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僕っ子ロリヤンデレ先輩は今日もかわかわです

作者: 仁田 音

個人的な意見だか、この世界は二種類の人種に分かれていると思う。

俺のような人畜無我な一般人か、今目の前に居る神に愛された異常者だ。


「どーしたの冷君、僕のことジロジロ見て?」

俺の目の前に居る、神に愛されている異常者は俺の一個上の高校三年生の先輩、朝比奈 風香先輩だ。


ロリ、貧乳、僕っ子と萌え要素の権化とも言える先輩が何故異常者なのかと言うと、それは俺に向けてくる愛が異常に重い圧倒的ヤンデレだからである。


それにヤンデレはアニメやラノベだから良いのであって、現実に居たらたまったもんじゃない。....


嘘である。

俺はをヤンデレを全然許容出来る人間である。(それにめっちゃ可愛いしね)ここ大事


そこで、どうやってヤンデレに気付いたのかという話になると、至ってシンプルで、たまに尋常じゃない愛と殺意を感じるからである。

そんなんで本当にわかるの?と思ったそこの紳士諸君、甘いね。


ヤンデレを舐めちゃいけない、男友達と話してるだけで親の仇のごとく睨まれるし、たまに虚な目で監禁道具探してるし、怖いよ!?監禁とか、てか俺監禁されるの!?後男友達は良くない?別にゲイじゃないよ俺?うんゲイじゃないよ?。

大事な事なので二回言いました。


「おーい、僕の声聞こえてるー?」

やっべ、朝比奈先輩への返答がまだだった。

「はい、聞こえてますよ」ニコッ

笑顔で返事をする。下手したら殺される可能性もあるしな、慎重に立ち回らなくては。


はぁ、どうか今日は何事も無く一日が過ごせますように。



朝比奈視点。

僕こと朝比奈風香は感情を隠すのに必死だった。

何で何で何で返事が遅れたの冷くん!?

いつもは0.2秒で返してくれるのに今日は1.1秒の間があった!


僕はこんなにも冷君を愛してるのに!冷君好き好き大好き愛してる。

いっそ結婚して僕に監禁されてくれないかなぁ!


ふぅ、落ち着け僕、冷君も何か考え事をしてただけだよね?

決して僕の事嫌いになった訳じゃ無いよね?


僕の情緒が不安定になったのにもちゃんとした訳がある。

それは、それは...もう高校三年生だからである!

もう高校3年生の秋だよ!?

ちょっとぐらい進展があっても良くない!?

冷君も冷君だよ!

こんなにも一途な可愛い先輩が居るのに、手の一つも出さないなんて!!


このまま先輩、後輩の関係で終わるなんて事は阻止しなくてはいけない。

だから簡単に言って仕舞えば僕は焦ってるのである。※元からヤンデレです


そして僕は考えた、関係を壊さずに一気に進展させる方法を。


ふっふっふ、この作戦が成功したなら冷君は僕を意識せざるおえないはずだ。

そして今日作戦を実行する。これで勝つる!




放課後



何してんのあの人。

一緒に帰ろうと思い、先輩の教室まで来たのだが...

メイドさんが居る。

何を言ってるかわからないと思うが、俺も何が起こってるか分からない。


なぜ今コスプレを?遂に頭がおかしくなったのか?いや、頭は元々おかしかったけど。おっと、これは失礼か。


似合ってますよ?可愛いですよ?でもここ学校ですよ?いくら今教室に人が居ないとはいえ何処で着替えたんだよそれ。


いやそんな事より。

「どっどうしたんですか先輩?、コスプレなんかして」

「ふっふー、可愛いだろう?」

「はい、可愛いっすよ」

「ふぇ!?ふっふーん//そうだろう?」


俺は本心を伝える。何だこれ、可愛いな。よし追い打ちをかけよう。

「先輩マジで似合ってますよ、本当結婚して欲しいくらい」


.........


その時、先輩の空気が変わった。

やっべこれミスった。調子に乗り過ぎたか?

「冷君、それって本当?」


俺は恐る恐る返答する。

「はっはい、本当です!」

「そっか...良かった、じゃあずうっと一緒だよ?」

不味い!これなんかヤバい!?


「逃げられないよう、既成事実、作っちゃおっか♡」


あっ、終わった。

「待って!本当ヤバいっすよ!ちょま、ああぁーー///!」

この後、起こった事はご想像にお任せしますが、俺は先輩と付き合う事になった。



「冷君学校行こ!」

いつも通りの笑顔で、先輩が言う。

「んっ!」

手を繋いで欲しそうに、先輩がこちらを見ている。

少し恥ずかしいが、しょうがない。恋人だしな、先輩に手を差し出す。


「はい、行きましょうか先輩」

「うん!」

嬉しそうに先輩が手を繋ぐ。

あぁ、今日も先輩はかわかわです。


(完)


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