粒々がいい? ぜんざい
今回はぜんざいについて書かせていただきました。
甘い物が苦手、嫌いだという方、どうぞ暖かく読んでいただければ嬉しいです。
突然ですがみなさん、“あんこ”は好きですか?
あんこ。
和菓子に使われるあんこです。
(甘いのが嫌いだ、という方。すいません。このまま続けさせていただきます)
なら、あんこでも、“粒あん”か“こしあん”、どちらが好みでしょうか?
とは言え、ここでその論争をしたいわけではないのです。
というのも、“ぜんざい”について書きたかったからです。
ぜんざいでも、“ぜんざい”に“おしるこ”とあるじゃないですか。
そこで、どちらの方が人気なのかな、と考えちゃったんですね。
二つの違いは、大まかには、小豆を汁状に伸ばしたものに砂糖を加えるのが“おしるこ”で、小豆の形を残して砂糖を加えて煮るのが“ぜんざい”らしいのですが……。
あとは、地域よっても違うみたいですけどね。
それでもどうも、世間的にはこしあんが人気らしく、ぜんざいとおしるこにも影響あるんですかね。
あの滑らかさが。
僕としては、粒あんの粒々感があんこって感じで好きなんですが。
それは、僕の家では昔からぜんざい一択だったので、あまりおしること向き合うことがなかったんですよ。
また、家ではぜんざいをよく食べていました。
ただ、小豆から煮る本格的な物ではなく、缶の小豆に水を加えて煮る、お手軽な物なのですが。
それでも、ことことと煮ると、甘い匂いが広がり、楽しみになるんです。
それをお椀注ぎ、トースターで焼いたお餅を浸す。
意外と簡単ですね。
お餅はじっくりと浸し、少し焦げていたお餅がしっとりとしたのを待って食べる。
美味しいです。
きっと、お椀一杯に入るあんこの量と甘さを考えると……。
その背徳感的なことがより美味しく感じるんでしょうね。
さらに言うと、お餅の横に栗の甘露煮を加えると、なんでしょう、一層美味しく見えてしまいますね。
あとは白玉なんかを入れても、気持ちは変わって楽しいです。
昔はそれほど好きではなかったのですが、冬になると一度は食べないとどうも物足りないんです。
やっぱり、好きなんですね、僕は。
と、矢継ぎ早にぜんざいについて語りましたが、なぜ書いたかというと、どうもぜんざいってどこか印象が弱い気がするんですよ。
あんこでいうとアイスクリームに添えたり、かき氷に添えたりと、和菓子には絶対的な存在であり、輝いているように見えるんですね。
同じ小豆からできてるのになんでだろうな、と思い、つい書いてしまいました。
やっぱり、ぜんざいはあまり人気がないんですかね、イメージ的にはおしるこの方が有名な気もしますし。
人気が増えてほしいですね。
冬になるとどうしてもぜんざいを食べたくなるので、勢いで書かせていただきました。
読んでいただき、ありがとうございました。