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武器の進化は怖い

刀が放り投げられたらクレーターを作りやがった


あの野郎…サポートがしたいのか邪魔したいのかはっきりしてくれないかな?


まぁ…俺の考えが正しければ人外という言葉すら可愛く思えてしまうほどの化け物だから


普通にサポートをしようとしても何故か皆着いて来れなくなってしまう


…マジもんの化け物って言いたくなるが


まぁ…俺にしてみれば今後関わることもない相手だ


特に気にすることもないだろう


そう思いながら刀を構えて相手の動向を探る


どうやら目下の脅威は天から刀を降らせてきた相手であるらしい


なんせ…いきなり光速以上の速度で地面に向かって刀を投げつけるなんて


ちなみに本人からしてみれば宇宙空間でわずかに小突いた感覚


人間の所業ではない


「…全く、良くも悪くも引っ掻き回してくれたな」


あの人が来てくれたおかげで俺への警戒心が極限まで減り


尚且つ隙が大きくなったので俺は行動をしやすくなった


まぁ…最初はコイツに勝てるのか?と思っていたけど


もしかした勝てるかもな


そう思いながら刀を構えて一気に走る


人型になった鯨は、より洗練された無駄のない動きで地面に拳を叩きつける


一瞬悪寒を感じ取った俺は即座に大地魔法を介せず自力でジャンプすると


地面が伝播するようにヒビを形成していく


恐らく要を砕くことで最低限の威力で最大限の威力を発揮しているのだろう


…一瞬コイツもあちら側なのか?と思ったが


コイツはこの世界にいるとされるモンスター複製体


そんなことありえねえかと心の中で笑う


しかし…いつの日にか、この日の楽観視を笑えなくなる日が来ることを俺は知らない


そして鯨は背からぬるりと生えた不思議な尻尾をグルリと回して一瞬俺を空中に無理矢理縫い止めた


ソレに何も理由もないはずがなく


大きく口を開けた瞬間に喉の奥に僅かにキラリと光る物体を視認する


即座に腕を切り捨てて防御壁にする


すると腕にびっしりとハリネズミのように毒毒しい針が突き刺さっている


一瞬あまりのグロさに目を逸らしかけたが


駄目だと自分の心を鼓舞しながら、腕を蹴り飛ばす


ソレをみた鯨は腕を加えて丸齧りしている


全く…野郎の体なんて何が美味いんだ?


俺なら…美女の体を食いたいな


まぁ、ソレは食うわけないとして


…しかし此処で問題が出てくる


相手が俺の体を食った瞬間僅かに体を赤く発光させて


僅かに膨張を見せた


恐らくコレってアレだよね?


そう思って一瞬恐怖を覚えながら、その場を即座に離れる


なんせ…ああいうのは大抵の場合進化とかの予兆を表してることが多いんだから


フラグにはあまり触れたくないという自分の信条を信じ切って相手を睨みつけていると


体の内側から「ブチブチブチ」と、ゴムの束が膨張する何かを抑えきれないように悲鳴を上げながら


体の構造を変えていく


簡単にいうと背中に生えていた尻尾の形がやわっこい形ではなく、完全に硬い凶悪な形になっている


ソレこそ進化した格好良い龍の尻尾のよう……


「まさ、か……」


絶句した


コイツ……こんなに実力があんのに複製能力があるっていうのか!?


一瞬コイツのポテンシャルを完全に見誤ったと思い


後ろに下がろうとすると


相手の尻尾が見た目から想像できないほど柔軟に


そして迅速に俺の腕を縛り上げていく


こ、コイツ…まさかとは思うが人体の記憶についても覗いてやがるな!?


そう、コイツが縛り上げたのは関節が完全に決まる形の縛り方


自分から見ると手のひらと腕がZの様になっている様をマジマジと見せつけられる


下手に動かすと骨が飛び出してものすごく痛い


だから此処はあえて進む


一瞬腕の部分が鋭い熱を放つが


一瞬だけである…奥歯を死ぬほど噛み締めて前に進めばアドレナリンが大量に出て痛みを忘れさせてくれる


そして腕が引きちぎれるのを傍目にリーチの長い足で刀を踏みつけつつ


拳で相手を牽制していく


相手は一瞬硬直するが


ソレでも此方の狙いを理解しつつ攻撃を緩めない


正直肉弾戦だからコレは成り立っているところがある


相手は二の腕と足、そして頭蓋と尻尾を扱うことでアドバンテージをとっているつもりだが


俺からしてみれば、その程度の話である


こちとら手足100本を超える阿修羅と戦わされたことがあるんだわ


「『阿修羅』」


そう一言呟くと背後に『気』を練り込んだ阿修羅の像を作り出す


そして、其々の手や武器に『スピアー』の能力を付随して攻撃を繰り出す


合計1000以上の手から必殺の技が繰り出される


鯨も流石数が多く面食らったのか一瞬体がぎこちなくなるが


即座に体を柔軟に動かしながら、まるで軟体生物の様にウネウネしていく


一瞬コイツはどんな動き方をしているんだ?とドン引きしかけたが


【ノア】曰く、コイツは海の生物の特徴も兼ね備えているために


生半可な攻撃は特性で避けられるらしい


全く…1000の同時攻撃は本来尋常ではない攻撃のはずなんだけどな…


全く…この世界に来てから強いのボーダーが数十メートル上がっていて泣きたくなるわ


そう心の中で愚痴りながら相手に蹴りを繰り出していく


正直コイツにはないが有効だなのか全くわからない


…けど、ソレでも一つわかるのは顔面への攻撃は極端に嫌がっているということだ


まぁ、俺も頭蓋への攻撃はシンプルにやめてほしい


あと、ついでに顎も


俺の能力は基本自意識があることが前提としている


【ノア】に意識を引き継げば俺が気絶しても何とかやっていけるだろうが


正直気絶という感覚はあまり味わいたくない


俺だって一応元人間だ


頭に衝撃を喰らえばよろめくし


顎に喰らえば気絶する


正直俺を化け物とか言っている全人類に向かっていってやりたい


先刻のなんか不気味な人間見てみろ!アレこそ本当の理不尽だ!


だって俺たちが三人がかりで最終形態引っ張り出したと思ったら


一人で本当の本気モード引き出して…


正直自分の自信が紙切れくらいにすり減っているのを心の中で感じ取れる


まぁ…だからって今度あったらいきなりミサイルキックとしないよ?


時々思うけど小説で恨んでる相手と遭遇したらプロレス技とかかける輩がいるけど


…正直アレをやるとなると相手より強いことが前提になる


前世ニート、現在異世界人として言わせてもらおう


ぶっちゃけ前世も含めていきなりそういうことする度胸があるのは馬鹿だけである


だってよくよく考えてご覧?


もしいきなり相手にプロレス技等々をかけて相手の骨なんかを折ってみな?


…それこそ賠償モンだよ


正直前世も今世も無一文な俺はそんなことされたら金借りなきゃいけないんだよ


…泣きたくなるわ


けどまぁ…俺だってチーターになるつもりはないけども


…けど偶にはそんなチーターって呼ばれるくらい理不尽に強くなりとは思っているよ


そう思いながら振り上げられた斧の様に変形した腕を片手で真剣白刃取りの要領で掴む


コレが従来のソレと違う点は


片手で掴んでいるために中々に神経を削る最悪な作業ということ


そして……一番問題なのは腕が段々と押し負けている点である


俺の能力の大部分は下半身に重点を置いた能力


いきなり上半身だけでどうこうできる能力には目覚めない


まぁ、そうなれば此処からは純粋な戦闘能力が試される場面である


正直此処で片手を離せば簡単に半身は千切れてしまうだろう


なんせ…俺の体は脆いから


そう思いながら相手との寿命の縮めあいを行い


そして相手の体が僅かに動いた瞬間に足を大きく振り上げて相手の腕を上げる


そして再生した手で刀を引き寄せ


相手の体に突き刺す


最初から頭を狙っているのに気づいていたのか顔を大きくズラすが


ズラすならズラすで俺にも一応目論見はある


体に刀が突き刺さったのは肩口でありソレを刃とか関係なく全力で袈裟に振り下ろす


しかし、相手の筋肉は筋張っており


繊維がゴチャ混ぜになった繊維は鋏では切りづらいのと同様に


刀も縦なら切りやすいが


横だと筋肉という束の繊維が邪魔をして切りづらくなる


しかし、俺だって馬鹿じゃない


一応対抗策を用意してある…が正直此処で出すわけにはいかない


潜手巨影と同じく得体がしれない能力なのだ


下手に扱えば俺がダウンするし


王城にまで被害が及ぶ可能性がある


なら……


そう考えながら相手の腕の斧を手に食い込むほど強く握る


相手は最初こそ頭のネジが外れたのか?と見ていたが


静観の構えはやがて焦燥へと変わっていき


俺に牙を立てようとした瞬間には


腕は粉々に砕けていた


幾ら人体であろうとも、武器の形にしていれば砕くことは容易である…と考えていたが実際にあっていて多少ホッとしている


しかし…此処から問題である


相手は俺が腕を壊してきたのはステータスの影響であると感じて距離を取り始めたのである


本来であればボディランゲージを駆使してステータスの影響ではないと言いたいのだが……


「ソレができないんだよなあ…」


そう、口の中で僅かに転がす


正直此処で告げて仕舞えば相手は俺の能力に対して一切の警戒を払わずに直進してくるだろう


そして…それだけのことが俺にとっては正直脅威なのである


正直…相手と俺のステータスの差は完全に頭おかしいことになっていると思う


まぁ…鑑定はやってはいるけど


どうやら、生物としての『格』が完全に違いすぎるらしく


何度も弾かれているらしく


【ノア】も


〈何でコイツを表に出したんですか?出したやつは馬鹿じゃないですか?〉


と召喚士を死ぬほど罵倒していた


まぁ…気持ちはわからなくない


だって、俺だって最初の時は心の中でピーをピーしてピーしてやるとか言ってたモン

(作者の意思により雑音を入り込ませます)


…まぁ、ぐちぐち文句を言ったって何も始まらないからな


そう思いながら刀を持つと


「……ねちょお」


………何だろう…今触れてはいけない部分に足を突っ込んだ気がするんだけど?



さて、またまた作者視点の始まりです

此処で一つ紹介したいことは

地龍の新武器についてですが

言葉より見る方が早いので出しますね

【暗暴黒剣 『ベルセルク』

古代から生まれし災厄の炎『深淵』を注ぎ込まれ姿形共に変わり果てた剣

持ち主の暴食の波動を身近で受け続けた結果自身も全てを食いちぎる暴食の剣と化した】

…うん、言いたいことはわかります

いきなり頭おかしいことを述べてると罵倒してもらって構いません…

けど、コレは紛れもなく彼の武器です



「……」


武器の感触としては最悪であるけども…


能力が優秀であるのならば俺は文句を言ったりしない


決して…決して


心の中で半分ほど暗示のような感覚で自分に言い聞かせていると


「…全く、お前は何をやっているんだ?」


刀と俺両方に呆れた声を届けている様な、そんな声がした


けれど【ノア】はそんな声聞いてないと言うし


続きの声も聞こえない


恐らく幻聴であると切り捨てて相手に向き合う


そして一瞬相手の視線が俺の手元に寄ってきたが…


今相手から視線を外すのは『死』と同義なので外せない


まぁ…相手は視線を外していても油断も隙もない様な化け物と対峙しているのだ


正直コレが終わったらご褒美の一つや二つ位欲しい気分である

さて、と

此処で皆さんに悲しいお知らせです

私ごとではありますが

私しばらく大抵の学生のトラウマの定期テストに備えないといけないので

しばらく投稿が乱れます

ご容赦と緩い声援の程をよろしくお願いいたします

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