美味しいご飯
2ヶ月以上も投稿せずにすみませんでした……!!
リオの課外見学が終わった夜中の1時頃僕は邸の図書室で作った本を本棚に片付けていた。
「いやぁ……。まさかあんなに買取手がいるとは驚いたなぁ。ブルーダイヤモンドだって買えないだろうと思って出したのにまさかあんな額になるとは…はは。」もう乾いた笑いしか出てこない…。
僕はオルフェスとラルフェスの件を聞いた後、スラム街の闇市オークションへ向かった。奴隷を買う為の資金として宝石類をたくさん出品する為だ。3割程度売れれば良かったのだが裏世界はやはり欲が強かった。恐らくだがあの場にいたのはほとんど貴族だ。それと一部の商人。まさか全部売れるとは思っていなかった。あんな大金一体どこから出て来るのやら…。まぁ、これで奴隷を買う資金が出来たんだから良しとしよう。その後も僕は本を片付け気が付けばもう明け方になっていた。
「もう明け方か、朝ご飯準備しないと。」前世の習慣で寝てるけどこの体、睡眠を必要としないんだな…。全く眠くない…。便利だけど曜日感覚狂いそうだな…。
今日の朝食は昨日の残りのコカトリス焼きを食べやすい大きさに切って、スクランブルエッグと葉物野菜をロールパンで挟んだコカトリスサンドとサラダそれとスープにした。出来上がったはいいが、スープのバリエーションが少ないなと思った。いつも通りみんなが朝食をとりに1階へ降りてくる。リオ、リーシア、ガーディルの順番でおはようと挨拶を交わし洗面所へ行き顔を洗う。みんなが揃うと「「「「いただきます」」」」と言い朝食をとった。朝食を終えた僕達は、それぞれやりたいことをやっていた。リオとガーディルはまた森へ行った。昼には帰ってくるとの事だ。リーシアは、昨日の件で王城へ向かった。髪は、編み込みポニーテール。服装は騎士風の服装で紫の刺繍を入れた服を着てもらった。こっちの方が、相応しい服装だと思ったからだ。本人もジャージで行くのは抵抗があるだろう。かと言って昨日の服で行くでも良かったのだが「あの服はズボンでは無いからスースーしてなるべく着たくないです。恥ずかしいので…。」…との事だ…。リーシアがスカートを穿いた時。果たしてどうなるのか気になる………。昼までに帰れるかわからないから昼食はいりません。と一言言ってリーシアは王城に向かった。そんなリーシアを見送り僕はリビングでのんびり昨日雑貨店の傍で売っていたピスタチオそっくりのチタの実を食べていた。「うん、美味い」1人で食べていると暫くしてファーニルが地下から登ってきた。
「主…、おはよう…」
「やぁ、ファーニルおはよう。どうしたの?」
「主にお願いがあって………。僕を編集してほしいんだ。僕の額にある石の成長を遅らせて欲しい…。この石僕の魔力を吸って大きくなってる…。寝ても寝てもまだ眠いんだ…。だから編集してほしい……。」
眠たそうに目を擦りながらファーニルは僕に言った。
「わかった。今するからちょっと待ってて。」僕はファーニルに言われた通り【編集】を使い額の魔石の成長を遅らせた。
「これでもう大丈夫だよ。」
「ありがとう…主。この石主にあげる…。」そう言ってファーニルは30cmの魔石をくれた。もう出来てたのか悪い事をしたな。しばらくファーニルの様子を見ていると外を見て何やらうずうずしている。どうかしたのかと聞こうとする前にファーニルが口を開いた。
「主…僕守護獣だけど少しだげ外で遊んできてもいい…??」眠気が無くなって遊びたいのだろう。
「うん。いいよ。」僕はファーニルの頭を撫でながら許可を出した。「やったー…!主ありがとう…!」そう言ってファーニルは嬉しそうに外に出て行った。
ファーニルもまだ10歳だしなぁ。やっぱ遊びたいよな…。でも、守護獣の役目があってあんまり鏡から離れることが出来ないから、なかなか遊べないし…。
「んー。どうしたものか………。あ!いい事を思いついた!」
魔法鞄の劣化版の異次元鞄を使えばいいかもしれない。あれなら鏡を入れても問題ないと思うし。持ち運びも便利そう。それにファーニルも冬の間こっちで過ごせるだろうし。冬場になるとこの森は寒くなるからその方がいいかも知れない。よし早速作ろう!「バックは肩掛け用のもの。革製でシンプルに、伸縮性もあった方がいいな。」スキル【創造】で、元となるバックを作り無属性魔法で、空間干渉ができる魔法を付与する。異次元鞄の中の大きさは大体縦6m横6m高さ6mぐらいでいいだろう。異次元鞄をものの1分で作り終えた僕は肝心な事を忘れていた。
「本人に聞かないと」僕は【通信】を使ってファーニルにこのことを聞くと「うん…!お願い!!僕も一緒がいい!」との事だった。これで冬場ここを離れるのは確定した。色々準備しないとな……。頬杖をつきながら外を眺め考えた。
人界に降りてこうやってのんびり隠居生活みたいなことしてるけど全く隠居してないよなぁ。正体もバレてるし、色々問題行動もしてる…ルーメン陛下達を助けた時だってエリアハイヒールは、やり過ぎた。あんな高度な事人間達にはまだ出来ない。どうやら僕は静かに暮らすことは苦手らしいしな。性格上……。ちょっと飽きた。暇だし、冒険者としてクエストをするのもいいかもしれない。ルーメン陛下が発注してくれたギルドカードもあるし。今世でも飽き性は治らないな…。はぁ…―そう思い僕はため息をついた。そのあと僕は特にやることも無かったので王都の邸で本の整理を再開した。大体の本を棚にしまって残り4割を切った時、丁度僕は料理の本をしまっていた。ふと、目に止まった。芋料理の本。そこには美味しそうな写真がいっぱい乗っていた。焼き芋、芋タルト、芋ようかん、スイートポテト……そりゃぁ、見ていたら食べたくもなるわけで……。
「よし!芋掘りに行こう!!!」
今は丁度秋だし、きっとどこかに埋まってるはずだ!と思いアルカナの森周辺にしぼって【探査】をつかった。
「おっ!あった!しかも群生地……という事はアイツがいるな…。んー。リオ達が帰ってから行こう!楽しみだ!!」
お昼になり戻ると丁度リオ達が帰ってきた。
「ただいまー!」
「ただいま。」
「おかえり二人とも。」リオの頭についていた葉を取りながら2人にお帰りを言った。
「夜お兄ちゃん!見てこれ!!これご飯に使えるかな?!」そう言ってリオは、たくさんの野草やキノコ、木の実や果実をテーブルに置いた。「使えるけど、使っていいの??」「うん!」
「これ魚も捕ってきたからこれも使って。」そう言いながらガーディルもテーブルに葉で包んだ魚を置いた。
「これって鮭じゃん!しかもいい鮭だ!わかった!すぐ作るから待ってて!」
最初は、鮭の下処理だな…!まず、鮭の滑りを取るために洗う。滑りが取れたらその次に全てのヒレをカットし、肛門から包丁を入れ胸に向かって腹を切る。エラと胃袋の付け根を包丁で切り離しお腹から筋子と内蔵を取り出す。エラもこの時とる。取り出したら腹の中を1回洗って中骨に沿って包丁で切れ目を入れ肝臓を取り除きまた水で洗う。頭を切り離し中骨の上に包丁を入れ上身を削いだ後3枚におろし身を下にして皮の方から切り身にする。使わない物は真空にして保存。魚の下処理は終わったから次はキノコをほぐして鮭を包んでいた葉に細く切ったにんじんと玉ねぎをしき、下処理を終えた鮭をしき、ほぐしたキノコを散りばめ砂糖、醤油、味醂、果実の汁を入れ最後に野草を上に置きしばらく加熱。次は薄力粉、片栗粉、水、卵を混ぜそこに野草を入れ鍋に入れた油で揚げる。1分ほどで取り出し少し塩をかけて完成。これはお好みでめんつゆを使ってもいい。あとは果実を切って完成!
出来た!鮭とキノコの葉包み焼きと、野草の天ぷら、それと果実の盛り合わせ!
「いい匂い〜!」
「早く食べたい…!」
後ろのテーブルではリオとガーディルが目を輝かせながら待機している。今回はがーティルも楽しみにしてくれていたようだ。分かりにくいが目が輝いている。いつもクールな感じなのに珍しい。僕はできた料理をテーブルに運び食べる準備をした。今回の主食は白ご飯だ。包んだ葉の紐を解くとふわっと蒸気が立ち上りいい香りが部屋いっぱいに広がった。いい匂いだなー。
「じゃぁ。2人ともい「「いただきます!」」いつもより大きい声で言いそそくさと取り分け鮭の切り身を二人とも食べた。
「美味しぃ…!!」
「美味い!!」
2人ともそんなにお腹がすいていたのか…。そして見る見るうちにおかずは無くなっていった。「「ご馳走様ー!!」」と2人合わせて満足気に背もたれにもたれかかりながらいった。僕は皿を洗い片付けて芋掘りのこと話した。
「ねぇ、お腹いっぱいで満足してるところ悪いんだけど、芋掘りに行かない?」
ようやく題名回収しましたね(?)




