眷属誕生
今回はちょっと前回より長めです。
「んー。なったはいいけど、神様ってどんなことするんだろう。」
僕は本に何か書いてないかと、2ページ目を見た。
そこにはわかりやすくこう書いてあった。
「初心者でもわかる!異世界作りの基本!」
まず、世界の森山などの緑、海、砂漠などの自然の割合を決め。
動物などの生き物、薬草などの植物の創作をし、
様々な人種をつくります。あとは、世界を観察し見守るだけです。まず、自然の割合からしていきましょう。
下の余白の、記入欄に記入してください。
世界の自然の割合「10割中/海〇割/森&山〇割/砂漠〇割/岩〇割/〇割ランダム」
「んー。こんな感じでいいかな?」
僕は適当に振り分けていった。この世界の面積は多分、なんとなくだけど、僕がいた地球の20倍近くある。資源は豊富な方がいいだろう。ランダムってどんなんだろう。一様多めにしとくか。という訳でこんな感じになった。
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世界の自然の割合
「10割中/海4.5割/森&山3.2割/砂漠0.5割/岩0.5割/1.3割ランダム」
これで世界の自然の構成が完成です。地形はランダムで構成されます。ランダムに振り分けられた分は世界を創るとき、足りない自然のものへと変わります。
次は、動物などの生き物、薬草などの植物ですが、この本に記入するのではなく、机の上に置かれている紙に一つ一つ詳しく書いて下さい。そのあと地上にばらまいて下さい。
「地上にってどうやって、ばらまくんだ?」僕が疑問に思っていると……。いきなり、大きな鏡が現れた。
「ん?なんだこれ。何も映ってないし…って…うわっ!…………なにこれ…鏡の中に手が入るんですけど…こわっ。」
―これは地上に繋がる鏡です。ここに生息地などを詳しく書いた紙を入れると地上に散らばり説明に合う場所へ向かいそこで、生息します。―
「へぇ。便利だなぁ…。僕もここから地上に行けるのー??」
冗談交じりで言うと。
―はい、可能です。―
すぐ答えが帰ってきた。
「そうなのか、ところで、君どちら様?もしかしてこの本の意思とか?」
―はい、その通りです―
「この世界って今、俺一人しかいないの?」
―はい。あなただけです―
「………。とにかく、この空間に1人はいやだなぁ。ここに人間とか、動物とかってつくれる?」
―はい、可能です。ですが、この空間、神域で生まれた場合、人間や、亜人といった亜・人種は何らかの神、もしくは、主神様の眷属としてうまれます。眷属になった場合、主神様の手伝いをします。動物などの獣は、聖獣になります。―
「なるほど…。要は、レアになるのか…。ところで、眷属かぁ。欲しいな。まだこの世界のこととか、よく分かってないからサポートして欲しいんだよなぁ…。どうやんの?」
―机の上に置かれている紙に「眷属」と書き。その眷属について、詳しく記入してください。そのあと自分の血を一滴紙の中心に垂らしてください。―
「それだけでいいのか。」僕は机の上に置いてある紙を1枚取り、紙の記入欄の1番上に[眷属]と書いた。
次に、眷属の特徴などを詳しく記入した。
それがこれである。
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[眷属]
名前[ シーフェル・アルガ ]
通称:シーフェ
性別:ランダム
種族:人間
容姿…白銀髪、紫眼
14歳くらい
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「こんなもんかなぁ…。性別は、どっちでも良かったからランダムにしてみたが、あんま、詳しく書けなかったなぁ。不安だ。」
不安に思いながら僕は紙の中心に血を1滴垂らした……。すると、紙が光だし紙を中心に1m程の光の球ができた。
しばらくしてその光は消えた。
中から執事のような服を着た銀髪で、紫眼の男の子が
現れた。
4枚
計6ページ?