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来訪者

いざ闇風呂!!

「げほ、げほ、げほ……」

やべえ、闇の水を飲み込んじゃった

コレって体に害は無いよな?

そう考えを膨らませると

「ふむ、邪魔だ」

アザトースの踵落としで暗澹たる闇の海が一瞬で消え去った………

うん、こう言う風景見ると自信無くすわ

そして闇の水が掻き消えた後闇の中に囚われていた人達が全員排出される

(良かった死人は居なかったみたいだ…)

屍の様に転がってる三人を眺めながらそう思っていると

「さぁ、続きだ」

「ああ」

戦闘狂どもがぁ!!と叫び出しそうになっていたが何とか思いとどまる

と言うか体力と魔力がすっからかんすぎて動けない……困ったな今こうやって考え事をしてるだけでもギリギリすぎる

「…………あ」

そして動けないことから観察に専念していたら気づいてしまったアザトースの弱点

いや、弱点と言うか崩せる部分

けれどチャイナ服の人とアザトースの戦闘は異次元のレベルで繰り広げられており介入する暇など存在しない

クソ……暴食者ですれ捉えられない速度って天限突破し過ぎだチーター共

「チッ」

軽く舌打ちしながらふらつく体を支えて何とか立ち上がる到底動けるとは思えないが

このままだと此処ら一体が焦土と化してしまうだろう

「何とか両手両足動かせるな……よし、行く___うぉ!?」

いざ決心を決めて戦いに飛び込もうとすると足に誰かが掴み掛かってきて思っいきり顔面から地面にキスをしてしまった……痛い

「死ぬ気?」

静かな見た目で此方に視線を固定しており一瞬臆してしまったが、その声音からは此方を案ずる声が確実に聞き取れた

「べ、別に死ぬ気なんて…」

反論を口にしようとすると

「へぇ?」

危険な光を孕んだ眼光を此方に向けてくるので一瞬の硬直の後、え?、と漏らすと

「ふん!」

平手で腹の辺りを叩かれ

「……………が!?」

しか発声することができなかったソレくらいギリギリであったのだソレくらい危なかったのである

「自分のコンディション把握は重要」

まるで聞き分けのない子供を諭す様に言うので一瞬悩んだが

「じゃあ、悪いけど俺の代わりにアレに突っ込んでくれない?」

一瞬の不自然な間の後

「君、私に死んで欲しいの?」

至極当然の反応をしてくるので

「よく見てください。」

そう言ってアザトースを指し示す

「ん?」「ん?」「ん?」

三人同時に言ってくるので一瞬驚きながら

「ほらアザトースの動きを見てみて、アイツ錬成する瞬間に動きが硬直しているのがわかる?」

そう、新たに金属を錬成する瞬間に体が一瞬不自然なまでに硬直する、が、流れる様な動作でソレを覚らせずに二人を相手取ってるあたり本当に化け物に近いのだろう

「確かに、あの瞬間を上手くつければ…あるいは。」

「でも、そんなに上手くいく?」

「それは…」

「でも、このままほっとくと周りが…ねぇ?」

「「「うーん…」」」

全員が唸りはじめる

「大丈夫、俺に作戦がある。」

自信をもって告げると

「じゃあ、ソレで」

ニッとした笑顔で此方に告げてくるので作戦を告げると全員がドン引きした

げせん


「全く、何処まで君は諦めが悪いんだが…」

全く嫌になっちゃうよだって本当は今すぐにでも恩人様の所に行きたいのにコイツが邪魔してくるからな……もう殺すか?

「ふ、どうした?顔から余裕が消えてるぞ?」

よし、もう殺そう手に力を入れ直してから力強く一歩を踏むだし一瞬でアザトースと鼻と鼻の先が接触しそうなまでに肉薄すると

「ッッ!?」

いきなり二人の間に地龍が滑り込んできたのである私の伸ばされた手は勢いを利用され特殊な武術で投げ飛ばされて、アザトースの魔法は魔力を喰らわれ機能を停止していた

「成る程、まだ其れ程動けたとは嬉しい誤算だ」

そしてもう一度ターゲットに入れた、という風に地龍を見ており

(マズイ!)

と心の中で叫ぶが万能錬成の牙が地龍に___

「祓え式 守護天使 サリエル」

時間が極限まで引き延ばされた世界の中でそう聞き取った瞬間に数歩飛び退きサポートに徹することにした

正直変わってくれるならありがたい色々無理した反動で今本当は立ってられないくらいヘトヘトなのだ


「祓え式 守護天使 サリエル」

そう宣言すると背中から羽が生える異質感を感じながら体の改変に身を委ねる

そして累計六枚の羽を生やして羽を力強く羽ばたかせる

「去ね」

アザトースと呼ばれた人物が腕に光を纏わせて振り払う

「……全く能力が逆ね」

そう自嘲気味に笑いながら能力で腕に瘴気を纏わせてアザトースに殴りかかる

「確かに、貴様がいう所の『祓え式』的には正解なのだろうが天使の術式からしてみるとソレは邪悪すぎるな」

溜息を一つ吐きながら

「まったくね」

同意を示す本当に天使の能力からはかけ離れるコレは元の世界でも

『本当に天使の『祓え式』だよね?』

とドン引かれた実績を持つ溜息を吐きながら瘴気を剣の形に整えていく、結局飛びながら銃をブッパする方が効率的だけどこっちの方が浪漫武器だと誰かさんに言われたもんだからこっちにしているのだ…まぁ、難点は強度がめっちゃ脆いってところかな双剣を扱うけれどサリエルの権能『死』の影響で武器までも破壊されてしまうのはいただけない

けれど、使う武器はどれもコレも最長で一週間で壊れてしまう

正に使うだけでホイホイお金が消えていく化け物である

対して相手の能力は異常なまでの『祝福』

薬も過ぎれば毒となる

つまり過ぎる祝福も呪いとなるということだろう

だが、相手は何を信仰しているんだ?

私は何も信仰してないが人類の守り手ということでこの『祓え式』目覚めた

それまでは万年下働きだったのにいきなり国賓級のもてなしをされた時はビビった

まぁ、元来天使の術式は強力なのが多いと相場で実際私のソレも強力であったが……欲を言えば…

まぁソレはどうでも良いとして今はこっちに集中しないとだな

アザトースからの攻撃の速度着々とけれど陰湿に上がっていく

目に見えての速度は上がってないように感じられるが拳の緩急を扱う術が異様に上手く気づくと顔面に拳を喰らいそうになるが何とか捌ききれている……いや、コレは

「………………」

今にも舌舐めずりをしそうな眼光で此方を捉えており完全に品定めの目である

どうやらお眼鏡にかなってせいで実力を吟味されているって所かな?

こんな敵前世には居なかったから中々やりづらい

どうやら此方の攻撃は相手に通用するらしく回避と攻撃だけに専念しているので此方からのヒットは全くない

フェイントを入れた右フックを入れようとするか足払いでその場で足踏みして思いっきり顔面に蹴りを喰らってしまう

脳が揺られ視界がグラリと揺れる奇妙な感覚を味わいながら片手を思わず地面についてしまう

「くっ…」

僅かに声を漏らしてから防御形態に入ろうとするが間に合わず追撃を許してしまった

体に張り裂けんほどの衝撃が走ったかと思えば体から力抜けるかのような感覚を味わい一瞬阿呆な考えが頭をよぎるが一瞬でソレらを頭から漂白して手に持っている武器に無理やり瘴気を流し込んで威力のみ特化させた一撃を放つ

体思うように動かせない状況であれば打開を求める強力な一撃の方が良いと思っている

相手を追い込むような連撃は体力などに余裕がある時に使うべきである

そして威力に特化させた一撃を放とうとして

虚空から現れた杖に弾かれる

コレも錬金術かと思ったが一瞬現れるはずである硬直が出てないことからコレは別物であると判断して

杖に弾かれる際に砕けた剣をすかさず捨てながら

「祓え式 破壊天使 カマエル」

六枚生えていた柔らかそうな見た目の純白の羽がすかさず禍々しい漆黒の羽に生え変わる

ソレに伴い目の色も金色から白眼が赤に変わる

コレは自分では分かりづらいのだが他人からするとら相当驚くそうだ

しかし、相手は此方の変化に全く興味なしという感じで

アザトースに近づいたかと思うと楽しげに会話を開始している

「ブチっ」

戦闘中に知らず知らずのうちにキレてしまうのは私の悪い癖だということはわかっているがソレでもやめれる気配はない

カマエルの破壊衝動を拳に籠めながら今出てきた杖を持つ少年に全力で殴りかかる

すると杖で僅かにずらしながら此方に炎の魔法を放ってくる

見た目以上に強いようだ

そんな子供みたいな感想が浮かび上がるが一瞬で、はっ!!と笑い捨て更に攻め立てようとすると

「はい、ストップ、ね?」

今まで静観を決め込んでいた仲間がいきなり止め入ってきてた

作戦は続いているはずなのにだ

「いやー本当に嫌になるよ……あっちにもこっちにも化け物がゴロゴロしててさ…もしアンタだけなら俺達でどうにかなったかもしれない……けど、その杖の少年が出てきたら俺達の想定外ってことで勝ち目はなくなるな…なんせ、アイツが立案したのはアザトースを倒すのに特化した作戦だ…もしそこにイレギュラーが放り込まれたどうなるかわからないし人死にが出てきちゃうかもしれないからな」

理知的にかつ端的に告げてくるソレには説得性と言いようのない信頼感があった

しかし、このまま死ねと言うのも間違っていると彼は告げてきて

「んで、アンタらは何が目的なんだ?」

話題を逸らした

「そうだな、最初は興味のある人物の回収を試みたが……少し試してみたくなった…」

怪しげな笑みを浮かべクックックックと笑う姿はさながら魔王である

「ん〜?で、ソレってアイツ?」

後ろでグースカ寝ている地龍を見やると

「ああ。」

と楽しげに笑うので一瞬背中の辺りがゾワリとし一瞬体を後ろに下げそうになるが

「ダメだ」

誰からも見えない風に声を発して手を握りながら気丈に

「けどさぁ?お仲間が来ることは予想してなかったんじゃないの?」

向けられたら完全に嫌な笑みを向けながら嫌らしく相手が嫌がりそうなところを突き回す

「チッ、偽装完全であったはずだ」

悔し気に呟く彼には完全に騙せていたと言う自負があるのだろう、が、

「貴方が完璧に何かをしていることがあり得ないのです、完全にしていると言うことは偽装をしていると言う証明に他なりません」

……何だろう永遠に終わらないイタチごっこが此処に完成している気がするのは何故だろう?

何だろう急にあの人が小物に見えたのは何でだろう?

「お仲間に呆れられるって大したリーダーだこと、で?帰るの?帰らないの?」

完全に帰ってくれって言う念が丸見えだよ……

けど、帰って欲しいのは同感であるが相手が帰るか?

「で、君はどう思う?」

あ、ガン無視ですか

「そうですね……此処にいる内あの龍二人と人間は論外、ソレ以外は貴方の喉元に届く可能性を秘めていますね。」

……勝てる気がしない

「けれど、一番厄介なのが彼ですね。」

そう言って地龍に杖を向けて

「いでよ幾億の死霊よ我が願いを聞き届け彼の者の肉体を喰らい尽くせ。」

何かの呪文…

「まずい!!」

彼が走り出すが地龍の直下には魔法陣が展開されており次の瞬間には惨劇が繰り広げられそうになるが

「喰らえ【暴食者】」

そう宣言すると魔法陣が一瞬にして魔法が掻き消える

「成る程、貴方が消しきれない理由が分かりましたよ、アレは魔法使いにとって天敵ですね」

え?

「魔力を媒介にして外界に干渉すればその魔力ごと喰われておしまい、けれど、この世界の住人は魔法の方を優先して肉体の強化を行なっていない、つまり、純粋な肉弾戦に持ち込まれれば必ず勝てるというか公式が成り立ってしまうと言うことですね」

そんなに強かったの彼?

「そうなんだよね……だからこうする」

!?

「クソっ…」

彼が無理やり間に体を滑り込まそうとするが蹴散らされ地龍の体に掌底が入れられる



一瞬反応が遅れてしまったが、アザトースがいつのまにか此方にきて掌底を入れてきた

いじめか?

若人というか赤子を虐めて何が楽しい?

と今こそ聞きたい

けれど相手の強さの割に痛くないな?

どう言うこと?

と悩んでいると

「いま、痛くないと思ったね、ソレは正解だよ君の魂にねある刻印を施した」

そう饒舌に話し始めるのはアザトース

「何か聞きたい?」

煽りレベルMAXだわ

「ソレはね"魔力封印刻印"……君はコレから例え数万回転生したとしても剥がれない魔力不全に陥った」

……………………

「さあ、君の厄介な能力は封じた死ね」

そう言って振り抜かれる拳が嫌に遅く感じられた



呪われた世界からの来訪者

現代世界の理屈では説明できない『穢れ』が跋扈する異質な世界からの来訪者の

『天使』白華しらいかやで

『聖女』音山和也おとやまかずや

『夜叉』鈴山暮戸すずやまくれと

白華は呪われた世界では最強と目される天使能力の継承者、元々は『対・穢れ組織』の下っ端要員であったが天使能力を継承したことにより一気にその地位を向上させ、何かに取り憑かれたように穢れを討伐していく

音山和人は字面からわかるように男である、では何故聖女と言う称号を受け取っているのか?

ソレは聖女の能力の絶対回復が女性が受け継ぐ一家相伝の術式である為世間体を守るために女性として昔から扱われていたのだ

そして最後は鈴山暮戸は旧姓『白』

親の事情で離れ離れになった白華の実の弟である

この世界では生まれる前に名を授けることで無事に生まれるように祈願している為に、生まれた後に性別が違ったなどざるにあるのである

そして彼らの共通点としては周りに疎まれ傷つけられながら生きていたと言う事実である

彼らについて語ることは多いが此処で語ると日が暮れる勢いなので割愛させていただこう



強いて語るとすれば彼らが地龍のいる世界に訪れたのは


墓石を動かしたからである


彼らはプライベートでも親交がある程仲が良くある日散歩をしている際にたまたま、茂みに落ちている墓石を発見し元の場所に戻した結果見事異世界に飛ばされてしまったと言う何とも残念な異世界転移の仕方であるしのだ

この三人の元が分かる人いる?

友達にエピローグが有名って言われたけど

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