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第十一話「一族」
今回ちょっと短めです。
「ん…ここは…?」
俺は目覚めるとベットに寝かされていた。
「あ、起きたんだね」
こいしが駆け寄ってきた。
(ち、近い)
「みんなー。未来くん起きたよ!!」
「ほんと!?」
みんなが部屋に入ってきた。
「うちのフランが迷惑をかけたわね」
「いえ、大丈夫です。というかフランは?」
「あー、フランは地下室に閉じ込めといたわ。あのままだと何するかわからないからね」
「そうか。よいしょっと」
「けがは大丈夫なの?」
「ああ、大丈夫だ」
「というかさっきの目はなに?」
「あれは一族に伝わる力で身体能力が2倍になるとかなんとか…」
「なんでそんな曖昧なの?」
こいしが聞いてきた。
まあそうだよなあ
俺はそんなことを思いながら理由を説明する。
「実は俺も半信半疑だったんだ。だって450年前の話だし…」
「450年前!?」
「俺の一族は代々除霊師をやっていて俺で13代目なんだ。
それで一代目と二代目、三代目が覚醒してそのまま450年覚醒しなかったんだ」
「なるほどー」