芋掘り
毎回遅くてすみません
昼食を食べ終え満腹な2人に僕は「芋掘りに行かない?」と聞いてみた。
お腹いっぱいだろうし、断られるかな…。
「行く!」
「俺も行く。」
以外にも即答…!?
二人の返事に動揺していると「楽しそうだもん!ところで、芋ってじゃがいも??」と、リオが聞いてきた。
「違うよ。芋は芋でも甘い芋。皮が紫で中が黄色の芋だよ。すごく美味しいよ。」そう説明し終わるとガーディルが「早く行こう。すぐ行こう。」と急かし、二人とも目をキラキラさせていた。
今食べ終わったばかりじゃなかったけ……?まぁ…、いいや。
僕は【創造】で人数分のつなぎをつくった。
リオが水色、ガーディルは黒、僕は深緑色のつなぎだ。
「じゃぁ、二人ともこれ着て。つなぎ、汚れにくい素材で作ってるから作業服としていいと思うし。今着てる服の上からで大丈夫だよ。」
「はーい!」
「わかった。」
15分後………。
準備が終わり僕達は芋があるであろう場所までテレポートした。着いた先は一面芋の葉だらけで「うわー!!これ全部芋!?」とリオがはしゃいでいた。ガーディルも「凄っ…」と驚いていた。
見渡していると足元に微かな魔力を感じ足の下を見るとモコモコと土が膨らんだ。
「あ、いた。」
それは土の中から顔を出しこういった。
「ぷきゅっ!お前達誰だきゅ。」
体がモグラで頭からコケと草花が生えていた。
「可愛い!!」
それを見たリオは地面から顔を出したモグラに顔を近づけた。
「そんな近寄るなきゅっ!人間!」そう言ってモグラは迫ってきたリオの額を爪の平たい部分で止めた。
「わっ、……夜お兄ちゃんこの子はなんて言う種族?!?!」爪についていた土が額についたままリオはキラキラした目で聞いてきた。
「その子は魔物だよ。名前はプアモル。植物や野菜を育てる魔物だよ。主にスキルは【栽培】【土壌】【育み】個体によっては他のスキルも持ってるはずだよ。あと土属性魔法も使えたかな?」
「そうなんだー!!すごい子なんだねー!!」とリオがプアモルに笑いかけた。
「まぁな!!ところでお前達何しに来たんだきゅ?泥棒だったら容赦しないぞ。」
「泥棒じゃないよ。交換条件で分けて欲しいんだ。君のとこの芋と僕の魔力、その芋でつくった焼き芋…でどう?」
「いいゾ!それにもう1つ追加だきゅ。ここ最近雨が降ってないから雨をふらせてほしいきゅ。」
「うん。わかった。約束するよ。どれ位なら収穫していいんだ?」
「この畑の4分の1くらいならいいぷきゅ!」
「そうか!じゃぁ、掘って掘って掘りまくろう!!」
「「おー!」」
そうして僕達は芋を掘って掘って掘りまくった。皆つなぎが汚れ、成果はキャリーケース6個分ほどを収穫した。リオとガーディルの二人はお互に背にもたれかかれヘトヘトになっていた。さて、水魔法で水球を作り掘った芋をその中で洗った後アルミホイルで巻き集めた落ち葉の中に入れつなぎのポケットに入れていたマッチで火をつけた。何を作るかお分かりいただけただろうか…?そうです!焼き芋です!この為にポケットにマッチを忍ばせていたんです!
数分後!
ホクホクの焼き芋が完成した。
「さ!みんな食べよー!!」
「わーい!」
「待ってました…っ。」
芋をアルミホイルから出して芋を割るといい匂いがした。一口食べると芋の味が広がり………。
「うっまー!!」
「おいしい!!!」
「すごくうまい…!」
頬が落ちるくらいだ。プアモルが作るからだろう。普通の物とは比較にならないくらいに美味しかった。
僕達が食べていると横から「お前ら、はやくよこせぷきゅ!」とプアモルが言ってきた。僕は芋を食べやすい大きさに割りプアモルに渡した。「ぷきゅ〜!!なんだこれ!!すごくうまいぷきゅ!火を通すとこんなに変わるんだきゅな!」
芋を食べ終わった僕達は焼き芋を焼いた落ち葉の火を消し家に帰る事になった。掘った芋を【アイテムボックス】にしまい約束通り魔力をプアモルに分け、畑に雨を降らし家に帰った。
家に帰った後ファーニルが遊びから戻っていたらしく「おかえりなさいリオ、ガーディル、主様!」と出迎えてくれた。
「「「ただいま」」」
家の中に入ってみんなそれぞれ手を洗った。焼き芋を作る時にリーシアとファーニルの分も焼いていたのでそれをファーニルに渡した。ファーニルは美味しそうに頬張った。リーシアが帰ってくるまでカードゲームや、オセロで遊びながら時間を潰した。時間を潰しているとあっという間に夕食の時間になり、今回はリオも手伝いたいと言ってきたのでリオと一緒に夕食を作ることになった。今日の夕食はカレーだ。リオにはピーラーで皮むきをしてもらおうと思っていたのだが、包丁が扱えるらしく器用に包丁でじゃがいもの皮や人参を剥いていた。その隣で僕は切った玉ねぎと牛肉を炒めていた。炒め終わるとリオが切り終わった野菜を鍋の中に入れて水を張った。そのあと炒めた牛肉と玉ねぎを鍋の中に入れカレールーとおろしたリンゴを入れ煮込んだ。その間にトマトとレタス、キュウリを使って簡単なサラダを作り、作りだめしておいたご飯を【アイテムボックス】から出して皿によそった。よそっている時にようやくリーシアが帰ってきた。帰ってきたリーシアは「ただ今帰りました。」と言い手を洗いに行った。みんなが揃った所でカレーが丁度出来たのでみんなで美味しく食べた。ご飯を食べている途中で今日の出来事をお互いに話した。僕、リオ、ガーディルは芋掘りに行った事。ファーニルはようやくちゃんと活動できるようになって王都に行く時は自分もついて行くこと焼き芋を食べた事。焼き芋を食べたことに関してはリーシアも食いつき夕食後渡すと言ったらとても喜んでくれた。
王都に行っていたリーシアからはこんな事を聞かされた。
街についたリーシアは王城へ向かった。王城に着いた後客室に案内されそこにはルーメン陛下とノアティルス王子の2人がいた。「来て頂き感謝する。リーシア殿そちらへ座ってくれ。」
リーシアはルーメン陛下の正面の椅子に腰掛けた。
「この度は、ノアを助けて頂き感謝します。」
「助けて頂きありがとうございました!」
そう言って2人はリーシアに頭を下げた。
「いえ、お気になさらず。それより聞きたいことがあります。」「はい、何でしょう。」
「何故騎士達はあんなに質が低いのでしょうか?あれでは強者が攻めてきた時貴方達を護れず死にますよ。」いきなりスパッと言ってきたりーシアを見てルーメン陛下とノアティルス王子は目が点になった。ルーメン陛下は苦笑いしながら
「では、リーシア殿が騎士達を鍛えてはくれませんか?」と冗談交じりに言ったら「良いんですか!?」リーシアは嬉しそうにすぐさま反応した。
「う、うむ…。」
「ありがとうございます!」
ルーメン陛下の手を握りリーシアは感謝した。
その後ノアティルス王子を助けた褒美と、騎士達を期限付きで鍛える事を契約書にサインし、早速騎士達をを鍛えに鍛錬場に向かっらしい。
「それで騎士を鍛える事を承諾したと…。」
「勝手に決めてしまい申し訳ございません…。自分と同等に闘えるものを育成出来ると聞いてつい…。」いや、別にいいんだが騎士達可哀想だな…。因みにリオの先生をする時はちゃんとそっちに時間を回してくれるらしい。契約書を見ると基本的にリーシアが行きたい時に行くという契約だった。それは助かる。
「鍛えることは別いいよ。でも程々にね?」
「はい!」
リーシアはとても嬉しそうに頷いた。
話が全て終わり、カレーを食べ終わったあと、明日から王都に住むことを話し、準備をするように言った。テレポートを使わなくても済むように全身鏡を2つ作りスキル【転送】を付与した。付与した後繋げる場所と合言葉を設定し、片方の鏡を王都の邸にテレポートさせちゃんと転送されるのを確認したあと寝た。
こうして一日が終わった。
ははっ☆!
これから鍛えられる騎士達どーなんでしょうね!!←(何も考えてない作者




