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第六話 誘惑

更新遅れてすいませんでした。

では、どうぞ。

『今夜は、寝かせないぞ♪』

その言葉を口にした2人はとてもイキイキしていた。

俺は今、自分の部屋のベットに横になっている。

時刻を見るともうすぐ、12時になるところだった。

(もうこんな時間か。そろそろだな。)

あのあと、俺は2人に両腕を掴まれ、そのままここに連れてこられた。

(何されるのかな?俺・・・。)

なんて考えていると、急に睡魔が襲ってきた。

(今日はいろいろあったからなぁ。・・・、少しぐらい寝てもいいかな?)

俺はそのまま目を閉じた。



・・・

「はっ!!」

俺は目を覚ました。

(今何時だ?)

時間を確認するために、時計を見ようとした時に、身体に違和感をおぼえた。

何故か、[両腕]が重かった。

俺は恐る恐る、右を見た。

そこには、俺の右腕に身体を押し付けて、幸せそうに寝ている、友紀ちゃんがいた。

しかも、友紀ちゃんの太ももに俺の手が当たっていた。

少し動かすだけで、友紀ちゃんの太ももの感触が伝わってくる。

「ん・・・ふぁ」

友紀ちゃんの甘い声が聞こえた。

(耐えろ!俺!)

真は自分に言い聞かせ、なんとか耐えた。

( ・・・てことは、こっちには・・・。)

俺は左を見た。

そこには、友紀ちゃんのように、俺の左腕に身体を押し付けている、真紀ちゃんがいた。

しかも、俺の手のひらが、何故か、真紀ちゃんの胸にあてられていた。

(・・・、はっ?)

俺の思考回路が停止した。

(いやいやいやいや、はっ?なんで?どうしてこうなった!?)

俺はすぐに手をどけようとしたが、すごい力によって阻まれた。

それは、真紀ちゃんによるものだった。

俺は驚き、真紀ちゃんの顔を見た。

真紀ちゃんは微笑んでいた。

「だーめ♪」

と言い、俺の手をとると、さらに自分の胸に押し当ててきた。

「ど~お?柔らかいでしょ♪」

悪戯に微笑んでいた。

「だ、ダメだって真紀ちゃん!」

俺は顔を真っ赤にしながら言った。

「しっ!友紀が起きちゃう。」

と言い、真紀ちゃんの人差し指が、俺の口を塞いだ。

耳を澄ますと、後ろから友紀ちゃんの寝息が聞こえた。

「いやいや、だったらまず、その手を離してくれ!」

「真が、大人しくなるならいいよ。」

俺はしぶしぶ承諾した。

すると、手は自由になった。

ふぅと、息をついたが、まだ油断はできなかった。

「ねぇ、真。私のおっぱい、どうだった?」

ニヤニヤしながら言ってきた。

「ど、どうって?」

「私のおっぱい揉んでどうだったか、って聞いてるのよ。」

あぁ、ここに天使の皮をかぶった悪魔がいるよぉ。

「と、とても気持ち良かったです。」

俺は素直に感想を述べた。

すると、真紀ちゃんは、上機嫌そうに微笑んだ。

「ふ~ん、真は私のおっぱいが、好きなんだ。」

「い、いや、そう言う事では・・・。」

「じゃあ、もう触りたくないの?」

「いえ、触りたいです。」

即答した。

すると、真紀ちゃんは嬉しそうに、

「だってさ、友紀。」

えっ?なんだって?

俺は汗がだらだらになった。

恐る恐る振り向くと、そこには、涙目で俺の腕を力一杯握っていた。

「真君、やっぱり、おっぱいがデカい方が好きなんだ。」

「い、いや、そういうわけじゃなくて・・・。」

俺は必死に言い訳した。

「ゆ、友紀ちゃんの太ももも、柔らかくて、気持ち良かったよ。」

「ふぇ!?あ、ありがとう。」

不意を突かれたように、顔を真っ赤にしながら、友紀ちゃんは顔を俺の身体にうずめてきた。

「ちょっと!真!何言ってんの!」

真紀ちゃんが不機嫌そうに言ってきた。

「な、何って、真紀ちゃんだけを褒めるのはどうかな?って思ったから。」

真紀ちゃんは呆れたように言った。

「もういい。で、結局、どっちが気持ち良かったの?」

「えっ?それって、決めなきゃいけないの?」

「当たり前でしょ!これは勝負なんだから。」

え~!どうしよう。正直、どっちも気持ち良かったし、俺には決められない。

「い、一旦、保留じゃダメかな?」

『ダメ!!』

わ~お。出ました。このハモリ。ホント、気が合うのか、合わないのか。

「え、え~と、ごめん!」

2人が気を抜いた一瞬のうちに俺はベットを抜け出した。

「あっ、真!逃げるな~!」

「真君!逃げちゃダメ~!」

俺は、必死に家の中を逃げた。

最終的には、リビングの端っこに追い詰められ、

『捕まえた♪』

ははっ。もう、どうにでもなれ。

俺はまた、両腕を掴まれ、引きずられた。

今夜は、ホントに寝れないのかな?

真は、この時、女の子が怖いことを知った。


どうでしたか。

本当に更新遅れてすいませんでした。

次もできるだけ、早くしますので、感想などありましたら、お送りください。

では、また。

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