいなやつを召喚してソレに関連する能力を振るうって言う召喚と憑依を兼ね備えた能力なんだよな、ああ白と能力が似ているのはコイツが白の弟だからだな……まぁ、昔はヤンチャのし過ぎで本当に手がつけられなくてな……しかも昔は白が居なかったからコイツを止められる奴がいなくて本当に俺が苦労したんだよ……なんでって?ああソレは俺が回復能力の使い手だからな…向こうの世界だと回復系統の能力者って貴重なんだよ、だから俺はどこでも重宝はされたんだけど…俺より優秀な回復術者がいてな…そいつに色々仕事を奪われて失業寸前まで追い込まれたんだけど、何故か白の奴が
『私と専属契約を結べ』って端的に伝えてきてな最初は本当に困惑したけど
よくよく考えたら断る理由なんてないしその場で了承したんだよ……まぁ、その後利益ガン無視の救済には驚かされたよ…
アイツの利益無視はソレこそ国家予算並みの金が動いても不思議じゃねーだよ
ソレの理由?そりゃあ昔の天使能力者達の功績だな、天使能力者達は代々とんでもない功績を打ち立ててな……人類のために命を散らせてきたからせめて生きてる間に色んなことができる様に色んなことを工面されてんだ
だけど、アイツは全部断って決まってこう言うんだ
『この戦いは私の代で終わらせるから要らない』ってな
まぁ、だからって金欠になるのは許容できないから俺が頭下げて半分くらい貰うんだ………え?お前も謙虚すぎるって?
全部貰ったら渡した方困惑するだろう?
取り敢えずコイツらの能力はこんなところだけど………お前も祓え式使えるかもな」
最後にサラッととんでもないこと言わないでくれる?
あと…
「ねぇ、ずっと思ってたんですけど、」
そして続きを口にしようとすると
「わかっている……お前の言いたいことは非常にわかる…わかるよ…でもソレを言っちゃあ負けだよ」
他の二人もあからさまに視線を逸らしているので
「やっぱり『祓え式』ってダサいってわかってるんだな…流石に其処まで鈍い訳じゃなくて安心したよ」
そう言うと音山は完全に撃沈していて
「あちゃー…」
と心の中で言っていると
「しょうがないだろ?コレを名付けた人物は厨二病だったんだよ……」
ホワイ?
「誰に名付けさせてんだよ?」
そう言うと
「しょうがないだろ?虫とかと一緒で一番最初に発見できた人物に命名権が与えられたんだよ…」
あーあと言うか心の声が何処からか聞こえた
「まぁ、ソレより俺も使えるかもってどう言うこと?」
流石に可哀想になってきたのでこれ以上の追求はやめてやろうと思った
「あー、それはなこの術式はな持たざる者の術式なんだ」
祓え式と言わなくなった
本来であれば『格名』を授けるということは自身の魂を分割して与えるという危険な技だが優秀なサポーターと与えたそばから喰い散らかして補給を続ける能力があるため阿呆は元気ピンピンです




