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エピローグ

痛い、そして勝った

右手がかつてないほど痛い


というかソレを通り越して本来あるはずの痛覚が存在しない


チカチカと脳みその裏側で光ってはいけない種類の光が明滅して居る


………流石に擬似◯カイハイフォールはしちゃいけなかった


だって俺一応ドラゴンだもん……


一番の読者に忘れられることがあるけど地龍だもん


(作者)ギク!?


俺だってドラゴンみたいに空からの攻撃やって見たかったけど……


流石にあの高高度から落ちて俺の再生能力も完全な再生を果たすのは不可能だったらしい


なんせ右手から先が消えてる


恐らく俺が飛んだのは宇宙空間……そこから地面に向かって隕石真っ青の速度で地面に突っ込んだんだ


体が消えてないだけで本来は感涙ものなのだろうが…


俺の再生能力も一応怪我の程度が程度だと再生が遅くなるってのがわかっただけで一応収穫とするか


そう考えて居たら


〈………一応言っときますけど貴方宇宙空間から落ちてきた後全身が砕け散って衝撃で散り散りになる前に再生を繰り返して助けたのは誰だと思ってんですか?本来なら生きてるだけで感謝すべきなんですよ?〉


俺が黙々と考えて居る間ずっと文句の構築をして居たらしいノアさんから苦情が来た


…今回のは流石に俺もやり過ぎたと思って居る


だって…俺だって地龍だもん!!って宇宙に飛び出して


そこから一気に地面に飛び降りるってどこぞの特撮ヒーローだ?って話だよ


まぁ今回の話は一旦終わり……




「あ!!不人大丈夫か!?」



マズイ…自分の怪我の程度がやば過ぎて忘れてたけど


俺がこんなヤバいんだ不人は完全にヤバいのでは?


そう思って慌てて近寄ろうとすると


「……たくっ…死人を見つけたときのような声を出すな、頭に響く」


「……よかったあ」


そう言って胸を撫で下ろす…もしかしたら俺は仲間を殺して居たかもしれないと言う恐怖と闘いながら探して居たのだ、ホッとするのは当然だろう


すると


「…全く…そもそも俺が死ぬなんてあり得ないだろ」


「…?いや、人は死ぬ時は死ぬだろ?」


俺はこの世の真理を吐き捨てて、相手は完全に不死者宣言


ソレを不可解に思いながら首を傾げて居ると


「もし俺が死ぬならどうして鯨の足止めなんてやったと思う?」


「あ!」


コイツ…何て間抜けな表情するんだwwwみたいな表情するので一発殴っておいた


そうして一発殴ってパウンドの態勢を取って居ると


「ま、まぁ美人の顔に殴られるってのも中々唆られる状況だが…一応説明に入って良いか?」


「おうおう…テメェの曲がったソレを今から根元から直してやる……まずは下半身から潰してやるから覚悟しろ?」


そう言ってマジの顔で構えて居ると


「…え?本当に殴る気?」


「本気と書いて大マジと読む」


…………二人して沈黙の時間が舞い降りる


そして


「よし今すぐ説明してやる!」


「安心しろ全身を優しく叩いてやる…大地の愛を受け取れ」


二人して同時に行動を始める


ソレは先刻まで下手をすれば世界を揺るがしかねない対戦を制した戦士のソレではなく


ただの友人同士として






「……まぁ、お前への制裁はコレくらいにして…お前がダメージ受けない理由を説明してもらおうか?」


「……まずは俺の下半身に謝ってくれ…なくなって居るとはいえ其処を重点的に攻められると今でもビクッとなるんだ…元々数十年来の急所だからな」


一瞬お互い行動を止めて俺が拳を構え始めると


「わ、わかった!説明する!」


「よろしい」


そう言って再び汚い椅子にどかりと座る


まるで王様のような不遜さと神々しさを湛えながら


しかも…一切の不快感を周りの二人に持たさせずに


二人は直感するこの人は恐らくいつか世界の王になれるほどの強大な器の持ち主


しかも自分では自覚しないタイプで周りの人物を巻き込んで連れていくタイプの


「…説明するけど…お前やっぱりこの国の王様にならない?今なら安いよ?」


「…冗談なら面白いな?…俺が王様やるような性格に見えるか?今回の善行だって俺の自己満だよ…本来なら王国に援軍を要請して数週間かけて裏工作を行い…そうやって安全に国家転覆は行う問題なんだよ…けど見てみろ…この荒野を…コレが俺のやり方だよ…俺は幾ら周りが傷つこうがかまやしない…自分の大切の人が助かるなら」


そう言うが二人の目の光は消えない…全くどうして俺はこう言うのに懐かれるんだか……


しかし二人は


(彼の言って居ることは確かに一理ある、この荒野を修復するには多大な時間が必要だ…けど人的被害は皆無なんだよ…コレほどの惨劇が巻き起こりながら)


(そして避難を誘導したのもコイツの仲間……しかもソレはコイツのある意味での分身体らしい…よくよく考えればコイツかなりのオーバースペックじゃねーかよ)


「なぁ…コイツらもしかして脳内で凄い馬鹿なこと考えてねーか?」


〈いいえ…正しく主を崇拝していますよ〉


ソレがダメなんだよねー…昔似たような奴がいてそんな苦労はもう懲り懲りなんだけど?


そう考えながら人知れずに吐くため息を空中へと逃げていく




「んで?そろそろ本当にお前がどうして死ななかったのか説明が欲しいんだけど?」


「…ん〜、と言っても説明することもあんまないんだけど?」


そう言って近くにあった瓦礫を更に細かくすりつぶしながら言ってくるので


「お前とうとう脳みその方を駄目にしたのか?」


そう心配気に伝えてノアに補完してくれないかマジで相談しようかとして居ると


「失敬な…俺はまだまだ現役だぞ?」


そう言って薄い胸を主張してくるが……


「悪いんだけど…そういう趣味はないから先に服を見繕って来てくれない?」


そう言うと不人は一瞬此方を不思議そうに見つめて来た後に下を見つめると顔を一瞬で真っ赤にさせて走っていく


ソレを見送った後に


「んで、召喚士くん……君に聞きたいことや言いたいことがある」


そういうと即座に跪く…アレ?コイツってこんなに良い奴だっけ?と思ったが今は黙っておく


「必要とあらば今までの悪行の責を取り次代の王の誹りを一身に受けます……」


そう言ってくるのでコイツ…本当に転生者か?と疑いをかけると


「私の世界は…昔から封建制度の強い(なんか難しい単語が羅列していたので内容を纏めるとこんな感じになった)社会であり…上司の面目のために部下が切腹するなど当然の社会でして

しかも…失敗は一生の恥、そして恥を忍んで生きるよりも華々しい血の花を咲かせよ

ソレが世界全体に浸透していた常識でした

当時私は将軍…まぁ簡単に言いますと社会のトップの不正賄賂の現場を押さえたところを近衛に逆に押さえられてしまい

命からがら仕事場に帰ったところ

『任務失敗の責任を取って自害しろ』と言われました

恐らく彼らは私が居ることでのさらなる情報漏洩と繋がりを持ってると疑われることを嫌ったのでしょう

そして私が自害をする日

ソレは気持ちの良いほどの晴天でした

その晴天を見ながら気分を落ち着かせて居ると…不思議なことに天空にポッカリと穴が空いて居るではありませんか

ソレを見た瞬間に黒い穴に吸い込まれて私は仮死状態となってしまい

其処で一人の少年と出会いました

彼は体を魔女に奪われて体を探し求めており

私は最早動かぬ体に興味はなく共存という形で体を貸すことにしたのです

しかし…ここで問題が起きました

彼と私の魂の形が反発したのです

結果として私達は反発のエネルギーを使ってこの地に降りてくることができましたが

同時に私達の意識はかなり変わっており記憶と経験が混濁して

お互いの自意識を確立できずにいましたが

今日貴方様の膨大なエネルギーを少々拝借することによってなんとかお互いの反発を無くして生きることが出来ています

…正直もう少し時間があれば完全な適応が終了しますが……

今まで自意識がない状態でやった殺戮が正当化される一切の理由にはありません」


「いや…俺にそんなこと言われても…国づくりに尽力して罪滅ぼしにすれば?ソレでも自分を許せないなら俺のところに来れば?世界で一番最悪な死を与えてくれるやつを知ってるから」


そう言うと少し暗い顔をする召喚士の顔があまりにも辛気臭いので


「そんな顔してると『キノコ』ってあだ名がつくぞ?」


「あ」


一瞬驚いた顔をした後、自分の体力がゴッソリ消えるのがわかった


「…ねぇ、もしかしてこの世界ってあだ名をつける感覚で名前を言うと『格名』になる感じ?」


「ええ…」


マジかあ〜、そんな軽い感じでため息をつきながら


「マジかよおおおお!!畜生があああああ!!」


そう叫んでいると服を探し終わってようやく服を着たらしい不人がキョトンとした顔で小首を傾げる


元々ゴリゴリの漢って感じだったのが少女になったので…


その仕草が妙にあってしまう


その証拠に元を知ってる筈の召喚士さえも少し赤面している


俺も大分そっちに寄ってるけど元々なんだよなあ


前世でも大分中性的な顔になっており


ソレで気苦労も多かったが顔に文句があったかと言われると


答えはノーとなる


けど…


「なあ…不人…」


「ん?」


そうして瓦礫を崩して椅子の形に整えていた不人に後ろから質問すると


不思議そうに此方を見つめるので


「…お前、もう一度転生をやって『男』に戻りたいか?」


そう聞くと不人は一瞬迷ってから


「…正直戻りたいって気持ちはある…けど」


「けど?」


何故か歯切れの悪い言葉でいってくるので不思議に思って居ると


「お前の能力は…多分簡単に晒すべきではない」


「…どーして?もしかして神様が空から見てて強い奴には裁きの鉄槌でも落ちるのか?」


そう言って冗談めかして言うと


「「……………」」


「…えっと、マジすか?」


召喚士(何故かキノコ君となってしまったので後で変えてやるが)と不人が此方を大真面目な表情で見てくるので


「……一つ言いたい…この世界は強くなるにも神様の許可ぎ必要なクズ世界なのか?」


「…神様は…一応勝てない戦力でもないけど、天井からの雷の裁きは本当にキツい…一撃で都市の壊滅を誘引できる上に、終わらない雷撃が延々と降り注ぐから帝国でも一昼夜雷が降れば壊滅するかも?みたいな話を聞いたことがある」


「……うん、ヤバいな」


そう思いながら一瞬思ったことを言うことにした


「けどさあ…ソレにしたって何か話がおかしくね?」


と言おうとすると一瞬不人が驚いたように固まって居る


ソレが気になり不人の視線の先を見つめると


ゆっくり悠然に歩むリュエルがいた


「なぁ…俺が言うまで来ないでくれない?」


そう言って呆れ顔を見せると


「なら…私の建築技術いらないの?」


「要ります今ここで絶対に必要です」


まさか妹まで来て居るとは思わず土下座一歩手前まで頼み込んでしまった


「んで?お前らはなんで来たの?」


そして後ろに控える白を始めた俺の仲間たちが全員集結していた


ちなみに黒白露は気ままに旅をしてみたいと言っていたので最低限の装備と金を持たせて旅をさせて居る最中である


まぁ…案外近くにいるのかもしれないが


そう思いながらボーっとしていると


「んで…何から必要なんだ?」


そう言ってくる鈴山たちは熱意に燃えていた


「全く…暇人共が」


そう言って口を開く、今度は罵倒ではなく指示を出す為に



そしてコレは話題から逸れてしまうが


前世の名前を格名にしてもらった召喚士と不人は


何故か王様と王女様になっていた


二人からしてみれば王国建国の際の英雄の二人なのでわかっていたが


しかし…二人で成したのではなく、一人に引っ張られたことを歴史に記してはならないと言われて寂しさを感じだそうだ


そして、この王国は建国から数万年安泰の政治と経済を繰り広げるのはまた別の話


『さて…久しぶりの小話だが…なんでまた俺が出てんだ?』

「さあ?主人公クオリティじゃない?」

『俺以外も出さないと滅せられない?』

「怖いこと言わないで…」

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