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私を知る人1

せわしなさすぎて久しぶりすぎる投稿です。汗


利保がそのまま眠るように意識を失った後、柚姫は彼女をソファにそっと寝かせてスマホを手に取る。  

本来連絡すべきはレオのはずであった。彼の連絡先は登録してある。

けれど柚姫は当たり前のようにまだ登録されていないメモに書かれた連絡先のボタンを押した。

数コールすると相手が出ると柚姫は前置きもなく言葉を口にした。


「あなたはヒイル・エアリアの人間ですよね」


唐突な質問にも動じる様子はなくただ淡々とした声が返ってきた。


「思い出したのか」


「・・・いいえ」


思い出したことなど実際にほぼないに等しい。ただ気が付くことができるようになったのだ。自分自身の記憶が本当に自分のものではないのではないかということに。

そしてそれを気付かないよう魔法を施した人物の姿だけが目に浮かんだのである。


「第2封印が先に解けたのか。ならもう回りくどいことをしている暇はないな。君はすべてを思い出すべきだ」


「どうすればいいですか」


「ある人物に会いに行く」


「・・・誰ですか?」


「会えば自然と第3第4の封印は解かれる」


説明する気のない相手に柚姫はそれ以上聞くのは無意味だと察する。そんな柚姫の心を察したのかまたは特になんとも思っていないのかわからないまま相手は話を続ける。


「明日の1時頃、少しの間なら面会が可能になる。どうする」


こちらが拒否するとは思っていない口調で尋ねる相手に柚姫も断るという選択肢は持ち合わせていなかった。


「行きます」


柚姫は迷うことなくそう答えた。理由など説明はできない。ただそうすべきだと強く思ったからだ。



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