ペンフレンド
悲しいときは文章を書く
虚しいときは文章を書く
寂しいときは文章を書く
文章を書けばスッキリするから
文章を書けば忘れられるから
文章を書けば優しい気持ちになれるから
嬉しいときも握っていた
楽しいときも握っていた
生活に馴染むようにいつも握っていた
友達も手紙を書く相手もいない
想いを言葉にして伝えたい人もいない
気持ちを分かってくれるのはこのペンしかいない
毎日手から与えられる圧力を受け止めてくれる
いつだって思っていることを表してくれる
逃げたり隠れたりも絶対しない
悲しいときも嬉しいときもずっと握らせてくれるペンは友達