短歌集
掲載日:2026/10/15
【其の一】
紅葉散りて
大地に囁くよ
金色の夢
風が運ぶ別れ
炎と静寂の舞
波に月道
銀の行方知れず
深き闇に
心は流れゆく
遠き岸を求む
桜散りぬ
石に優しくて
春のはかなさ
この光を止めて
消えゆく前に
冬の息吹
窓に霜を刻む
火のほとりで
ガラスに君の名
遠き暖かさ
夕暮れ蝉
声は静寂紡ぐ
夏の鼓動
消えゆく光抱き
夜明けが奪うまで
【其の二】
春の夜
人が知らずの
遠い街
そこから見える
星が美しい
夏の午後
光り輝く
太陽の下
汗が降る僕
なんか死にたい
秋の夜
中秋に
座る人
家族が揃う
月の光に
冬の夜
街にある人
雪を踏む
その寒さには
止まらなく震る
星星は
宇宙に輝く
呼び起こす
想像の波
人を繋がる




