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レールガンの恐怖は此処から始まる

レールガン

漢字で起こすと超電磁砲台

理論としては電磁石で球を高速で撃ち出すとか何とかって聞いたことがあるけど詳しいことは知らないので此処では割愛させていただこう

そして此処からが一番の問題なのだが


「なんで異世界にレールガンがあるんだ!?」

まるで獰猛な猛獣の様な唸り声を上げつつ砲口から紫炎を吐いているその様は

まるで一匹の獲物を狙う獰猛なソレにしか見えなかった

「…レールガン?なんのことを言ってるんだ?

コレは私が様々なモンスターの特徴を組み合わせて作り上げた魔術大砲だぞ?」

魔術大砲

ソレだけ聞けば異世界に憧れる身としてはとんでもない浪漫が詰まっているとわかる

しかし

「いや…ソレを魔術大砲って認めたら俺がいた世界は魔法世界になっちまうから少し認められねーわ」

そう言って何処に反論してんだ?と他の人が居れば突っ込まれていたでろう持論を掲げて相手と相対する

相手は後ろ手にしながら此方の隙を窺っている

そりゃ当然だ

「レールガンは確かに強力だが…どうしても前振りがデカい、ソレは魔術や魔法で補助しても変わらなかったらしいな」

「…だからレールガンではないと言っている…まぁ、言っていることは大体あっている…実際この大砲は冷却も連射も難しい、しかも緻密な制御を必要とするために一撃で屠れなければ図体のでかい弱点ともなってしまう」

なるほど俺の世界では冷却のために海水の中で直撃ちしてたから忘れがちだけど

レールガンって死ぬほど熱いんだよな

だから連射もできない狙いをつけるのも本当に大変

恐らくだが俺が先程の一撃を回避できたのは奴が俺を狙うために視線を向けていたからであろう

そこから鑑みるにレールガンが発射できるのは視認してる範囲内に対象がいる場合に限るのだろう

しかも頭は簡単に動かせないのだろう

そう思うとレールガンも中々大変な武器種であると思えてくる

けど今は

「チッ!ちょこまかと!」

「そうでもしないとソレに食われそうなんでね!」

そう叫びながら少しでもレールガンに捕捉されないために高速機動を行なっている

けど長時間は筋肉が悲鳴を上げるので無理してでも懐に潜り込まなければいけないのだが

問題は相手がレールガンを出しても普通にモンスターを出して攻撃をしてくるのだ

どういうスペックをしてるんだ?コイツは?

と言いたくなったが今は我慢する他ない

相手の行動をしっかり把握して次の一撃に繋げる

時にはそんな忍耐力も重要である





「ふむ……まさか我の相手が貴殿となるとは」

「全く…予想外も甚だしい」

地龍にコイツの相手を任され(状況的に)裏庭まで引っ張ってきた不人は誰に言われるでもなく相手と会話をしていた

実は彼は腰と膝に爆弾を抱えており正直此処で全力で動いたら次の日の朝日を見ることすら厳しい人間である

しかし…此処では引けぬとも思ってる

今日初めて会った人物が誰ともわからぬ自分の境遇に共感を持ち、なんの感情か知り得ないが自分の身を危険に晒してまで自分を『王』にすると言っていた

そこまで幼子に言われて仕舞えば大人がおめおめ逃げかえるわけにもいかず

「…貴殿とは一度拳を交えたいと常々思っていた、今此処で手合わせ願いますか?」

「是非もない」

二人の漢の血で血を洗う戦いが幕を開く




「全く…普通対人戦にレールガン持ってくる馬鹿いる?あ、此処にいたわゴメン」

そうおちょくりながら無数に湧き出るモンスターを対処していく

本来なら広域殲滅魔法などを駆使して戦うのが異世界流なのであろうが

俺の広域殲滅技は潜手巨影しかないし

まだ実験も行っていない

そんな危険な技を此処一番で使うのは少々ギャンブル精神が逞し過ぎると思う

なんせ俺はステータス値の幸運はバケモン並だが

リアルラックが低い

ステータスではどうにもできない、例えば鳥の糞が落ちてくるとか

雨が急に降り出してびしょ濡れになるとか

簡単にいうと攻撃の意思が無い無機質なものソレを運で回避することなど絶対に不可能なのである

そこから考えれば多分今回も失敗して自分で自分の墓穴を掘ることが目に見える

そう思いながら今にも噛みついてきそうなワニの口を大きく蹴り上げて今にも顎を閉じようとしていたクワガタもどきの顎に挟ませて殺させる

全く…コイツらのヘイトを稼いで上手く扱っているから良いけど

俺にドラゴン無限ポーン地獄を味わってなかったらこんな理不尽体験即座に逃げ出してたぞ?

というか本来なら俺今すぐ逃げ出したいんだが?

だって?モンスター達…お前ら発情期なの?って言いたいくらい顔を真っ赤にして突っ込んでくるのだ

一応俺は体は女のソレに近いのでモンスターにたかられる半裸の女

絵面的に危ない

何がとは言わないが危ない

女騎士があーしてこーしてあーなる話的に危ない

しかし、俺にどうこういう権利はないし

相手だって俺を殺すために全力を出しているのだ不純な動機は

「…………ふぅ」

訂正、もしかした不純な動機ありかも

なんせ相手は恍惚な危ない表情を浮かべながら俺を見ながら舌をペロッとした

完全に危ない人間の特徴を持っている

……モンスターに襲わせてヤらせるとか終わってんだろ

此処に二つの意味が入ってることは誰も気づかないでほしい

言ってる時点でアウトだけど

そう思いながら一気にモンスターを狩り尽くす

正直一体一体の脅威は然程高くない

なんせ連携は上手いがハブ役となるモンスターがどこかに存在するのでソレを発見して殺して探して

の繰り返しを延々と続けていればなんとか対応し切れる

しかし、どうして俺が相手を攻めきれていないのは

〈来ます!〉

ノアからの忠告を聞き入れて体を大きく回転させつつレールガンからの直撃を避ける

全く…俺だっておんなじ人だぞ?そんなん食らったら体が風船みたいに弾けるつーの

あまりの速度に融解した大理石の床を見つめながら

もしソレを体で食らったら?と考えると全身が震え上がる思いである

全身に暴食者を展開してノアにオートで反応させれば良い話であるが

そうなると相手がレールガンを別の場所に乱舞させるかもしれない

正直今のところ民間人に被害が出てないのは俺が頑張ってヘイトを稼いでいるから

もしコイツが俺に対して攻撃が効かないとわかっていれば別の場所に攻撃して自分の自尊心を満たそうとするだろう

なんでわかるかって?いるんだよゲーマーの中にも

「此処はゲームの中だから何したって問題ないよなあ?」

と倫理観ガン無視でNPC達を虐殺する阿呆が

昔ソレを見たことがあるのでコイツの考えることはある程度ならわかるつもりだ

コイツを抑えるためにある程度戦えて壊れない俺という餌を吊っておいて

コイツとの戦いを制することである

そうすることで此処以外で被害は極力抑えられる

(ノア…此処に民間人は?)

〈いません…しかし、レールガンの射程であれば数千単位で人が死にます〉

チッ!ツチノコの石と同じか

距離があれば威力も比例的に上がっていく

これだから現代兵器は嫌いなんだよ

人の命を全て無視するかのような非人道的な武具

というかどうして人間同士で争う…まぁ、ソレを考えたらなんで人間って生きてるの?っていう根幹的な問題に突き当たるから言わないけど

そう思いつつ相手の顔を眺める

相手は自分が神だとでも思っているのか先程から体をくねらせながら此方を見つめている

正直気持ち悪い

ソレに今すぐに殺したい

けど俺は極力殺しをしないと決めている

もし一度でも殺しをしてしまえばソレは人としての尊厳を捨てた…ということになってしまうのではないか?

そう考えていると

相手は一瞬俺の顔を凝視して

「…なるほど強いと思ったら貴方転生者でしたか」

「!?!?!?」

驚愕のあまり一瞬動きが鈍りモンスターからの攻撃をモロに受けてしまった

本来ならば絶対に避けれるタイミングで放たれてきた攻撃を顔面で受け取ってしまった

ソレほどまでに混乱している

アイツの能力は一体なんだ?モンスターの召喚?

いや、ソレはしっくりこないなんせ…奴は能力を組み合わせてレールガンを作っている

能力だけを摘出するなんて器用な芸当モンスター召喚では行えない筈である

そう考えると一つ答えが浮かび上がってくる

「…お前の能力は…『解析』か!!」

「ふふ♪」

声を張り上げて叫ぶと相手は楽しげに笑う

つまり肯定されたということだ

こりゃあ面倒だぞ、コイツの能力は簡単に言えば相手の情報を探る

それだけであるが

モンスターも人間も体は細胞からなっている

魔力で細胞を練り上げで作り上げればこのように再現できない道理などない

つまり、此処にいるモンスター全員生きているが生きていないという状態である

そしてレールガンも体を作った際にできた魂に根付いた能力を砲台に移植している

……なんちゅー能力だよ

そう考えると俺の能力も織り込み済みって考える方が自然だよな

…此処にきたのだ俺で心底よかった

此処にきたのがクインとかだったら時間停止…いやサイコキネシスまで模倣されて俺たちには手もつけられないバケモンが誕生していた

まぁ…アザトースからソレすらも否定しそうだけど

今更思うけど虚数空間って結構チートだよな

多分あれ本気を出せば概念すらも捻じ曲げそうな勢いがあったし

攻撃すらも反射するっておかしな話だよな

そう思いつつ相手との間合いを把握する

もしアイツが俺の魔法をコピーしているなら…

「大地魔法!」

そうして発動された大地魔法に対して

「月面観測」

視点を一つおいて速度上昇のスキルを発動して回避していく

こちとら伊達に地龍をやっているわけではない

地脈は発見できないが大地魔法の予見動作くらいは見切れる

ギルマスという俺よりも洗練された大地魔法の使い手と対戦したことが原因かもしれないが俺の大地魔法は日に日に進化している

そう、つまり

「脆いんだよ…お前の大地魔法は」

そう言って相手の出した大地魔法の脆い部分を突くように大地魔法を発動する

細い糸の様な岩がゆっくりと岩を貫いて相手の大地魔法は機能を停止させる

「は?」

相手は困惑と共に声を漏らすが俺からしてみれば

「修練不足だよ馬鹿野郎、俺だって大地魔法はある程度実験しなきゃ使えなかった、闇魔法に関しては感覚的に扱えるから良いが…実験してどういう感覚で使うのか把握するのは大事だぞ?」

そうコイツが今まで他社の能力を大量に扱えたのは

本人の体や魂に制御をさせていたからである

誰よりも能力を深く深く理解させている本人に能力を扱わさせれば能力の効果を何倍にも高めることができるだろう

だが、ソレは結局自分が上手く使えているということとは違う

今のが良い例だ

例え大地魔法の上手い使い方を見ていてもソレを操作する方法を理解していなければただの猿真似

俺の戦場で鍛え上げた大地魔法には決して届かない

そう思いながら相手の顔を見つめると怒り狂った様に顔を掻きむしっていた

「おいおい?なんだ?俺に魔法で負けたことが悔しいのはわかるがそんな反応しなくてもいんじゃないか?負け犬くん?」

「き、ぎざま!!」

かかった

理性を忘れた強者ほど簡単に落ちる

俺が強者との戦闘で一番大切にしているのは

いかに相手の感情を振り切らせて理性を無くさせるか

戦闘において一番面倒臭いのは理知的にチェスをするかの様に相手を追い立てる策士タイプの敵である

俺はテンションファイターであるがテンションが上がりきってない時はある程度理知的に周りを見ることができる

そしてコイツは完全に策士のタイプである

本来無策で真正面からぶつかれば俺が確実に負けるであろう

だからゆっくりと相手の精神を蝕み攻撃パターンを絞り戦う

敢えて煽って死ぬ確率があがろうが

ある程度の攻撃なら【命の源泉】で回復することができる

しかし…唯一の懸念があるとすれば

「…貴様なんぞに使うつもりは全くなかったが……」

そう地獄の底から響く様な暗い声を響かせながら一枚のカードを引き抜く

次の瞬間あたりの音が消えた

いや消された

今まで街の方から僅かに聞こえていた喧騒までもソレに飲み込まれる

ソレを例えるなら深い海

全てを受け入れるが全てを拒絶する大いなる母たる海

ソレをみれば神秘を覚える者もいれば恐怖を覚える者もいる

正しく千差万別の答えが出てくるが

俺からしてみればコイツは出てきちゃいけない存在である

心臓が掴まれて離されない

今此処で目を離して背を向ければ確実に死ぬとわかる

わかってしまうのだ

汗が一気に吹き出して…けれど音の一切が放たれない

異色すぎる化け物ってのも中々乙だな

そんな感想を抱きながら俺の頭は一瞬の躊躇もなく相手に貫かれる

地「さてと、仕切り直してちょこっと小話は何やるんだ?」

作『ん〜?そうだね、君の好きなこと、趣味、どうして始めたのか、最近の悩み…等々を教えてくれるかな?』

「面接か?…まぁ良いけど…わかってるとは思うけど趣味はVRで遊ぶこと、始めた理由はさしたるものではないけど昔動画ですごいゲーマーを見てね、その人みたいに強くなりたいって思って…最近の悩みといえばクソみたいな駄作者がクソみたいに強い化け物をドンドン当ててくるから最近夜も眠れないってことかな?」

『ご、ごめんなさーい!!』

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